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【2021年】初心者向けのおすすめ原付きバイクを探そう

経済的で利便性がいい原付きバイク。正確には原動機付自転車。

かつて私は自転車しか乗ったことがなかった時代、原付きの免許を初めてとって乗ってみると世界が変わりました。行動範囲が一気に広くなり、市内程度なら気軽にどこでも行けるように。今まで苦しかった坂道もラクラクです。

小さくて軽くて取り回しがいい、燃費も良い、税金が安い、保険も安い、メンテナンス費用も安い、買い物に便利。これが原付き。

自転車からのステップアップとして原付きライフを始める人もいれば、車を持っていても原付きを下駄代わりとして適応適所で使う人もいる。

車は雨風防げ、複数で乗れるメリットは有るが、ちょっとスーパーまで買い物へ出かけても駐車場は満車だったり、空車待ちの列で時間を無駄にしたり。通勤では一人しか乗ってない車で毎日渋滞する有様。その点原付きはエコで便利。

晴れてたら原付き、雨だったら車というような車と併用するのも賢い使い方。

原付きを初めて乗るに当たって、何を選んだらいいのか参考になればと思います。

原付きは新車をすすめる理由

原付きには中古・新車とありますが、個人的には新車を選択することをおすすめします。中古は後々のメンテナンス費用がどっさりかかってくる事があるからです。

自分で純正パーツを買って直せる熟練者ならまだしも、すべてショップ任せにすると購入後のコストが予想外にかかることもあります。

新車をおすすめする理由

  • 新車はコンディションがすべて同じだが中古は当たり外れがある。
  • 新車は消耗品がすべて新品。中古は後々メンテナンス費用がかさむ。
  • 初心者は中古を見極められず値段とパット見だけで決めてしまう。
  • 50ccは新車と言ってもそれほど高くはない。

タイヤやバッテリーなどの消耗品はまだしも、中古はフロントフォークやシリンダーヘッド・ガスケットからのオイル漏れや、ガソリンタンクのサビ、スタータリレーの故障、セルモーターの摩耗、レギュレーターの故障、ワイヤーやゴムホース類の劣化などかなり近づいている場合もあります。

これらの交換が一気にドサッと来る場合もあってそうなると予想外の出費に。

新車ならばこれらはすべて新品状態から始まります。

乗り出し価格とは

原付きにはメーカーが希望する車両の価格としてメーカー希望小売価格がありますが、実際バイク屋で原付きを買うときは、乗り出し価格を払うことになります。

乗り出し価格とは、車両価格+ナンバー登録費+整備費+自賠責保険などを含んだ総額のことです。

一般的には車両価格から値引きをしてくれますので、乗り出し価格=車両のメーカー希望小売価格くらいかそれより安くなる場合もあるかと思います。

自賠責は5年がおすすめ

自賠責保険は加入が義務付けられている保険です。

バイク屋が提示している乗り出し価格は自賠責保険が1年込みということがほとんどです。

しかし自賠責保険は1年はかなり割高になりますので、最初から5年を選んだほうがいいです。バイクのコミュニティでは自賠責は5年がデフォと言われているほどです。

5年経たないうちに途中で買い替えた場合は車両入替ができますし、5年経たないうちに廃車にした場合でも手続きをすれば還付(返金)で少し戻ってきます。

保険期間1年2年3年4年5年
保険料7,060円8,950円10,790円12,600円14,380円
(1年あたり)7,060円4,480円3,600円3,150円2,880円
※2021年1月30日時点

目的別、おすすめ車種

通勤・通学・買い物

ホンダ タクト ベーシック

新車のメーカー希望小売価格 168,300円(消費税込)
(※乗り出し価格はショップによって異なります。)

ホンダのスタンダードスクーター。

4スト水冷エンジンでパワーがあり、とても静かで燃費もいい。

オドや時計はデジタル表示。腕時計で時間を見ることとの大きな違いは、メーターの時計は常時バックライトが付いているので夜間でもすぐに時間が分かる。

ベルト駆動の無段変速なのでギアチェンジ不要でアクセルを開けるだけ。通勤・通学は信号待ちなどでストップ&ゴーが多いが、ギア操作がない分ストップ&ゴーを繰り返しても疲れない。

フロントラックに500mlのペットボトルを放り込め、信号待ちで給水もできる。

そしてシート下スペースの形状が素晴らしく使い勝手がいい。メットインの中にはカッパなどを常時いれておけば帰りに雨が降ってきても安心。

フラットな足元にコンビニフックで積載性と利便性がいい。買い物をしてシート下に入らなければ袋をフックにかけて足元に置けばいいのだ。

寒さ対策としてはオプション品でグリップヒーターやウインドシールド等がある。

リアキャリアに収納ボックス(GIVI製の30リットルサイズがおすすめ)をつけると利便性が更に増します。

フロントカウルのデザインがおとなし目なので、もっとスポーティなデザインが良ければヤマハジョグという選択肢があります。こちらはホンダのOEMでパーツはほとんどタクトと共通です。

