
世界の新型コロナワクチン接種率はGoogle検索から「イスラエル ワクチン」と入力して検索すれば、接種状況のグラフが出てくる。非常に便利です。
そのGoogleからワクチン接種状況を見ると、イスラエルは9月8日の時点で必要回数のワクチン接種率が61%、アメリカは54%。イスラエルやアメリカは早い段階から接種が始まり高い接種率です。
しかしその両国は最近コロナの感染者数が増え、死者も増えている。
イスラエルは3回目のブースター接種を始めています。
ワクチン接種開始初期に接種を済ませ、その効果の有効期限が過ぎたかもしれない人が混ざり込んだワクチン接種状況の統計は、もはや意味があるのでしょうか?
これからどういう統計のとり方をするべきか、私の意見を書いていきます。
ワクチン接種率データの意味がなくなってきた
イスラエルやアメリカでは2020年12月中旬ごろから新型コロナのワクチン接種が始まり、日本では2月から始まった。
ワクチンには接種状況の統計があり、これは接種開始からの累計的な接種データで、無期限的に加算されている。
ワクチンの有効な期間は6ヶ月以上説や6ヶ月もないという説や3ヶ月という説まであり、明確にはなっていません。これはワクチンの種類や、また接種した人の年齢でも変わってくる可能性があります。
ただ、ワクチンはそう長い期間有効ではないかもしれないというのは、ワクチン接種開始から9ヶ月になろうとするイスラエルやアメリカの感染状況(感染者数と死者数)を見ると感じます。
イスラエルやアメリカは高いワクチン接種率ではあるが、この有効な期間が切れている可能性があるワクチン接種の統計はもはや意味があるのかと感じます。もはや接種率を見る意味がなくなっている気さえします。
ワクチンの効果が有効な期間を過ぎても、このワクチン接種ショウキョウの統計では接種済みに入っているというのが現状でしょう。例えば国民の100%が接種達成となれば、それは1年過ぎても3年過ぎても100%のままとなります。これは意味があるのでしょうか?
直近◯ヶ月の接種率へしたらどうか?
ワクチン効果の有効期限が過ぎたかもしれない人が混ざり込んだ、ワクチン接種状況の統計は、もはやとっていく意味がないでしょう。
そこで、ワクチンの有効期間を考えて直近◯ヶ月の接種率へしたらどうでしょうか?
もちろん有効期間はまだよくわからないので、6ヶ月などどこかで線引きをして、接種率の統計をとっていかないと、接種率を無期限に加算し続ける現在の形では、もう接種率データの価値はありません。いつまでこの統計方法を続けるのでしょうか?
接種状況と感染状況の相関性のデータを取っていくつもりならば、やはりどこかで線引をして、 直近◯ヶ月の接種状況という形へするべきだと思います。