LED懐中電灯(LEDハンディライト)には乾電池式と充電式があります。
近年は充電式が増えている傾向ですが、乾電池式と充電式のどちらを選んだらいいのか迷うことはあると思います。
どういった目的で使用する場合にどちらを選んだほうがいいのか書いていきます。
乾電池式がオススメの用途
- 普段全く使わず、災害時・非常時のみの専用ライトとして常備する場合。
(つまりいつ突然使用するかわからない場合。)
災害時などの非常防災グッズとしてのみ使う場合は乾電池式がおすすめです。
理由はそれ以外の用途で使わない場合、LED懐中電灯を何年も使わないままのパターンの可能性も高く、充電が無駄になる可能性が高い。しかしいざ災害時に使用するためには常にフル充電する必要がある。
充電式バッテリーは乾電池より早く自然放電するので災害時で困らないためにはエンプティになる前に補充電しないといけない。
さらに充電式の場合、災害時に使用してバッテリー切れたら終わり。バッテリー容量までしか使えない。
災害用に乾電池を備蓄しているのであれば、乾電池は本体へセットせずに電池のみで備蓄。万が一の非常時だけLED懐中電灯へ入れて使えばいい。
乾電池の備蓄は倉庫の肥やしになるパターンも多いが、例えば単3単4電池は日常の家電(時計やリモコン、無線マウスなど)他の用途で使うことが出来、ローリングストック(消費しながら備蓄を入れ替える)が可能。
LED懐中電灯の充電式バッテリーはそれ以外の用途では使用できない。モバイルバッテリーとして出力できるLED懐中電灯もあるがモバイルバッテリーは災害時以外では活躍の場が限られる。災害時にモバイルバッテリーで使うと懐中電灯として使えない。
乾電池型のおすすめは、日本メーカーのGENTOS(ジェントス)。320ルーメンで単3電池2本で11時間使用できるFLP-2305(ジェントスの新型です)。
パナソニックの単3形エネループ(乾電池型の充電式バッテリー)が使用可能なので、実質乾電池ながらも充電式バッテリーのハンディライトにもなる。
充電式がオススメの用途
- キャンプや夜間外出など、使う日時が前もって確定している場合。
充電式LEDライトをおすすめする用途は、ある目的のために使う場合。つまりキャンプや夜道の散歩などいつ使用するのか確定している夜間外出時の使用。
これらの場合はその目的の前(つまりいつ使うかわかっている)までにしっかり充電しておけばいいので充電式でも十分使いやすい。
明るい懐中電灯のラインナップは充電式のほうが充実。必要最低限の性能で十分な災害時とは違い、明るく使い勝手がいいものはキャンプなどでは重宝する。
下のGENTOS(ジェントス)RX-386Rは充電式バッテリーで、最大の900ルーメン時で7時間、50ルーメン時は80時間使用できるLED懐中電灯です。明るさは4段階。照射範囲もコントロールできます。ジェントスは日本のメーカー。
購入後の動作確認は忘れずに
乾電池式は「いつ起こるかわからない災害時向け」、充電式は「キャンプなど日時が決まった夜間外出向け」とは書きましたが、乾電池式でもキャンプなどで使えますし充電式でも災害時に使えます。
ただ、充電式を災害時用にする場合、保管時の電池残量をときどきチェックしておく必要があります。
また海外製品は国産ライトに比べ異常に公称ルーメン値の高いものがありますがこの数値はあまり期待しないほうがいいと思います。
あとLED懐中電灯は割と初期不良が多い気がしますので、購入後は必ず点灯動作確認はしたほうがいいです。