ヤマハ ジョグ (ホンダのOEM)

新車のメーカー希望小売価格 170,500円(消費税込)
(※乗り出し価格はショップによって異なります。)

現在新車でラインアップされているホンダのタクトヤマハのジョグは基本的に同じもの。ジョグはホンダのOEMバイクで、ホンダタクトとエンジンも駆動系もメーターもシート下スペース形状もほとんどが共通部品。

タクトのフロントカウルとヘッドライト部のカウルをスポーティなジョグデザインへ変えただけというレベルでほぼ同じ。首から下は同じボディと考えるとわかりやすい。

なので特性はホンダのタクトとほぼ同じ。メーカー希望小売価格が僅かにジョグが高い程度。

なのでこれはもうデザインお好みで決めていいといえるレベル。

ツーリング

ホンダ スーパーカブ50

新車のメーカー希望小売価格 236,500円(消費税込)
(※乗り出し価格はショップによって異なります。)

カブはとにかくカスタムパーツが多い。趣味として楽しむにはいいバイク。カブには熱狂的なファンが居るほど。

ツーリングはお気に入りの愛車で出かけると楽しいもの。耐久性もあり燃費もかなりよく、長距離走行には向いている。タイヤ型も大きいのでギャップにも強い。林道でもどこでもいけます。

もちろんツーリングだけでなく通勤・通学もOK。

キャリアも大きく大きな荷物を載せたり大きなリアボックスも取り付けられる。

ただ、カブはタイヤがチューブ式なのでパンクすると修理が面倒くさい。これがチューブレスなら修理キットですぐに修理できるがチューブ式はちょっと手間がかかる。バイク屋で修理してもチューブレスより修理代が高い。

また、カブはチェーン駆動なので、チェーンが伸びてきた時にチェーン調整、またチェーンオイル注油(塗布)という面倒なメンテナンスがつきまとう。

カブをツーリングとしましたが、もちろんスクーターでもツーリングはできます。私はホンダスクーピーで1日で630km走ったことはあるが、エンジンの耐久性など全く問題なし。ただお尻が痛くなった。

おしゃれでかわいい

女性なんかは、乗るならやっぱりお洒落で可愛い原付きを選びたい。

ホンダ ジョルノ

新車のメーカー希望小売価格 203,500円(消費税込)
(※乗り出し価格はショップによって異なります。)

エンジンはホンダタクトと同じ4スト水冷単気筒50ccの4.5馬力。シート下形状も共通。

ジョルノはカウル、ライト、メーターから隙のないデザインで作り込んであります。所持しているだけで嬉しくなるような凝ったデザインです。

オドメーターはデジタルで時計も表示される。

ヤマハ ビーノ(ホンダのOEM)

新車のメーカー希望小売価格 203,500円(消費税込)
(※乗り出し価格はショップによって異なります。)

こちらも可愛いデザイン。ホンダジョルノとの大きな違いは、ビーノはヘッドライトがフロントカウル一体型。ジョルノはハンドルにヘッドライトが付いています。

ビーノもホンダのOEMであり、エンジン含め、ほとんどがジョルノと共通パーツ。値段も同じ。メーターはホンダタクトと同じもので、オドメーターがデジタルで時計も表示できる。

ジョルノとビーノで迷ったら、もうこれはデザインの好みで決めていいと思います。

ただ、ジョルノもビーノもリアボックスをつけるには専用リアキャリアへの交換が必要です。

小さくて軽い

スズキ レッツ

新車のメーカー希望小売価格 166,100円(消費税込)
(※乗り出し価格はショップによって異なります。)

スズキのレッツは50ccの中でもとにかく小さくて軽い。

シート高も低くステップボードが絞られて足つき性が良くなっています。

よって身長が低い女性で足付きや取り回しに自信がない方にはおすすめかと思います。

レッツは給油キャップがシート内にあり、キャップに鍵がないので開け締めが楽。ホンダのような鍵付きのキャップは慣れれば問題はないですが、初心者はなかなか開け締めできずにまごつくことがあります。

レッツはガソリンタンクがプラ製なので錆びることがありません。ホンダは鉄製。フロントラックもホンダ製スクーターより広くなって使いやすい。

紹介したホンダのスクーターは水冷エンジンですがスズキのレッツは強制空冷エンジンです。50ccは空冷でも十分冷えますが、ホンダのエンジンよりパワーが劣ります。

あと、シート下形状が底が丸くお椀のような形状になっていますので、ヘルメットを入れる用途以外で物入れにした場合、ホンダに比べて使いにくいです。その点、ホンダのシート下スペースはよく考えられています。

まとめ

エンジンの性能や価格などを考慮すると、やはりおすすめはホンダのタクトかヤマハのジョグ辺りが無難かと思います。

ですがもちろんどのバイクをどの用途で乗ってもいいし、好みで選んで結構。それは個人の自由。バイク選びは他人が強制するものではなく、好きなバイクがあればそれに乗るのが幸せだと思います。

50ccでもきちんと整備して大事に乗れば5万km以上は元気に乗れます。

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