「サービス復旧のお知らせ」という件名の詐欺メールに注意!2021年10月13日

「我が国固有の領土」という教科書の記述は適切か?

領土問題など国家間の問題は環境めぐりでは一切触れないことにしていましたが、中立性を重視する世界共通のWikiの記述と、義務教育で取り扱う教科書の記述では大きな隔たりがあるため、やはりどうしても疑問に残るのでこの領土問題の教育についてのみ記事にします。

ちなみにこの記事は領土問題を議論する記事ではありません。国家間問題の議論は答えが出ないため、環境めぐりではその議論は行いません。

ここで記事にするのは、日韓両国の歴史教科書にある「我が国の固有の領土である。」という旨の記述についてです。

私は基本的に中立的な考えであり、どちらの見方でもないし、どちらの見方でもあります。

子どもたちはどちらの主張が正しいのか感情にとらわれず公平に判断できる人間になれるように、中立的で客観性のある記述の教育が理想だと思います。

どちらが正しいの議論はできない

領土問題の具体的な例でいうと、例えば竹島(独島)問題。日本の教育と韓国の教育では内容が違い矛盾があります。子供の頃の教育で刷り込まれると、将来こじれるので永久に解決しないでしょう。

始めに言っておくと領土問題に関しては、私は日本側でも韓国側でもありません。

これは日本と韓国両方の人に読んで欲しい。互いが納得して解決するのが理想です。「絶対に自分の国のほうが正しい、考えは絶対に変えない」と決め込んでいる限り解決はしません。

この問題を解決するのに理想なのは両国が同じ記述の教科書であること。つまりWiki的な中立の立場での情報を記述するのが望ましいと思ったわけです。頭ごなしに決めるのではなく、客観的に考える機会を与える教育が大切なのです。

小さな島で国家間の無駄な争いが起きるのは望んでいません。どちらの国の言い分が正しいという結論はここでは出ません。私にはそれはわかりません。主張が矛盾する以上、判断はできません。文献や地図などが偽造されていないかなどの鑑定も私にはできません。

日本、韓国、Wikiの記述の違い

日本の主張、韓国の主張と、Wikiの記述には違いがあります。

日本

竹島は歴史的にも国際法上も明らかに我が国固有の領土です。

韓国

独島は歴史的にも地理的にも国際法上も大韓民国固有の領土です。

世界共通のWiki

日本、韓国および北朝鮮がそれぞれ領有権を主張している。

実効支配 韓国

領有権主張 日本

中立性を重視するWikiには、どの言語においても固有の領土という記述はない。Wikiでは日本と韓国で互いに矛盾した主張がされていると記述。本来教科書というのは主張を刷り込むのではなく、国際的に結論が出た事実のみに基づいた中立的な表現が理想である。

教科書の記述に関しては、日本では固有の領土が記述されました。韓国ではどう記述されているかは知りません。

教科書にあるべき姿

両国の政府それぞれが「固有の領土」を主張し、互いで話し合うのはいいと思うんです。

しかし義務教育である教科書に我が国固有の領土と記述するのは、考える自由を奪っている刷り込みに感じます。国民がどちらの考えになるのかを誘導させるべきではないと思います。

本来あるべき姿は、日本の主張と根拠、韓国の主張と根拠をくまなく偏りなく収集し、そこから分析していく教育。この領土問題は日韓で「主張が矛盾する」ということで世界的にも判断が難しい。

人間の心理

「日本固有の領土」「韓国固有の領土」と教育されると子供は誰も疑うことなく、議論することなく、それらの領土は日本固有の領土、韓国固有の領土と覚えていきます。そしてそれを次の世代へ伝えていきます。

ただ、私がこういう事を言うと次の指摘が返ってくるでしょう。

「日本(韓国)の領土というのはきちんと文献もある。100%間違いない。韓国側(日本側)が間違っているのは明確なのに議論する意味はあるのか。」と。

私は、日本が間違っていると言っているわけでもなく、韓国が間違っていると言っているわけでもありません。日本で育てば日本が絶対正しく感じる、韓国で育てば韓国が絶対正しく感じる。

つまり竹島(独島)が日本の固有の領土と信じている人も、もし韓国で生まれていたなら、竹島(独島)は韓国固有の領土と信じていたはずです。韓国で独島(竹島)は韓国だと信じている人も、もし日本で生まれ育っていたら、独島(竹島)は日本の領土を信じていたはずです。

いいや違うと思うかもしれませんが、絶対にそうなります。

領土問題は両国とも「自分の国は絶対に間違っていない」という主張を退けず、いかなる議論や証拠などが示されても相手側を否定するだけになり、議論は平行線で問題はややこしくなっています。

中立性を保つ共通の教科書が理想

こういう小さな島で国家が争うくらいなら、隣り合う2つの島を1つずつ日韓で分け合うか、それでも納得できなならいっそ竹島(独島)がなかったほうがいいと感じます。争いだけが起きる島というのが現状です。

互いの国が意見を尊重し、きちんと聞いて考えることが大切です。頭ごなしに否定し合うだけでは永久に主張が衝突し続けるだけであり解決しません。また、問題が解決しない状態で韓国側が実効支配していることは問題を悪化させるだけであり望ましくありません。

日本と韓国それぞれが主張し、冷静に議論することはどんどんやって構わないですし反対しません。しかし子どもたちへの教育で、まだ決着がついていない領土問題の結論を刷り込む教育はどうかと思います。Wikiのような中立的な視点での記述の教科書が理想でしょう。

Wikiの記述は言語で矛盾しません。すべての言語で共通した記述です。教科書も、日本と韓国で共通の記述というのが理想です。

日本だから(韓国だから)教科書の記述が日本びいき(韓国びいき)へ偏っても良いと思う人もいるかも知れませんが、それは子供が将来成長して国際化社会へ旅立ったときに、こじれる問題が増えるだけで通用しないでしょう。

どちらが正しいかと言うのは私にはわかりません。もし若い世代が将来解決していくのならば、日本の教科書で学び、韓国の教科で学び、そして例えばスイスなど第三国の教科書でも学んで、情報を偏りなく集めて総合的に判断することが大切ではないかと思います。

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