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デフォルトでSSDがデフラグされるWindows10

SSD(ソリッドステートドライブ)は書き込み総量に制限があり(TBWという)、SSDでは一般的にデフラグはNGと言われています。

しかしWindows10では何も設定を変えない初期の状態ではSSDは自動で最適化されます。

「これはまずいのでは?」「今すぐデフラグOFFにしないと!」と焦りがちですが、これはどういうことなのか、ちょっと調べてみましょう。

ちなみに私はWindows10の自動最適化のままSSDを1年半ほどほど使っていますが、総書き込み量による健康状態を紹介します。

デフラグとは何だ?

ハードドライブに断片化されたデータをきれいに揃えること。

いわゆるデータの整理整頓。

これはHDDであれば円盤の上に物理的に断片化したデータを順番に詰めて綺麗に揃えることでアクセス速度が回復するメリットがあるが、物理的な機械動作による読み書きをしないSSDの場合だとデフラグはほとんどメリットがないと言われています。

なぜSSDのデフラグはだめなのか?

SSDは書き込み総量に制限があり、デフラグをする度にそれを大量に消費していきます。これによって寿命が縮まると言われています。

Win10ではSSDもデフラグされる?

Windows10ではデフォルト状態ではSSD(ソリッドステートドライブ)の最適化のスケジュールがオンになっています。

下の画像は何もいじっていないデフォルト状態。

画面はWindows10 バージョン20H2のもの。

これはやばい!?すぐにオフにしないと!? ???

しかしちょっと待って下さい!

Windows10ではSSDをきちんとSSDとして認識しています。

これはWindows10ではSSDはSSDと認識し、通常のHDDに行うデフラグではなく、Trimコマンドで最適化が実行されるようになっているのです。

Trimコマンドは未使用領域を消去する最適化のコマンド。これはWindows8より実装されています。

Trimコマンドはパフォーマンスの低下を防止するが、デメリットとして誤ってデータを消した場合に復旧ができない。

私の場合は外部バックアップをきちんとやっているのでその点は問題なし。

自動最適化し続けたSSDを見てみる

Windows10任せで1年半自動最適化され続けたSSDがどうなっているか、CrystalDiskInfoで覗いてみます。

かなり頻繁に使用しているSSDです。ウエスタン製の500GBのSSDで、空き容量は現在200GBほど。

データ書き込みとしてはデジカメ画像、ブログの素材画像ダウンロードやWindowsのアップデート類くらいです。

このウエスタンの500GBのSSDは公式の仕様ではTBWが200テラバイトです。私は1年半で約1.9テラバイト消費しました。

200テラバイトに到達するまで105年かかる計算です。

TrimコマンドはSSDの寿命を伸ばしますが、私の場合は今の調子だと105年なので寿命の心配は一生なさそうです。

というわけで、Windows10ではSSDの最適化はデフォルトでオンとなっていますが、その初期設定のままで心配しなくてもいいということです。

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