日本銀行が新1万円札画像を「じゃーん!」おちゃめなコメントでツイートした。
1万円札のデザインは以前からでていたが、新ためて評価していこう。
まあほとんどの人はこう思うだろう。
「数字がデカすぎワロタw」
「数字が安っぽい」
「おもちゃのお金か!」
「福沢諭吉じゃねえのか」
もっと褒めなさい!w
新1万円札ツイート「じゃーん!」
日本銀行のツイートから。
じゃーん!とはなんだw。かわいいじゃないかw
一見あまり変わっていないように・・・いや違うぞ。
まず思うこと、
- 基本的デザイン構成や色合いは旧紙幣と同じ。
- 数字がおかしなくらいにでかい。
- 肖像画が違う(福沢諭吉ではない違和感)。
- 見たことがないホログラム。
1については、悪く言えば古臭いデザイン。中央に透かしスペースが有って、右に肖像画、外側は柄模様の縁取りがあり、その外側は余白。色も地味な色だ。一万円、五千円、千円紙幣とも地味な色で、日本はどうしてもユーロやスイス紙幣のように鮮やかな色調にしたがらない。
2についてはおそらく視覚障害者でも、老眼でも見やすいように、わかりやすいフォントで大きめにしたのでしょう。ただ、それならば色覚障害者が見分けられやすいように数字のコントラストをもっと明確にしたほうが良かった。
3については、違和感あって当然。慣れの問題でしょう。
4はこれはすごいと思った。3Dホログラム。どうもこれは世界の紙幣で初らしい。つまり偽造不可能と言われる世界最強のスイス紙幣でさえ使っていない技術。動画で見たがこれはすごい。
新紙幣の変化
日本紙幣は偽造防止技術が大きく向上した。
- 3Dホログラム
- 進化した透かし
3Dホログラムは紙幣では世界初とあって評価できる。
- 10000の数字が大きく見やすくなった。
- 肖像が福沢諭吉から渋沢栄一。
- 記番号が1桁増えて10桁へ。
新札、偽造防止、と話題に出ると、どうしても世界最強スイス紙幣と比べたくなる。日本はスイス紙幣に追いついたのか?追い越したのか?
世界最強と言われるスイス紙幣の技術。動画は50CHF紙幣。
日本紙幣との主な違い。
- プラスチック紙幣である。ポリマーの上に特殊な紙を重ねた3層構造。
- 紙幣に肖像画がない。
- 隆起プリントで、肌触りがザラザラしている。紙幣同士だと滑りやすい。
- 周辺の余白がない。
- 色は紙幣の額によって黄、赤、青、緑、茶、紫などわかりやすい違いで明確に色分けされている。
- ピンホール(小さな穴)が多数あり、それで国旗が描かれている。
- 偽造防止の仕掛けが半端なく多い。どこ見てもなにかの仕掛けがある。
- 耐久性が極めて高い。
デザインの斬新さ・カッコよさ、偽造防止もやはりスイス紙幣がまだまだ上か。ただ最新の3Dホログラムは日本紙幣にしかない。
問題は、いくら新紙幣の偽造防止が向上しても旧紙幣が悪用されれば意味がない。旧紙幣は10年など期間を設けて使用不可にするほうがいいのではないかと。スイスは昔、旧紙幣には20年の交換期限があったが、2019年に撤廃され現在は旧紙幣の使用期限は無期限である。
新紙幣はいつから流通するの?
2024年の上半期に発行されます。
まだまだ先は長いですね。キャッシュレス!電子マネー!言われるが、新札が出ると新札が欲しくなる。とにかく速く手にとってこの目で見たい。
数字のフォントや肖像が最初は違和感があるかもしれないが、すぐに慣れるでしょう。
でも2024年ってオリンピックの年か。早いなあw