あいつは仕事できないと陰口批判する人は仕事できない法則

会社で「誰々は仕事できない」とか「仕事できない人の特徴」など、そういう批判的なことが口癖になって他人へ同意を得ようとする人について。リアルでもネットでも時々耳にしたり目にします。

悪口ばかり言う人は他人側から聞いていても気持ちのいいものではありません。他人を悪く批判ばかりする人を見るたびに、じゃああなたは出来ているのか？というツッコミを入れたくなります。

他人への悪口や否定は自己紹介をしているのと同じだ、という記事です。

他人への悪口は自分のことである

影で「誰々は仕事できない」を頻繁に口ずさむ人は、過去に自分自身がそれを言われ続けたか、現在自分の仕事を満足にできていない人です。本人はこれに気がついていません。

本来自分自身に言うべきことを他人に向けて言うのはよくある話で、これは劣等コンプレックスを埋めるための自己肯定の現れ。

他人を否定することで自分はそうでないと言い聞かせ肯定しているのです。

僕は心理学は専門ではないし勉強したことはありませんが、なんとなくわかります。なぜならあらゆる場面でこういった法則が見られるからです。規則性を見つけると数学と同様に公式ができます。

他人を悪くいう口癖＝自分が出来ていないこと（あるいは過去に自分が言われていた）

自分が他人へ口ずさむことは、自分が気にしていること。あの人は仕事が出来ない、この人は仕事ができないが口癖になり、その発言回数が多い人ほど、それを気にしている人です。

そういうことを影で周囲に口ずさむ人は友人などに同意を求めようとします。友人は本心ではオカシイと思っていてもそれを突っ込むようなことはせず、友人関係の流れで意見に同意します。それに気が付かない本人は同意をされると満足します。そうやって自分を評価して肯定していくのです。

もちろんすべてに合致するとはいい切れませんが、傾向があります。自分ができていないこと（過去に出来ていなかったも含む）について、同様の人を見つけると、その人を否定することで自分を肯定する。

影で、仕事ができない同僚の悪口を言う人は仕事できていない人。仕事ができる人は、下を見ません、上を見ます。仕事ができる同僚のことを口ずさみます。

職務質問で警察官の態度が悪いと口ずさむ人の態度は決まって悪い。職務質問系の You Tube 動画を見てつくづくそう思います。

あのお店は店員が客に挨拶できていないと影で悪く言う人は、言った本人が挨拶ができていません。

学歴で他人を否定する人は自分の学歴を気にしている人、年収で他人を否定する人は自分の年収を気にしている人。

身長が170cmないのを上から目線で馬鹿にするような人は、たいてい身長がギリギリ170を超えているような人。身長180cmある人は他人が170cmを超えるか超えないかに興味がありません。180cmある人は180cmが気にしている基準となります。

彼女がいない人を馬鹿にするような人は、たいていその人も彼女がいないか、あるいはやっと彼女が出来たような人です。本当にモテる人は他人がどうであるかあまり気になりません。

他人の容姿が悪いと否定する人は自分の容姿に満足できず気にしている人です。

部活の試合の成績が悪く、部員のいないところで部員の悪口ばかり周囲に口ずさんでいるような監督は、指導力がないダメな監督です。

英語が話せない人を悪く批判するような人は、英会話教室に入ったばかりか、海外旅行を初めて経験した（旅行中英語を話せず苦戦）ような人です。

筋トレしていない人を馬鹿にするような人は、筋トレを少しかじっただけのような人に多いです。これがガチ勢になってくると自分より上の世界しか興味なくなるので、下に対してマウントをとったり否定して比べるようなことはしません。

何かをちょっとかじるとそれをやっていない人を低く評価、何かをやっと達成するとまだ達成していない人を馬鹿にする、そういう傾向はよくある話です。しかし傍から見るとどんぐりの背比べ。同じなんです。

「あの人は仕事できない、この人はできない」などを本人がいない裏で言うような人は、関係がない側から聞いていても気持ちのいいものではありません。それを言う目的です。

他人を否定し自分は出来ていると遠回しに主張・誇示する。しかしそういう人に限って出来ていない場合が多いです。他人を否定することで自分を肯定する。裏を返せば自分の評価に不安を持った心理の現れです。

仕事ができるとか出来ないとか、やたら口ずさむ人を見ると、ああこの人は自分の仕事の評価を気にしているんだなあと感じます。

また、自分は結果を出しているから仕事ができていると豪語しても、例えば不正（マニュアル無視でやったり、他人の成果を奪う）をして結果を出したような人は仕事が出来るとはいえません。この場合、きちんと仕事をせずに不正をして結果だけ出したというのが正しいです。

あの人が、あの部下が、いつまでも仕事を覚えない、仕事ができない・・・と裏でブツブツ悪口を言い散らす人も同じ。その人自身も仕事ができていません。

部下の教育も上司の役目です。教育と指導ができていない結果なのです。

自分がそういう事を裏で口ずさむようになったら、自分がちゃんとできていない深層心理の現れなので、影で人を否定するのではなく、自分が努力するべきだということです。