「夢を叶えられる人と叶えられない人の違い」のようなことを書いた本やサイトがいくつもあり、夢を叶えられない人はあれが足りないこれが足りないと色々言われている。
自分の人生の夢をどう納得するかは自分自身であるのに、それを他人が評価するものなのか。もちろん成功したに越したことはないが。この、なんというか、成功できなかったものが、否定されるような空気はなんとも言えないものがある。
私はそうは思わない。夢は叶うことより追い続けることに意義がある。いちばん大切なのはそこなのです。叶わなくたってそれが何だ!一生懸命追い続ければそれでいいじゃないか。
現実は思い通りにいくとは限らない
「夢を叶えるには ~ が必要」「叶えられない人は ~ が足りない」なんてことがよく言われる。
しかし、それらの条件がすべて揃っても夢が叶えられるとは限らない。
教師になりたい、美容師になりたい、大型バイクで日本一周する、というような現実的な夢ならば、努力をすればきっと達成できるだろう。
しかし、例えば「オリンピック選手になる。」「大リーガーになる。」「F1レーサーになる。」「億万長者になる。」というものになると、それが叶うのはわずか一握りである。
こういった大きな夢は、たとえアドバイスどおりの条件を全部クリアしたとしてもそれが叶うことは現実的にほぼない。夢を達成するための理論でいくら名言を並べても、現実はとても残酷で厳しい。どれだけ必死に追いかけ続けても叶わないものはかなわない。これが現実だ。
ではこのような非現実的な夢は最初からあきらめるべきなのか?大きな夢というのは比較的小学生くらいまでに多く見られるが、高校くらいになるとほとんどの人は現実的な夢の目標に変わる。
夢は職業意外にも様々。「邪馬台国を見つける。」とか「数学の未解決問題を解く。」「宇宙を謎解く。」「新種の生物を発見する。」「オオクワガタ飼育でギネスを目指す。」など、夢は人それぞれで多種多様である。
これらも壮大な夢であるが、叶う夢もあれば、まず無理だろうと思えるものもある。しかし、そもそも夢は叶わないといけないものなのか?
いやそんなことはない。
夢は追い続けるもの
夢が叶わないからなんだ。それは今まで目指してやってきたことが否定される要素ではない。
夢に向かって努力をしていく姿は美しいもので、たとえそれが叶わなくたって夢を追い続けることは毎日の活力となる。
夢は追い続けることに意味がある。
夢を追う人間は美しい。
可能不可能などどうでもいい。叶わなくたっていい。夢に向かって毎日頑張る。これが活力のある人生である。
叶わなかったからやってきたことが否定されるなんてことはない。なにかの夢に向かって一生懸命頑張ることは充実した人生を送ることが出来る。
夢は生涯現役。一生何かの夢を追い続けている人は毎日が輝いているものです。
夢がない?夢を見つけるには?
あなたの夢はなんですか?と聞かれ、答えられなかったり夢がない人も多いらしい。
夢というのはなんでもいいんです。目指す職業じゃなくたっていい。達成が難しい非現実的なものでもいいんです。
数学検定を目指す、なにかの資格を取る、市民マラソンで年代別優勝を目指す、縄跳びで3重飛びを目指す、ベンチプレスの記録を目指す、天体観測をして新星を見つける、探せばいくらでもある。
なにかの夢、目標に向かって頑張る。それは毎日の生活のモチベになります。それを目指し、追い続けることに意義がある。もちろん達成するに越したことはないが、達成したらまた次の目標を見つける。
常に何かの夢に向かって挑戦し続けるとそれが生きがいとなり、毎日が充実します。