私はブログ記事を作るときにGoogle(日本語版と英語版)やBingやYahoo英語版で数多くの検索をかけます。
私のブログは主に交通法規関係だったり、生活や健康の疑問や注意喚起の記事が多いのですが、きちんとした根拠を調べるため専門機関の見解がどうなっているか検索したり、科学的な論文を見つけるため検索したり、一般個人のサイトではどういう意見を出しているか検索したりします。
メインでGoogle検索を使い、状況に応じてBingを使っています。この2つはまるで検索結果が異なります。
2023年1月時点では、Google検索は有害サイトが出にくくするよう徹底されている反面、検索ワードに対して結果がストレートに出てこないことがしばしばあり、Googleはサイトを厳選します。Bingはサイトを選ばず検索ワードをストレートに反映する気がします、そのかわり有害なサイトに遭遇する確率も高いでしょう。
この記事は、Google検索とBing検索を両方使いこなしたほうが知りたい情報がサクッと出てきますよ、という話です。(※パソコンでの検索結果をもとに書きます。スマホではまた違った結果になる可能性があります。)
Googleは個人サイトを優先しない
グーグルは信頼性があるサイトを優先していると思われ、検索結果に個人サイトを優先しません。競合するキーワードがあれば、政府や専門機関、企業、メディアが優先されます。もちろんBingもその傾向はあると感じますがGoogleは徹底しています。
例えば医学関係は個人サイトは出てくることはほぼないでしょう。表示されるのは政府関係のページ、専門機関や病院、クリニックなどのサイトばかりです。個人サイトはまるっきり見ません。
それは「闘病日記」で検索してもGoogle検索では個人サイトはたまにしか出てきません。トップにブログランキングサイトが出てきたあとは、ほとんど出版物販売サイトやメディアの記事ページです。個人サイトはわずかしかインデックスされていません。
これに対しBingでは個人サイトである闘病日記ブログが山のようにインデックスされています。ブログランキングからリンクすればいいと言えばいいですが、やはりGoogleは検索ワードよりも法人や規模が大きなサイトを優先する傾向があるようです。
Google検索では交通関係だと、警察庁や警察署のサイト、メディアの記事、保険会社、弁護士サイトが優先して出てきます。こちらも個人サイトは弱いです。ただ交通系のカテゴリは検索ワードによっては個人サイトも多く出ます。
やはりGoogle検索で問題なのは、信頼性があるサイトを優先するあまり、検索ワードと関係がないサイトで上位が固められることもよくあるということです。=つまり探したい情報がなかなか見つからないことがある。
信頼性があるということで健康関連では政府や病院、個人クリニックなどが優先されインデックスされていますが、これは新型コロナなどで政府の指針と異なる主張をするサイトや陰謀論サイトなどが検索に出てこないといういい面もあります。
しかし個人クリニックのサイトが、主観的な意見で世界的な医学の共通見解に反した陰謀論をばら撒いていた例もいくつか見たことがあるのでそうともいい切れません。
また信頼性の高い専門機関やメディア、企業なのサイトを優先するあまり、検索したキーワードとは関係のない(つまり知りたい情報ではない)サイトばかりが上位にランキングされることもしばしばあります。
健康・栄養関係も個人サイトは弱いです。
例えば「DHA」の効果について調べるとします。DHAで検索するとサプリや食品メーカーばかりが上位に出ますが、これは営利目的でDHAのいいことばかり書いているかもしれないので、DHAの効果がないとする情報源はあるのか調べるため、「DHA 効果ない」と検索します。
するとGoogleではこの検索ワードとはあまり関係のない情報、過剰摂取や基本情報を書いた専門機関やメディアのサイトばかりが上位に並びます。
逆にBingで同様に検索すると、「DHAサプリが効果ない?」「DHAは効果あるのか?」というテーマを扱ったサイト、つまり知りたい情報を書いたサイトが上位に並び、個人サイトも少しだけインデックスされていました。
ただGoogleでも趣味などのカテゴリは個人サイトが上位に多くインデックスされているようです。
Googleは検索ワードよりもサイトの信頼性で検索順位を決めているような印象が強いです。つまりサイトを厳選しています。
Bingはサイトを選ばず検索ワードが反映
Bingは検索のアルゴリズムがGoogleと違い、あまりサイトを厳選していない印象です。検索するワードを優先しているのか、検索したワードに対してストレートに出てきます。検索ワードと一致していれば個人サイトでも上位に出てきます。
そのためGoogleよりも知りたい情報がサクッと見つかることがあります。
ただしBingでも問題があれば検索結果から削除されることもあります。それと有害なサイトがGoogleよりも検索で出てくる可能性は高いように思います。つまりセキュリティに自信がない人はGoogleがいいでしょう。
GoogleとBingを両方使いこなそう
Googleは検索の精度を上げるためか検索アルゴリズムを頻繁に変えていく傾向が強いように感じます。そのたびに検索順位がコロコロ変わります。Googleはサイトを厳選します。
専門機関やメディア、個人サイトも含め、すべてのサイトを対象にし、検索ワードを優先したいならばBingでしょう。ただし危険なサイトまでインデックスされてしまう可能性もあります。
Googleは間違った情報や有害情報に誘導されないようにか、検索ワードより信頼性の高いサイトを優先して表示している感じ。そのため検索ワードとあまり関係がないサイトばかりが並び、探したい情報が見つからない場合も。
誤情報や有害情報は個人サイトに多いため、Google検索は個人サイトの検索順位優先度は低いが、個人サイトでしか得られない情報(体験談や考察、レビュー系など)もあります。そのため検索の仕方によってはGoogleよりBingのほうが良好な結果になることもあります。
ネットにある程度慣れてセキュリティがしっかり出来ていれば、Google検索とBing検索両方を駆使して情報収集すると効率的に調べることが出来ると思います。