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高速道を利用したソーラーパネルは再生可能エネルギーの救世主となるか

日本では脱炭素、再生可能エネルギーとして太陽光発電が注目される中、メガソーラー事業が環境破壊や景観悪化、公害だと訴える人もいて問題となっている地域もあります。

その理由として、森林を切り開いて建設したり、それによって土砂崩れなどの被害や景観悪化が起きているということらしい。これはそもそも山を切り開いてソーラーパネルを建設することが原因となっています。

一方ドイツ、スイス、オーストリアでは高速道をソーラーパネルの屋根で覆ってしまうという太陽光発電の計画が進められています。この高速道を利用した太陽光発電に注目しました。

太陽光発電とは

太陽光発電とは、太陽光を利用して光を電力に変えるシステムのこと。

ソーラーパネルを設置し、そこへ当たった日光を電力へ変換する。再生可能エネルギーとして70年代より注目され、スイスなどでは90年代より積極的に家の屋根などを利用して設置されている。

それが近年、原発離れと脱炭素社会の流れによって太陽光発電はさらに積極的に取り組まれるようになった感じです。

メガソーラー問題

メガソーラーとは出力が1MW(1000kW)以上の太陽光発電所である。わかりやすく言うとでっかいソーラー施設。それゆえ広い土地を必要とします。

日本国内ではメガソーラー事業が近年急速に拡大しているがそれとともに一部で反対運動も起きています。「広大な森林を切り開いてソーラーパネルを作っている」「山の傾斜に設置されたソーラーパネルが各地で豪雨で土砂ごと崩れ落ちた」「破損したパネルから有害物質が出る」など。

そのせいか太陽光発電の推進を快く思わない人も存在します。そのため環境省は太陽光発電の環境配慮ガイドラインを作っています。

高速道路へソーラーパネル設置

日本でも高速道路の側壁にソーラーパネルを設置する試みは行われている。しかしドイツ、スイス、オーストリアのソーラー計画はちょっと違います。

高速道路の真上をソーラーパネルの屋根で覆い太陽光発電を行うソーラーハイウェイ計画。走行車線の真上を駐車場の屋根のように覆ってソーラーパネルを設置するということです。まるでトンネルのような感じになります。

これは山や森林を伐採してメガソーラーを建設するといったものとは違い、既存の建築物の無駄なスペースを有効活用するといった計画である。特にスイスは規模が大きいようです。

耐久性や安全上の問題や設置コスト、またメンテナンス(汚れると効率が落ちる)なども考えないといけませんが、非常に期待できる計画だと感じます。

日本は自動車大国であり、全国に高速道路が張り巡らされています。この道路を効率よく利用しない手はありません。実にもったいないスペースです。

高速道路に屋根を作ってそこへソーラーを敷き詰める。ありそうでなかった発想。ドイツ、スイス、オーストリアでうまく行けば日本でも検討してほしい。ただ日本は地震や台風があるので、地震や台風でソーラーの屋根が崩れたりしないような耐久性の課題もあります。

ですがやはりソーラー施設は、新たに森を切り開くよりも、ビルの屋上や駐車場、道路など、既存の人工物の無駄なスペースを効率よく利用して進めていくと環境に優しく、景観の悪化も防ぐことが可能です。

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