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死亡数に違い?実はファイザーもモデルナもワクチン後の死亡はほぼ同じ

厚労省の8月25日の審議会で、ワクチン接数後の副反応疑いの死亡事例について、ファイザーが100万人あたり19.6人、モデルナが100万人あたり1.2人ということだが、これを見てモデルナのほうが安全と思うだろうか?

いや、その考えは違います。資料をきちんと見れば割合はそう変わらないことが分かります。

厚労省の資料を見る

ファイザーは2月に医療従事者から始まり4月に高齢者を接種し始めた、モデルナの接種が始まったときに高齢者の多くがファイザーで接種が終わっていた状態。
モデルナを接種する人は、ファイザーに比べ高齢者の割合が少ない。
死亡割合の違いはここにあります。

表を作成しました。

このグラフを見ると7月以降、接種数に対して死亡数が減っていることが分かります。副反応疑いの死亡の割合が多かったのは5月から6月にかけて。これは高齢者が多く接種していた時期です。高齢者接種はファイザーで4月12日より開始。

ファイザーは2月から接種が始まっていますが、モデルナの接種が始まったのは5月下旬から。しかも接種回数がずっと少なく、ファイザーの接種とほぼ並んだのが8月2日から8月8日の週。この週のモデルナは735万接種で死亡ゼロだが、その週はファイザーも817万接種で死亡はゼロである。

若い人がワクチン接種後に死亡する確率(ワクチンが原因とは限らない)は数百万分の1というレベルです。

つまり接種年齢階級がほぼ同じになった8月以降はファイザーもモデルナも両者とも接種回数から見た接種後の死亡率はほぼ同じ。

ワクチン後の死亡率を比較

100万接種あたりでファイザーとモデルナの比較グラフを作りました。

ファイザーとモデルナの週別における、100万接種あたりのワクチン副反応疑い死亡報告数の比較です。

7月以降はファイザーも死亡数がかなり少ないです。これは高齢者接種がほぼ終わったからと読み取れます。

ファイザーが多いのは高齢者の接種が多かった4月から5月、6月にかけての区間の影響が大きいです。6月もモデルナより多いように見えますが、モデルナの6月分が接種回数は少なくてバラツキが大きいです。

そこで週に50万接種未満の部分を排除します。

はい。どうですか。

7月以降の2つのグラフはほぼ一致しています。

100万接種あたりの数がファイザーもモデルナも減っているのは接種者の年齢階級が下がっているせいでしょう。高齢者は4,5,6月で大半が接種している。高齢者の多くがファイザーということです。

死亡の殆どは高齢者

厚労省の審議会の資料に年齢別報告件数がありますが、死亡の殆どは高齢者です。モデルナの死亡で高齢者が少ないのは、そもそも高齢者に接種した人数が少なすぎるせいと、少ないせいでデータが安定しません。

年齢ファイザー
死亡報告数
モデルナ
死亡報告数
0–9歳0
10–19歳00
20–29歳60
30–39歳41
40–49歳90
50–59歳213
60–69歳721
70–79歳2051
80歳以上5631
不明90
出典:厚生労働省ウェブサイトで公表されている「第67回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第16回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」の資料1-2-1

そもそも高齢者でも100万接種で30人ほどなのに、10万接種程度だと高齢者でさえ3人ということになり、1人出るかでないかで確率が大きく変わり、バラツキが多くてデータが安定しません。

年齢別の接種者数のデータが手に入りませんでしたが、ここまでで言えることは、同じ年齢で比べた場合はファイザーでもモデルナでもワクチン後の死亡率にほとんど差はないとほぼ言えるでしょう。

接種後の患部の腫れなど副反応には特徴的な差はあるものの、接種後の死亡という点についてはファイザーもモデルナもほとんど差はありません。

最後に

コロナワクチンを他のワクチンと死亡率を比べ、コロナワクチンは100万人あたりの死亡数が非常に多いという人がいます。

しかし、

2021年9月現在、高齢者のワクチン接種率は9割。

幼児期に接種済みというのは除き、高齢になってからかつてこれほど多く接種したワクチンがあったでしょうか?

風疹・BCG・ジフテリア・百日せき・破傷風など、ほとんどのワクチンは子供の時期に接種しています。

高齢になってからも接種というのはインフルエンザあたりですが、国立感染症研究所の2018/2019シーズンのデータによれば、インフルエンザは10歳未満も5割ほど接種していて、高齢者の接種は4割程度です。コロナワクチンは10歳未満はゼロで高齢者は9割です。

高齢になってから高齢者が9割も接種したワクチンは聞いたことがありません。それ故にワクチン後の死亡率というのは他のワクチンより必然的に高くなって当然です。

高齢者の場合は基礎疾患の進行や突然死発生率も大きくなるのですから、接種者数が多いとその時期と偶然重なることはあります。

ファイザー接種後に1,000人死亡している、というような見方は誤っています。その1,000人がワクチンを打っていなかったなら死んでいなかったということではありません。

実際は死亡した1,000人のほとんどにワクチンと因果関係がなく、単なる基礎疾患や、基礎疾患がなくても稀に発生する突然死が偶然重なっただけかもしれない。逆に、1,000人のほとんどにワクチンと因果関係があるかもしれない。

データ上の確率論で言うとおそらく前者のほうであるとなります。

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