電子レンジは体に悪い?危険?じゃあ白黒つけようか

最近はほんと過激なキャッチフレーズが好きですよね。

今まで多くの国民が何十年も食べ続けたものに対してでも、~は危険だ!毒だ!一切食べるな!とか。

もう、洗脳された怪しい宗教にしか見えません。またこれも本の影響でしょうか?タイトルに「危険!」「毒!」をつけると本が売れます。

何でもかんでも危険や毒にしたがります。むやみに専門用語や再現性のない論文や研究を並べては危険だと否定し、それを見た人は不安になり、過剰に避け始める。そこで今回は危険シリーズ、電子レンジの話題で。

電子レンジは危険!この危険は使用方法を誤って火災が起きる危険性などそういう類ではなく、彼らの言う、適正に使用して電磁波が人体に影響がする、電子レンジで温めたものは食べると危険・・そういう主張です。

電子レンジで死んだり病気になった人は聞いたことありませんが、ちょっと調べて白黒決着つけましょうか。

電子レンジの電磁波を原発や核兵器の放射線と結びつける

マグネトロン

電子レンジはマイクロウェーブという電磁波を放射線であるからと、原発や核兵器の放射線を例に上げては危険だと主張して不安を煽ってくる人たち。

ガンマ線エックス線は電磁波ですが、放射性元素から出る放射線です。

マイクロ波も放射線ですが、マイクロ波は放射性元素から出ているわけではありません。電子レンジはマグネトロンという装置からマイクロ波を発生させます。

停止すればマイクロ波は電子レンジ内や食べ物には残りません。

ガンマ線、X線= 電離放射線

マイクロ波= 非電放射線

ロシアでは1976–1992年に電子レンジが禁止だった?

ロシアでは1976–1992年に電子レンジ禁止になっていたという話を持ち出しては危険性を強調する。

そもそもこの「禁止になっていたという情報」は確証的なソースがなく、実際は禁止にはなっていなかったということが海外の複数のサイトで指摘されています。

ポピュラーメカニクス誌によれば、彼らが禁止していたと主張している期間中に23種類の電子レンジが製造されていたそうです。

海外の多くの掲示板では当時の電子レンジの写真がいくつも上がっている始末。「マイクロ波エレクトロニクス」という電子レンジなどが製造販売されていたようです。

リンク先のコミュニティでは、当時私は電子レンジを購入した、禁止にはなっていなかったとコメントするロシア人の書き込みがあります。電子レンジの写真も見ることができます。
https://maxpark.com/community/129/content/2514019

電子レンジで温めた食品を食べると癌になる?

電磁レンジは癌になる、温めた食品を食べると癌になるという主張。研究結果は多く明らかという主張だが、研究の再現性が証明されてなく確証的なエビデンスは存在しません。

論文や研究=信頼性があるというわけではありません。論文や研究の再現テストで同じ結果が出ることは少ないといわれています。なんでもかんでも鵜呑みにしないほうがいいです。

アメリカがん協会(ACS)は、“マイクロ波はX線やガンマ線を使用せず、食物を放射性にしません。電子レンジは料理を調理できますが、それ以外の場合は化学的または分子構造を変更しません。”と言っています。

論文や研究についても十分な根拠になっていないということです。

Microwaves do not use x-rays or gamma rays, and they do not make food radioactive. Microwave ovens can cook food, but they do not otherwise change the chemical or molecular structure of it.

SourceMicrowaves, Radio Waves, and Other Types of Radiofrequency Radiation(American Cancer Society)

容器のプラスチックが食品へ溶けるという指摘

容器が電子レンジに使用不可であったり、記載されている注意事項を守らず使用した場合はプラスチック容器が溶けることがあります。

例えば、うなぎの蒲焼や油の多い魚などをラップで包んで温めると耐熱性のあるラップでも高熱になり軽く溶けてしまいます。プラスチック容器の成分溶出に関しては食品衛生法により基準があるが耐熱ラップが溶けるほどの高温は想定されていません。

厳密に言えば、これらのプラスチック成分は電子レンジを使わなくとも、分子レベルで見れば少なからず溶出します。

ペットボトルに入った水はプラスチックの分子が水に混ざります。ガラスのコップに入った水を金属のスプーンでかき混ぜるとガラス分子が水に混ざります。

特にプラスチックはガラスや陶器とは違い、食品へ溶け出しやすく、容器に入れて保管しているだけでも目に見えないレベルで少なからず溶け出しています。だから食品衛生法で基準があります。

ラップの使用上の注意事項には、油性の強い食品を直接包んで電子レンジで温めないように書かれています。容器を使用する場合も電子レンジ使用可となっているか確認してください。

注意事項をしっかり理解しておく必要があり、用途にあった使用法でない場合は健康に無害である保証はありませんし、火災などの原因にもなります。

油性が強い食品に注意
油性の強い食品(肉、魚、天ぷら、コロッケ等)を直接包んで電子レンジで加熱する場合、食品が高温になってPVDC製ラップフィルムの耐熱温度である140℃を超えることがある。油性の強い食品を電子レンジで加熱する場合は、ラップフィルムで直接包まず、食品を深めの耐熱容器に入れ、ラップフィルムは食品に直接触れないように容器にかぶせて使用する。

出典:食品用ラップフィルムから溶出する物質について(食品安全委員会)pdf

厳密に言えば溶けるが、間違った使い方をしなければ健康に影響は出ないという結論にします。

結果

正しい使用法を守っていれば

人体への影響はない。

安心して使うべし。

危険性とは関係ないですが、栄養価もオーブンなどで加工した場合と変わらないらしいです。

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