菅義偉首相がデジタル庁創設に向けた指示。
そして河野氏は行政手続きでハンコ廃止を要請。
ようやく動いたか・・・遅すぎたな・・・でも大賛成。これから変わるかな。
時代はIT。いつまでも昭和スタイルを貫いてきた日本がようやく変わり始めた気がします。
IT ( Information technology ) とは
よく日本が言われることが、「日本はIT後進国である」。
このITとはなんであるか?
ITとは Information technology の略。訳すと「情報技術」。
これはコンピュータを使用して情報をデジタルで取り扱うこと。
このIT後進国という意味は、個人が趣味でパソコンを使うのが送れているとかそういう意味ではなく、企業や省庁などがコンピュータを使った処理や管理が世界的に遅れているということ。
昭和スタイルをいつまでも引きずる日本
もちろん日本でもコンピュータでデータは取り扱って管理していて、デジタルデータ管理を全く使用していないというわけではないが、手続きなどがまだまだ紙媒体を使った昭和スタイルを引きずっていることへの皮肉たっぷりの言葉。
紙へ書いて、判子押して、コピーして、FAX使って・・・。
時代は2020年にもかかわらず、やっていることは1980年代と基本的に同じ。
日本はコンピュータ機器はいいものが揃っているしインターネット通信サービスも十分環境が整っているにも関わらず、なぜかまだ書類にハンコ文化。
なぜこれが駄目なのかというと、非常に効率が悪い作業だということ。
人間というのは道具を使って進化してきた生き物なんです。石器から始まり時代で進化する道具をうまく使いこなして進化してきました。使えないものは厳しい環境に生き残れない。
今の日本は時代の波に乗れていないです。現代のテクノロジーを使いこなせていない。頭が固いというか、新しいスタイルを拒んできたというか、特に行政機関はその傾向があります。
若者の言葉がおかしい、若者の◯◯離れ、髪型や服装まで新しい文化や変化は昔の人間から常に否定されてきました。
日本の高齢者はパソコンを扱えない人が多く、スマホの所持率も低いです。これは先進国の中では低い部類です。日本ではそういう環境は整って若い人は活用しているが、古くからいる人間は新しいものを受け入れる人は少ないです。
たとえばIT先進国の韓国は高齢者のスマホ所持率は若者とほぼ変わりません。
なぜ昭和スタイルが駄目なのか
デジタル庁創設指示や、行政手続きのハンコ廃止要請というのは、古き文化にいつまでもすがっていた流れを変えていくきっかけになります。
最終的なきっかけは給付金申請の遅れなどで散々叩かれたせいでしょう。申請書に手書きで書いて(本人が書いた場合はハンコ不要でした)、それを一枚一枚手作業で不備がないか確認。郵送の場合は本人確認書類が添付されていなかったりするものも多かった。
オンライン申請もあったが、記入項目のチェック、また振り込み口座の名義が違っていたり不備があって混乱した。
このオンラインでの申請データをチェックしていたのが職員という、人による手作業・・・。
これが紙媒体という書類申請でのチェックよりも時間がかかっていたという皮肉。結局オンライン申請は大失敗。
しかし韓国では給付金は一部の人は申請せずとも自動で振り込まれるという凄さ。それ以外の人もウェブサイトで手持ちのクレジットカードを登録すれば即座にクレジットカードへ入金。面倒な手続きが一切なく登録するだけで終了。
韓国はオンライン申請が大成功。まあ申請というかクレジットカード登録のみで支給という形。
またコロナ感染対策でも韓国と大きな差がありました。
韓国は公的マスク配布に関して買い占め防止のために、公的マスクを売っている薬局で買う際に店内で住民登録番号から公的マスクの購入歴をオンラインで確認して販売していました。これもITをうまく活用しています。
また、韓国でコロナ感染が再び広がった時、カラオケ店など感染リスクの強い施設でのQRコード管理を始めました。つまり来店客全てにQRコードを読ませ、訪問記録をシステムで管理する。これもITの活用です。
これらのシステムを韓国はすぐに導入しました。
ITをうまく使いこなせばこれほど便利なものはありません。
これから日本は変わる
デジタル庁創設指示や、行政手続きのハンコ廃止要請。
まあどうなるかわかりませんし今の段階ではあまり期待はしていませんが、変えようとする姿勢と努力があれば、時間はかかるが変わると思います。
時代はIT、時代はデジタルです。これを使いこなさないともう生き残れない社会になります。右も左もデジタルの生活になっていきます。
これが時代の変化です。時代で変化します。いつまでも同じではありません。縄文時代の生活を貫き通そうと思っても現代では無理なんです。
特に日本は災害が多い国ですから、便利なITをフル活用しなければいけません。
CO2削減など考えても紙媒体はなくしていく方向へ世界は向いていくと思います。