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部屋に空気清浄機を置く意味はあるのか?

私が空気清浄機を使い始めて7年。

使い始めた理由が、掃除後の咳の発作。埃を吸い込んだせいで掃除後に咳が出始め、まるで肺炎のような状態になってそれが数日続いていました。

その対策として花粉対策用の3Dマスクを使い始めましたが、それでも効果は薄く、掃除後は猛烈な咳が数日続いていました。そこで空気清浄機を購入。

すると掃除後の咳がピタリとなくなりました。もちろん掃除中は3Dマスクは併用です。空気清浄機は掃除中は風量最大モードで、掃除が終わってもしばらくは最大のまま回し続ける。その後は自動モードで24時間つけっぱなし。

今日は空気清浄機の特徴と効果について書いていきます。

実は室内全体の埃の一部しか捕集できていない

空気清浄機のHEPAフィルターの性能は素晴らしいです。

ただ、それは室内に漂う埃が床へ落ちる前にHEPAフィルターへきちんと吸い込めた場合の話です。

現実は部屋の空中に舞っている埃の殆どは空気清浄機には吸い込まれずそのまま床などへ落ちて積もっていきます。吸い込んでいるのは空気清浄機の吸込口付近を舞っていた埃です。

なぜそうなるか。

簡単です。空気清浄機の風量が足りない。

一般的に大手メーカーの室内のサイズに合った空気清浄機を自動運転で使用した場合、空気を綺麗にするまでに約1時間かかります。この1時間で塵や埃の大半が床などへ積もります。

空気清浄機を使っている人ならわかりますが、空気清浄機の吹出口付近にさえも埃が大量に積もっていきます。部屋に積もる埃の量は空気清浄機を使っても使わなくてもほぼ変わりません。これが現実です。

ただし数時間も空気中を漂うような極めて小さな微粒子は床になかなか落ちないため徐々に吸い込んで綺麗にしていくことが可能です。空気清浄機は主にそういう微粒子を綺麗にしていく道具だと考えたほうがいいです。

フィルター性能はすごいが筐体とに隙間が

HEPAフィルターはたしかにすごい。しかし吸い込んだ空気が全てHEPAフィルターを通るわけではないのです。

空気清浄機の殆どはHEPAフィルターとの密着度が甘く隙間だらけ。フィルターと筐体との隙間から空気が漏れて入っていきます。

赤枠の部分の密着度が低くフィルターと筐体に隙間がある。

例えば車やバイクなどのエアクリーナーはフィルター取付部の周囲から空気が漏れて入らないようにカバー縁にゴムパッキンなどがあり、その上からビスで締めてガッチリ押さえつけて完全密閉されています。当然数万km走ってもフィルターの先は埃一つありません

空気清浄機の場合はパッキンもなく押さえつけも甘く、隙間でガバガバ。そこに空気が集中して流れ込み、埃も集中して汚れていきます。メンテナンスの時よくわかります。

ですが空気清浄機の場合、フィルターと筐体の間は確かにガバガバですが、何度も繰り返し吸い込んで捕集していくことで室内の空気はきれいにはなります。

ここでいいたいのは空気清浄機では綺麗にならないというのではなく、排出口から出てくる空気はフィルターを通らず隙間から入ってきたものも混ざっているということです。つまり効率が悪い。もったいない。

隙間が気になる人はホームセンターでスポンジなどを購入し、筐体とフィルターの縁にできる隙間を埋める方法もあります。

HEPAフィルターは静電気を利用して捕集

HEPAフィルターの性能がすごいことは有名ですが、だから濾紙の目がそれだけ小さいと思っている人がほとんどだと思います。しかしHEPAフィルターは静電気を利用して捕集するフィルターです。

つまりHAPAフィルターはフィルターの目より小さな粒子でも捕らえます。

吸い込む空気の流れをあまりに速くすると静電気で捕らえる能力は理論上低下します。空気をゆっくり流すほうが捕集効率は良いのです。多風量型HEPAフィルターというものもあり、これらは多い定格風量でも高い効果を発揮します。

しかし実際は一般的な空気清浄機の最大風量程度ではそれほど捕集効率の低下はないと思われます。

また、一度静電気で捉えた埃は最大モードで風を当てようが離れることはありません。静電気の力というのはそれくらい強いです。

これは扇風機のファンに付いた埃を見ればわかると思います。あれだけ高速で回しているのにファンに一度付いた埃は取れることはありません。これは掃除機で吸い取ってもなかなか取れないレベルです。

