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車の激眩しいLEDヘッドライトはなんとかならんのか?まるでレーザー光線

近年、自転車や車ではLEDのヘッドライトが浸透し、同時にそのライトが以前の白熱球よりも眩しいと感じる人が増えています。

これは気のせいでも何でもなく本当に眩しい。車の場合、昔のハロゲン球のヘッドライトでもハイビームにされると歩行者はそれなりに眩しかったが、このLEDときたらそんな次元を遥かに超越している。

以前、自転車の眩しいハイビームLEDヘッドライトについて記事を書いたことがありますが、車もハイビームとなるといいかげん眩しい。メーカーが改善しないため記事を書くことにしました。

LEDヘッドライト採用までは長かった

LEDの光は直進性が強く拡散しにくいため、ヘッドライトには適さなかった。なんせ正面の中央だけはスポット的に明るいがちょっと外すと周囲が真っ暗という始末。拡散しにくい光のため、明るい割に視認性が悪いという問題もあった。

懐中電灯はずいぶん昔からLEDライトはあったが、乗り物には社外品パーツである程度で、車やバイクの標準装備としてはなかなか採用されず。

2003年発売のホンダCB400SFのLEDテール

バイクだと2003年にホンダCB400SF、CB1300SFのテールランプにLEDがいよいよ標準装備されたが、しばらくはテールライトやウインカー程度の作用に留まりヘッドライトへのLED標準装備はまだ遠かった。

LEDも改良を続け、十分な視認性が確保出来るとついにヘッドライトにも採用されるようになった。

そして今や車もバイクもLEDのヘッドライトを標準装備というのが常識。省電力で球切れの心配がなく、小スペースで装備できるためデザインの自由度が高く、そして明るい。しかしこの明るさはかなり改善されたというものの白熱球のような広がる明るさではなく直進性の高い明るさ。

ハロゲンライトは数値的な明るさと体感的な明るさはLEDに叶わないが、視認性という点ではLEDより見やすい。直線的なLED光線は被写体に影が出やすいがハロゲンの光は拡散するため被写体を照らしても影は薄い。ハロゲンはまんべんなく照らしてくれるため全体的に視認性はいい。

ハイビームは失明級の眩しさである

LEDライトは正面から目を照らされるとその猛烈な光が目を照射する。もはやレーザー光ではないかと感じるレベルで、一瞬目に入るだけでも失明するんではないかという眩しさ。

LEDの眩しさは距離が遠くなってもほとんど変わらない。室見川の河川敷では700-800mほど先の車のヘッドライトさえも、真正面から照らされると不快なレベルで眩しかった。これは大げさでもなんでもない。

たまに道路脇に停車している車がハイビームのままだったりするので本当に困る。こうなると目の前も足元も何も見えない。

もちろんこれはハイビームに限った話。ロービームは上への照射を遮光構造でカットしてあるので眩しさは感じない。もちろん坂道などで光軸が上になってしまえば眩しくはなるが。

対策はあるのか

歩行者などに対策はあるのかというとそのハイビームと来たら視線を背けてもやばいレベルであり、手で目を覆う以外にない。しかしこれはそもそもヘッドライトの構造に対策をするべき問題。

しかし河川敷の道路などどうしてもハイビームを必要とする場面は多く、その脇で歩行者が歩いているとなれば、光軸の改善などでは解決しない。

ヘッドライトレンズを室内のLED照明のように、すりガラス状のカバーにして柔らかい光にできないものか。照射距離が短くなるので無理なのか。

メーカーは本気で改良をして、視認性を確保しつつ眩しさを抑えたヘッドライトを作って欲しい。ある程度の眩しさは避けられないが、せめて昔のマルチリフレクター+ハロゲン球レベルの眩しさになってくれれば(まあこれも眩しいけどLEDよりはるかにマシ)。

最近は照射範囲が走行環境に応じて変化するハイテクヘッドライトなどが登場しています。しかし対向車を眩しくないように配光を可変するものはあるが歩行者が眩しくないようにするものはなかった気がする。

歩行者に対しては事故防止のため歩行者を発見出来るように、歩行者へは照らす方向性にしているようです。しかし失明級の強烈な直線光が必要なのかというと不要だと思います。歩行者は右側通行だけに余計目に直射することになります。

あの眩しさのせいで歩行者の足元が見えなくなり、段差で転んだり、歩行者どうしでぶつかったり、側溝や用水路に落ちたり、色々トラブルのリスクは上がります。もし老人が転倒すれば骨折などのリスクもあります。足元が見えず段差に足を引っ掛け、すれ違い際に車側に転倒すれば車にひかれます。

あの直線的な光特性の眩しさはなんとかして欲しい。

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