最近はWindows セキュリティ(Windows Defenderのこと)の評判がかなり高く、有料のセキュリティソフトは不要と言われることが多いです。
私は2001年よりウイルスバスター→ノートン→ウイルスバスター→無料版アバストと使ってきて現在はWindows Defenderを使っています。
Windows Defenderで十分といえば十分なんですが、じゃあウイルスバスターやノートン、カスペルスキーなどの有料セキュリティソフトにはメリットがないのか?
時代はOS標準搭載のディフェンダー
ネットの声ではWindows10に標準搭載されたWindows セキュリティ(Windows Defender)で十分と言われることが多いです。
これにはウイルススキャン、リアルタイム保護、セキュリティ改ざん防止、ランサムウェア対策、スマートスクリーンによる危険なダウンロードの警告、ファイアーウォールなど重要な機能は完備しています。
ただ、メールからフィッシングサイトへ誘導するようなパターン、あるいはメールの添付ファイルからランサムウェアに感染したり、悪意のあるサイトでダウンロードしてマルウェアに感染するパターンも多い。
これらはソフトが管理してくれなくても自分でしっかり注意すれば引っかかることは殆どありませんが、最近の詐欺メールは手の混んで判別しにくいものも増え、実際被害数は多い。
つまり多くの人にとって危険なサイトをブロックする機能や、迷惑詐欺メールを振り分けてくれる機能はセキュリティを向上する上での水際防止となり重要な要素。これはディフェンダーにはない機能ですが有料ソフトにはあります。
この、有料ソフトにあってディフェンダーで足りない機能は、他の無料ソフトやブラウザ拡張機能を使うことでほとんど補えます。
迷惑メール振り分け機能が欲しい場合だと、メールアドレスはすべてGmailで受信すれば迷惑メールをかなりの精度で振り分けてくれる。Thunderbirdなどの無料メールソフトでも迷惑メール振り分けができる。
ブラウザの危険サイトのブロックが必要な場合、クロームの拡張機能でノートンセーフウェブなどを使うとサイトの評価やブロックをしてくれる。
また、Windowsのファイアーウォールを拡張したり管理する無料ソフトもあります。
わざわざ原付き自賠責保険並のお金を継続的に払い続け有料セキュリティソフトを使わなくても、ネット上にある無料で使えるプログラムを使いこなせば不足する分はほとんど補えます。
ちなみに私は
- Windows セキュリティ(Win10標準搭載)
- Malwarebytes Windows Firewall Control(無料)
- Malwarebytes Free(無料)
を使っています。
これにブラウザ拡張機能としてノートンセーフウェブ(無料)。メールはプロバイダのアドレスも含めてほぼ全アドレスGmail(無料)で送受信して一括管理。
つまり全部無料。
有料ソフトのメリット
有料ソフトのメリットは、最近被害が多いフィッシング詐欺を防止するための悪質サイトブロックや迷惑メール振り分け機能があること。
ディフェンダーにはない有料ソフトの機能は、ほとんど無料ソフトなどダウンロードすればカバーできると言いました。
ですが初心者はそれらのソフトを探して選び、そしてインストール、使いこなすのは色々調べないといけないし大変。
初心者にとってはあらゆる機能が一通り入っている有料ソフトを使うほうが楽だし、それはありだと思います。
有料セキュリティソフトのもう一つのメリットは、Windowsのみしか使えないディフェンダーとは違い、有料セキュリティソフトはそれ一つでWindows、Mac、Android、iOSとあらゆる媒体に使えるということ。
つまり複数台対応のものを一つ買って、自分が使うパソコンやスマホへ次々インストール出来るというメリットがあります。
有料ソフトは必要?
今やWindows10標準搭載のディフェンダーで十分、有料ソフトは今すぐアンインストールしろ!という声は多いかも知れません。
が、私に言わせてもらうと、ある程度知識があるベテランはデフェンダーでいいが初心者や詳しくない勢は有料ソフトがオススメ。
初心者こそディフェンダーがオススメというアドバイスをする人もいます。ウイルススキャンやリアルタイム検知などの防御力は確かに有料ソフトと遜色ありません。
しかし現実はメールや悪質なサイトからの被害が多い。
ディフェンダーを使いつつそれから防御するにはある程度の知識が必要。
有料ソフトだとそれらの対策がなにもかもオールインワンになっています。
メールや悪意のあるサイトなどあらゆる方向から地雷を踏む可能性がある初心者が、セキュリティを高めるのには有料セキュリティソフトが手っ取り早く簡単な方法であると私は思います。
もちろんベテラン勢もWindows、Mac、Android、iOSとあらゆる媒体を使っている場合は有料ソフト一つ買えば契約台数分の全てにそれをインストールできるわけですし、人によっては使うメリットは十分あります。