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虫歯激減~あれだけ虫歯になりやすかった僕がなぜ?振り返って考える

近年、子供の虫歯は激減しているらしい。

今までインターネットライブ配信者を数多く見てきたが、彼ら彼女らを見ると、特に20代では銀歯ゼロの人がかなり多い。ただこれは歯科治療が変わってきた部分もあるが、生まれて一度も虫歯になったことがないという配信者も結構知っている。

一方で若いのに虫歯だらけという配信者もわずかにいて、この差が激しい。子供の虫歯に関しては、歯磨き習慣をしつけなかったり歯医者に行かせない親など家庭環境の影響も大きいと言われる。

また子供の虫歯が減っていると言われている一方で、年代別で見る大人の虫歯が増えているという。ただこの厚生労働省のデータは過去に虫歯になったことのある人の割合であり、おそらくは虫歯が少なかった時代(1950年以前)から虫歯が多くなった時代の子どもたちが高齢化してその時間的ラグだと思う。

ちなみに僕の場合は、虫歯全盛期に生まれたが、大人になって以降、子供の虫歯の減少グラフに比例するかのように虫歯頻度が減っている。

日頃の歯磨きや、歯医者での定期的な歯石取り・クリーニングと相関性はあるのか?というと、配信者の話を聞く限りでは、一定量は相関性があるように思うが、4日間磨かない日があるなど完全放置型で虫歯歴がゼロの人、メンテナンスをやっていても虫歯が出続ける人もいて、これはいろいろな要素が絡んでいる気がする。

本当のところ、自分の虫歯が減った理由もよくわからない。

そこでこの虫歯が減った理由を考えてみようと思う。

虫歯になるメカニズム

口の中には数え切れないほど多くの種類の細菌が住み着いていますが、その中でも虫歯の原因となる菌は、主にミュータンス菌とソブリヌス菌、ラクトバチルス菌。

ミュータンス菌とソブリヌス菌は歯が生え始めた頃の、まだ口内細菌環境が整っていない幼少時代に、親から食器を介したりして感染する。このミュータンス菌とソブリヌス菌は歯垢を作る菌(これ以外にも歯垢を作る菌は数多くあるが)であり、歯の表面に住み着く。そしてこれらは糖質をエサにして酸を出し、その酸で歯が溶ける。

この溶けた穴に住み着いてしまうのがラクトバチルス菌。ラクトバチルス菌は食べ物に存在する菌。ラクトバチルス菌は虫歯の穴や、治療した歯の詰め物にできた隙間などに住み着いて酸を出し、歯を溶かしていく。

つまり最初にミュータンス菌やソブリヌス菌が親から感染しなければラクトバチルス菌の居場所もなく、圧倒的に虫歯になりにくくなる。

ミュータンス菌やソブリヌス菌は一度感染するとすべての除去は不可能で一生付き合うこととなるのでここは重要である。

酸蝕歯は虫歯ではないが、歯が溶けていく原理は虫歯と同じ。酸蝕歯はpHの低い飲食物で口内pHが下がり、歯のエナメル質や象牙質が脱灰し溶けていく。ただ、虫歯の場合はその場所に虫歯の菌が住み着いて同じ場所に酸を出し続けるために圧倒的にヤバイのだ。

僕の場合どんどん虫歯になりにくくなっている

僕の場合は特に虫歯になりやすく、小さい頃は乳歯のときから虫歯だらけ。よく歯が痛くなっていた記憶がある。母親が特に虫歯が多かったのでそれもあったのか。父親は虫歯はあまりないが歯槽膿漏。

僕の場合は歯並びはそこまで悪くない。

中学生時代は毎年5本くらい虫歯が見つかっていたのが、高校時代は年間1-2本ペースに一気に落ちてきた。

20歳以降は年間1本くらい。で30歳以降は年間0.5本ペース、40歳以降は数年に1本くらいで、特にここ5年ほどは虫歯がない状態と、治療跡に出来る二次虫歯を含めてもどんどん減っている状態。

高校卒業以降は定期検診習慣はなく、虫歯を見つけたら歯医者に行くという流れ。痛みが出る前に発見次第すぐ歯医者に行っていたので治療はわりとすぐ終わった。

僕の場合、小さい頃から虫歯が多かったのでそれに嫌気が差し、22歳、23歳、24頃はガチに歯磨きにこだわっていて、食事毎に丁寧にブラッシングをし、それから毎回デンタルフロス、舌もキレイにして仕上げに毎回洗口液ですすいでいた。歯磨き剤は当時はミネラル塩という商品だったような気がする。