タバコの煙は一見キレイにはするけど

HEPAフィルターはタバコの煙を吸い込んで粒子を捕集して透明な空気を吐き出します。

多くの実験でも煙っぽい空気がみるみると透明になります。

確かに一見キレイになったようには見えます。

だから無害の気体に浄化できたというわけではありません。

HEPAフィルターはタバコのタールやニコチンなどの有害な粒子成分は除去出来ても、一酸化炭素やニトロソアミン、アルデヒド類などの有害なガス成分を除去はできません。

ただ、有害な粒子成分を除去できるだけでも健康被害のリスクは当然減りますので空気清浄機を使うメリットは十分にあります。

空気清浄機で出来ること

何時間も漂うような微細な埃を綺麗にできる

大半の埃は数分から数十分で落ちるので空気清浄機が吸う前に床などへ積もりますが、しかし空気中を何時間も漂うような非常に小さな埃の粒子は空気清浄機で時間をかけて綺麗にしていけます。

この小さな粒子はアレルギーなどの原因にもなりますので、これを綺麗にできるメリットは大きいと思います。

ただし花粉は室内に舞ってから床に落下まで3分ほどなので、自動モード(綺麗にするのに約1時間かかる)ではほとんど捕集できません。ただし手動モードで賢く使うことである程度は吸い込めます。次の項目へ。

掃除中に風量最大で使うと良い

掃除中は埃が非常に舞います。マスクをしていても隙間から吸い込むし窓を開けていても埃は次から次へと舞い上がります。そこで掃除中はマスクして窓全開と同時に空気清浄機を風量最大でぶん回します。

最大風量はおおよそ10分で部屋の空気を綺麗にする能力があります。

掃除が終わったあとも10分ほどは風量最大で回し続けるのがいいです。気管支アレルギー、喘息持ちなどの人が掃除をするときに、発作のリスクを下げることが可能です。

布団を敷いたり着替えをしたり、こういうときも埃は大量に舞います。呼吸器官が敏感な人は、こういうときに手動で最大風量モードにします。

結局メーカーは余計なものを付けてアピール

空気清浄機の構造は単純です。性能はHAPAフィルター搭載の有無と最大風量で決まります。

これでは各メーカーでほとんど差が出ません。

なのでプラズマクラスターやナノイーなどメーカー独自で開発した余計なものを付けて宣伝します。

これらの科学的根拠はメーカーが絡んだ研究ばかりです。第三者でしっかりとした効果を認めた透明性のある研究は聞いたことがありません。効果がなかった、あるいは部屋の容積より遥かに小さな極めて限られた空間でわずかに効果があったというような研究しか見たことがないです。

こういう余計な機能は気休め程度と考えたほうがいいです。

選ぶポイントは3つ

空気清浄機を室内に置くことは気管支アレルギー体質などの人への効果は十分あると私は考えます。

プラズマクラスターやナノイーなどのメーカー独自の機能は気休め程度なので、この要素は無視していいです。

空気清浄機を選ぶときのポイントは、

  • HEPAフィルターを搭載していること。
  • 狭い部屋でも大きめの機種を選ぶ。
  • 型落ち機種で十分。

これだけ。

つまり6畳の部屋であってもそれより広い部屋まで対応の大きな機種がおすすめです。

理由は最大風量モードでの風量が格段に違うから、掃除後など埃が舞ったときに短時間で空気を綺麗にできるからです。それに大きな機種のほうが消音モードでもより多くの風量があります。

大きな機種は騒音を心配する人がいるかもしれませんが、大きい機種のほうが騒音も大きいとは限りません。むしろ同じ騒音レベルでより多くの風量がある場合が多いです。

ちなみにメーカースペックにある清浄時間というのは最大風量モードで回したときの時間であり、自動モードでの時間ではありません。自動だとおおよそ1時間位はかかると思ったほうがいいです。

また価格にこだわるなら型落ち機種上等です。新しい機種と言っても変更点はほとんどありません。高い機種だから空気をより綺麗にできるというわけではありません。型落ちで性能が低いというわけではありません。型落ちは安いのでおすすめです。

おすすめ機種

おすすめ機種は型落ちメインです。

HEPA搭載で風量があれば十分。

加湿機能なし

価格と性能のバランスで言うとおすすめはこれ。

FU-J50(2018年モデル)→FU-L50(2019年モデル)→FU-N50(2020年モデル)と極端に高くなります。もちろん型落ちの2018年モデルが安いのでおすすめ。2017年モデルのFU-H50は新品はもう取り扱っていないようです。

加湿機能あり

価格と性能のバランスで言うとおすすめはこれ。

KC-H50(2017年モデル)→KC-J50(2018年モデル)→KC-L50(2019年モデル)→KC-N50(2020年モデル)と高くなります。こちらはまだ2017年モデルが残っているようです(2020年10月26日現在)。

