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異物混入?モデルナ製ワクチン接種後30代2人死亡、だからワクチンは危険か?

厚労省が8月28日に新型コロナのモデルナ社製ワクチン接種後死亡事例の報告を報道発表しました。

これはモデルナ社製ワクチン異物混入事故で使用を見合わせたロット。ただ、このロットに異物混入の報告はない。河野大臣によれば3ロット合計163万回接種分のうち、50万回分が接種済みということで、その中から2例の死亡報告(副反応疑い)があったということ。

Lot 3004734の約5万2,000本ということだが、これはワクチン52万回接種回分に相当。このうち何回分が接種されているかは分からなかった。

30代2人が死亡、ワクチンは危険か

30代2人の死亡はどちらもワクチン接種後の副反応の発熱がおさまったあとに突然死した感じです。

こうみると「きっとワクチンが原因に違いない。」そういうイメージが起きてしまう。普通はそう思うかな。だけどこれはわからない。なぜか。

まずはは、使用見合わせ分の接種回数が50万回。50万回で2人死亡だと25万分の1ということ。25万回に1回起こったことを因果関係ありと決めつけますか?これは分かりません。

またモデルナ全体で見ると、厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)の資料によれば8月8日までにモデルナワクチン接種回数は1,226万1,354回。この内副反応疑いの死亡事例報告が10例。医療機関から「関連有り」として報告されたものはゼロ。

使用見合わせでも25万分の1、モデルナ全体でも120万分の1。

30代は突然死ぬものではないと思うかもしれないが、全国レベルで見るとそうでもない。

厚労省の「心疾患-脳血管疾患死亡統計の概況人口動態統計特殊報告」によれば、39歳以下の急性心筋梗塞の死亡数は人口10万人あたり年間6.7人(2004年のデータ)。現在の人口換算だと年間で累計8,400人ということになる。

こういった死亡は高齢者だけではなく、39歳以下でも急性心筋梗塞だけでさえこれだけ亡くなっているのです。突然死全体で見ればまだ多くなります。これはワクチン後の死亡の報告数より遥かに多いのです。

亡くなった2人は30代で健康体だったらしいですが、そもそも30代だと健康かの判断は定期健康診断程度。人間ドックのようにあらゆる部分を調べたことがない可能性もあります。定期健康診断では30代だと血液検査も心電図もやらないこともあります。

若い年齢は、本人が健康と思っているだけで、それは単に検査していないだけ(かつ自覚症状がない)で、気がついていないだけという可能性も考えられます。

死因がまだ分かりませんが、現在ちょうどワクチン接種の時期です。39歳以下でも稀に発生する突然死と、副反応の発熱タイミングが偶然重なる可能性もあります。これだけ多くの人がワクチンを打っているので全国レベルで見ればタイミングが重なる人は何人か出てきてもおかしくありません。

ただ、原因はまだ分かりません。もちろん副反応の発熱などが突然死を誘発した可能性もあると思います。またワクチンに対する不安やストレスが副反応の発熱などによってさらに不安になり、健康への影響を起こした可能性も考えられます。

ストレスは心不全のリスクを高くします。ただこれも可能性であり、実際どうだったのかは分かりません。

ワクチンの接種が原因かどうか証明することは非常に難しいものです。

ただ、じゃあ他の人が怖がるべきかというと、確率を見てください。対象ロットでさえ25万分の1の確率です。半端なく少ないです。

極めてまれな個別の事例で怖がるのではなく、全体でその傾向があるのかを見ることが大切です。若い世代で急性心筋梗塞の突然死リスクを怖がる人がいますか?まずいないですよね。

それは全国で日常的に発生している急性心筋梗塞で突然死した人のニュースなど個別的な事例を聞いていないからです。

ですがワクチン接種からの稀な死亡例をニュースで一件一件取り上げたとします。それを見た人はいかにも自分もそうなりそうに思えてくるのです。旅客機墜落のドキュメンタリーを見たあとは飛行機怖いになるのと同じです。

精神的な不安という負のインパクトは強くなるかもしれませんが、数学的な確率を考えれば現実的にはまず不安は的中しない。それが現実です。

どこから異物混入したのか

厚労省は、異物混入についての情報を公開しています。

これはモデルナワクチンで未使用バイアルに異物が確認されたというもの。

厚労省によれば、発見された異物については製造過程でワクチンをバイアルに小分けする際に混入した可能性が高いということです。あくまで可能性なので確定ではないです。

バイアルとはワクチンを詰めた小瓶で、これを小分けして注射器に詰めてワクチンを接種します。モデルナワクチンは1バイアルで10回分の接種です。

その後、厚労省の調べによれば沖縄の異物混入はバイアル(ワクチンの瓶)の栓のゴムの可能性が出てきました。

どうやら斜めに刺すとゴム片が出るようで、垂直に刺さなければならないらしい。

異物は危険?

先程のリンク先には、厚労省は異物が入った場合でも重大な問題を引き起こすリスクは極めて少ないということが書かれています。厚労省のツイッターでも同様のツイートがあります。

ただ、そうは言っても体内で分解されない異物が体に一生残るとなれば気持ちが悪いです。

異物の解析を進めてそれが何であるか特定し、安心してワクチンを接種できる環境へ戻してもらいたい。

モデルナの異物は使用見合わせロット以外からも沖縄で報告があり、また群馬でも異物混入の報告です。

海外ではそれらの報告はないかと調べたが、不思議なことに海外ではモデルナワクチンに対し異物混入のニュースがヒットしない。海外のニュース記事はすべて日本の異物混入関連だ。

ただ2017年の記事で、ワクチンに金属片など異物混入で品質管理に問題があるというものが少しヒットした。つまりこういった問題はモデルナのコロナワクチン特有の問題ではなく、昔からあるようです。

現在モデルナワクチン接種は異物を眼視で確認しているようですが、眼視で確認できないサイズの異物はどうなのかという不安は残ります。

ただこれらが健康に影響を及ぼす可能性は極めて低いということ。しかし気分的に精神的によろしくない。

現在欧州連合(EU)の欧州医薬品庁 (EMA)がモデルナの異物混入について調査をしているようです。

不安ならばしばらくワクチン接種を様子をみるのもありかもしれません。

ただ、デルタ株の広がり方は速いのでいつ自分が感染するか分かりません。コロナからのリスクを減らすことが出来るワクチンは早めに接種したいものです。

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