しかも当時はお菓子類は一切食べず、珈琲も砂糖入りは避けてブラックしか飲まない。間食も一切しない。間食すると歯磨きが面倒だからと間食習慣が皆無になっていた。

ところが虫歯頻度はそれほど変わらず毎年1-2本ほど前歯の間などに虫歯を発見。

そういう理由もあって歯磨き熱が冷め、普通にブラッシングだけでデンタルフロスや洗口液は使わなくなった。その頃からクリニカのフッ素入り歯磨き剤を使っていた気がする。

20代後半は鏡でチェックする習慣もなくなり、銀歯がとれたときや舌触りでおかしいなと思ったときに歯医者に行き、治療する流れ。銀歯の下が虫歯になって銀歯が取れるというのもこの頃からちょこちょこあった。

30代以降は結構菓子類を食べ、外出してちょこちょこコーヒーやカフェオレを飲むことがあり、歯を磨かないで寝てしまうこともあり、ブラッシングもかなり適当だったが6年ぶりに銀歯がとれたので歯医者に行ったときに全部チェックしてもらい、虫歯が2本(詰め物の下の二次虫歯と、前歯の側面に小さな虫歯)で以外の他少なかった。歯磨き剤はフッ素のクリニカ。

40以降は歯磨きはしっかりするが、フロス習慣や洗口液習慣ほぼなし。歯に食べ物が挟まったりしたときだけフロスを使い、口の中が気持ち悪かったりするときだけ洗口液。歯磨き剤はフッ素のクリニカ。

この頃から年1ペースくらいで歯医者で歯石取りと虫歯チェックをするようになり、虫歯頻度は詰め物がとれたあとの二次虫歯中心で2年に1本程度。で、ここ5年ほどは毎日ちょこちょこ菓子類は食べているが虫歯がない。ずいぶん昔の詰め物がとれても中は虫歯ではなかった。

なぜ虫歯になりにくくなったのか?

振り返ってみれば歯磨きやフロスなどをガチガチに頑張っても特に変化はなかった。

歯磨き頻度などとは無関係に、フッ素入り歯磨き剤を使うようになって虫歯も減っていったような気はする。

特にフッ素濃度が950ppmから1450ppmなどと上がってから更に減ったような。

あとは歯医者を別のとこに変えたので、歯石取りだけでなく、機械のブラシでクリーニングと、最後に消毒液(高濃度フッ素?)を塗布してくれるようになった。・・くらい。これで歯質が強化され、虫歯菌が極端に減っているのか?・・・。

本当のところは、唾液検査でもしないとわからない。

虫歯ができやすかった時代との違いをまとめると

  • 高濃度フッ素の歯磨き剤に変わった。
  • 歯磨き時に口の内のフッ素濃度を上げるため、歯磨き剤は割りと多めに歯ブラシに付ける。
  • 毛先が細い歯ブラシを使うようになった。
  • 1年か1年半ごとに、歯医者で歯石取りとクリーニング+消毒。
  • 食事前後関係なく、口の中が気持ち悪いときには洗口液を使用。

これくらい。菓子類などの間食は結構あるし、ブラッシングはポイントを抑える感じでそこそこ丁寧程度で、歯間ブラシやフロスはたまにしかしないので、日常生活が苦痛になるほどガチガチに歯のメンテナンスをしているというわけではない。

僕が使っている歯磨き剤と歯ブラシ

ちなみに僕が使用している歯磨き剤はクリニカアドバンテージまたはシステマEX。クリニカアドバンテージを使ってきた年数はかなり長いが、ここ2年ほどはシステマ使う頻度が増えたかな。

システマに注目しているのはIPMPというプラークに浸透して殺菌する薬用成分。この成分が入った歯磨き剤はたしかこれしかなかったと思う。でもってフッ素もしっかり1450ppmという高濃度。なので個人的にはクリニカアドバンテージの上位製品だと思っている(価格も高いし)。

歯ブラシはもっぱらこれ。ヘッドが小さくて毛先が細いため、歯の凹凸の溝など細かい部分もブラッシングできると思っている。ヘッドが大きいと一気に磨こうとして手抜きになりそうなので小さいものを使っている。僕の場合は柔らかめを愛用。リンク先も柔らかめです。

なんか案件記事みたいになっちゃったけど、案件ではないですw。

デンタルフロスも一応持っていますがこれもクリニカ(笑)。だけど洗口液はもっぱらGUMかモンダミンです。洗口液にリステリンは使いません。理由は、ある研究テストを見てリステリンのpHが4.0あたりと、歯の脱灰が起こるほどの酸性なので就寝前に使うと酸蝕歯リスクが増えるかなと。GUMはわずかに酸性ですが脱灰に至らない程度、モンダミンは中性で全く問題なし。

まあ各社の銘柄やpH調整剤の有無などでも違うとは思いますが、リステリンを就寝前に使う場合は、就寝中は唾液が出ないのでPHが酸性になりやすいので水でよくすすいで吐き出したほうがいいかと。でもそうすると効果が薄くなるという。ちなみに歯磨き剤はアルカリ性が多いようです。

まあここらへんのpH値は一度テストしてみたいとは思いますが。

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