※2017年モデルのKC-H50では湿度表示がデジタル数字だったのが、2018年以降のモデルからは湿度は3段階のグラフ表示と簡素化されています。

価格は相当上がりますが、最大風量を突き詰めるとこれ。KI-JP100(2018年モデル)→KI-LP100(2019年モデル)→KI-NP100(2020年モデル)と高くなります。

ここまで来ると最大風量モードでは8畳を6分で清浄出来ます。ただ、とにかく価格が高い。重量も重く17kg。そしてでかい。事務所など大部屋向きですが、狭い部屋で使うと一層速く清浄可能に。

性能重視だとこれですが、一般家庭で使う場合は価格とのバランスを考えるとKC-◯50シリーズがおすすめです。

空気清浄機は配置決めが大事

部屋の埃というのは四角い部屋であれば部屋の4隅に集まって集中的に堆積する性質があります。

なのでこの性質を利用して室内の4隅のどこかに設置することが効率的。単に壁際ではなく、4隅のどこかに設置する。

ドア付近は空気の出入りが多いので、ドア付近を除く部屋の角の隅っこ(できればドアから一番遠い角)がベストです。

フィルターの目が詰まるとどうなるか

パネルにある目の粗いフィルターはある程度埃が付着することで静電気効果で捕集能力が上がります。しかし目詰まりしすぎると吸い込む能力が落ちます。

もしここが完全に詰まって空気が流れなくなるとどうなるか。モーターに負担がかかり故障するのではないかと思う人がいるかも知れません。しかしそれは大丈夫です。

もし吸込口から完全に空気が流れなくなると、筐体内部のファンがそこでただ回るだけでモーターへの負担は変わりません。

当然、空気清浄機としての役割は果たしませんがw。

メンテナンスは大事

空気清浄機は油断すると外部パネルの網が埃で埋め尽くされます。そうなると吸気能力が落ちてしまうのでこまめに掃除機で吸い取ったほうがいいです。掃除機で吸い取ると言ってもせいぜい30秒程度で終わります。

毎日やる必要はないですが週一度くらいは綺麗にしたほうがいいと思います。

また、半年に一度くらいはパネルと外し、内部の脱臭フィルターやHEPAフィルターの表面も傷つけないように掃除機で吸い取ります。(水洗いしたほうがキレイになる。)

※メンテナンス頻度は使用環境によります。

本体内部も分解してやるべきかどうかは、私が2年に一度くらい分解していましたが、ファンなどは汚れがほぼ無いです。なので最近はもう分解していません。機種によっても内部の汚れ具合は差があるとは思いますが、一般的に分解は不要だと考えています。

ただ、排出口から下へ落ち込んだゴミ。これが気になる人は分解清掃もありだと思います。空気清浄機は構造が単純なので筐体の分解は簡単です。ただ、分解するとメーカー保証が受けられなくなる事があるかも知れませんので説明書を確認したほうがいいです。

HEPAフィルターは繊維の奥に静電気でガッツリくっついているので掃除機で吸い取ってもほとんど取れません。水洗いはサポートされていません。水洗いするとヨレヨレに歪んだり接着剤が剥がれることもあります。HEPAフィルターは時期が来たら交換です。

加湿機能付き空気清浄機は、加湿器にカビが発生しやすいのでこまめに清掃しないとカビ噴霧器になります。

最後に

空気清浄機は埃が積もりやすい部屋の角へ置く。

空気清浄機は普段は自動モードで稼働し続け、掃除をしたり布団を敷いたり着替えたりと埃が大きく舞う場面では手動へ切り替えてしっかり回して吸い込ませる。

一般的には健康な人であれば空気清浄機は日常生活には不要です。ただ、空気清浄機は気管支アレルギー疾患などある人へは、使い方次第ではかなり有効だと私は考えます。

またPM2.5が多く舞う日に部屋の掃除をして窓を開け換気した場合は、PM2.5の微粒子が室内へ入り込み空中を長時間漂います。これを空気清浄機で吸い込んでけば室内の空気はみるみるきれいになります。

そういう日は掃除しなければいいという話にもなりますが、石油ストーブなどの冬場暖房器具をつけた時は二酸化炭素濃度にも注意しなければならず安全のために定期的に窓を開け換気しなければいけません。

PM2.5が舞う日に換気した場合、室内に入り込みます。空気清浄機があれば全開モードにしてぐんぐん清浄していけます。

室内のアレルギー物質やタバコの煙、屋外から入り込んだPM2.5など、空気清浄機がない場合の長期的な健康被害のリスクと比べると、空気清浄機はたいへん有効な道具であると思います。

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