好き嫌いになぜ個人差があるのか?素朴な疑問

なぜ好き嫌いがあるのか。

好き嫌いは人間としての傾向と、もう一つは人間の枠組み中での個人差がある。

好き嫌いと一言に言っても2つあり、食材の好き嫌い、料理の好き嫌い(調理法や味付けなどの好み)。

この個人差は何故あるのか?

検索して調べると「幼少期の経験や食事環境」などと出てくるが、私はそれは食文化による傾向であり本来の好き嫌いとは別だと考える。なぜなら同じような食事環境でも兄弟姉妹で好き嫌いがまるっきり分かれることは珍しくないからだ。

私はこの個人差は遺伝的多様性だと思っている。

この記事は科学的根拠ではなく、あくまでも私の考察である。

好き嫌いは本能的な反応も

人の好き嫌いには傾向がある。

たとえば子供はピーマンを嫌う傾向がある。苦味=毒と認識するせいかもしれない。基本的に毒は苦い。缶コーヒー飲みながらバイクのブレーキブルード交換をしていた人が、コーヒーのつもりで間違ってブレーキフルード(毒物)を口に入れてしまったというバイクブログを読んだことがある。

すぐに吐き出したが、ものすごい苦味だったらしい。この苦味がうがいしようが何しようが取れないレベルだったということだ。

ナス料理やロールキャベツを嫌う人もいる。ナス料理やロールキャベツは野菜の食感が柔らかい。野菜は腐っても柔らかくなる。これらの料理を本能的に腐った野菜と認識し避けているのかもしれない。

また発酵臭の強いもの、例えばナチュラルチーズや納豆を嫌う人も本能的に腐敗臭=毒と認識し避けているのかもしれない。

幼少期の経験や食事環境

幼少期の経験や食事環境は大人になってからの食習慣へ影響する。これは好き嫌いではなく文化的な習慣だと私は思う。これは好き嫌いの個人差とは別のものだ。なぜなら兄弟でも好き嫌いがまっぷたつに分かれることは珍しくないからだ。

食習慣の影響がでているのは例えば昆虫を避けたがる人が多いこと。

昆虫が食べられない人が多いのは、昆虫を食べてまずかったからではなく、幼少期に昆虫を食べる習慣、食文化がなかったから。

しかし日本人はサザエを食べる。牡蠣を食べる。これも傍から見れば、カミキリムシの幼虫などと見た目は同じである。日本人は普通にエビやカニを食べるが、これは傍から見ればセミやバッタなどと変わらない。

これは昆虫が嫌いというよりも昆虫を食べる習慣がなかったため、昆虫を食べ物と認識していないのだ。

昆虫は気持ち悪くて触れないという人がエビやカニなどを触ったりする。しかしエビやカニも食べる習慣がなければ、触れ合う習慣がなければ、傍から見ればグロテスクな生き物である。

しかし同じ食習慣や食文化で育った兄弟姉妹でも好き嫌いが分かれることはよくある。食材であれば、例えば兄はしいたけが苦手だが弟は大好き。兄は魚が大好きだが弟は大嫌いなど。

調理されたものや加工食品や料理であれば、兄はハンバーグが好きだが弟は嫌い。兄はおでんが嫌いだが弟は好きなど。

同じような食事で育っても好き嫌いが分かれるのは別の原因があるはずである。

遺伝的多様性

遺伝的多様性とは、たとえば人間であれば、同じ人間の中でも様々な特徴に遺伝的な差があるという意味。

遺伝情報が全く同じであれば好き嫌いも同じである。生き別れた一卵性双生児が別々の環境で育ち、十数年ぶりに再開したいくつかの例をみても、見た目だけでなく性格や趣味や好みまで驚くほど似ている。※ただし一卵性双生児でも遺伝情報が僅かに異なる場合もある。

遺伝情報が与える影響は大きく、姿かたちから性格や好みまで、その設計図通りに成長する。

その遺伝情報は一卵性双生児を除き、皆異なる。多様な遺伝子が存在する。この多様性は種の保存や進化に大きく影響するものである。多様性がないと種はすぐ絶滅する。

なぜ食べ物の好き嫌いに遺伝的な差が出るのか

好き嫌いに遺伝的なバラツキが生じるのは種の生存率を上げるためだと考えます。

現代の人間の社会生活では当てはまらないかもしれないが、古代の生命に遡れば、生き物は自分が好む食べ物が豊富な地域に住みつく。つまり同じ種でありながら食べ物の好みが分かれていれば生活域が分散する。

生活域が分散するということは、噴火や地震、河川氾濫、津波など大きな災害があったときでも、どこかしらの地域の個体群が生き残ることになり、絶滅を免れることが出来る。

猫だと魚を食べない猫もいる。ヤギにも草や作物の好き嫌いがある。食べ物が分散することで食べ物の奪い合いの競争を回避することが出来る。

熊とジャイアントパンダは、元は共通の祖先だったが食べるものが違う。これも元を辿れば食べ物の好き嫌いで個体群が分散していったせいではないかと思います。

まとめ

好き嫌いの個人差はなぜ生まれるのか?

それは遺伝的多様性だと考えます。

生命が生き残るための手段。食べるものがバラけることで種の生存率を上げる。この遺伝子の性質的なものが好みの違いとして現れているのではないかと考えます。

ただしこの記事は個人的な考察であり、科学的根拠ではありません。読んでいただきありがとうございました。

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