まず最初に。
この記事は新品購入時についてです。
液晶のドット抜け問題。メーカーは不良品ではないとしていますが、消費者はそう思っていません。
商品を買って箱を開けて電源を入れ、液晶のドット抜けは1つでもあれば気分は落ち込んでいまいます。皆そうだと思います。メーカーはこれを不良品ではないというのです。
本来新品は同じ状態であるべきです。
同じ新品で状態に優劣があるのはおかしい。ドット抜けなしとドット抜けありの新品が同じ値段というのは絶対におかしい。消費者にとって最も深刻な問題です。
今回は熱く語ります。
ドット抜けガイドラインがあるらしい
メーカーはドット抜けは液晶の特性であるとし、返品交換は受け付けない。
電子情報技術産業協会(JEITA)にはガイドラインがあり、ドット抜け割合をメーカーは記載しています。これはいわゆるメーカーが保証するドット抜け割合ということらしいです。
メーカー記載の基準内であっても、画面中央付近にドット抜けがあったり、ドット抜けの状態によっては保証してくれることもあるので、気になる人は取りえず保証できるか問い合わせたほうがいいです。
ダメと言われればそれで終わりですが、一応言わないと損です。
液晶モニタはいわゆる顔である
PCやスマホ、TVなどの液晶(LCD)は画面を見るための道具です。
画面が正常に見えなければ道具としての役目を果たしていません。
正常な視力であればドット抜けは目に付きます。目立ちます。これを仕様だから我慢しろというのは無理。新品ですよ。不良ドットがあるのは新品とは言えません。
ドット抜けなしにすることは技術的に難しいとか説明されてもそんなことは知りません。
メーカー都合なんて消費者には関係のないことで、最終的にきちんと表示されているか否か、商品としての目的(この場合、画面を表示すること)を果たせているかどうかなんです。
そもそも新品なんですよ。新品時から不良品とそうでないものが混在して、それが同じ値段で売られているってどう考えてもおかしい。
私もドット抜けを引いたことは過去に一度あります。
今までノートPC4台買って1台がドット抜け。
新品のノートPCを買い、気分上々で開封して、電源を入れ、画面が点灯する。するとすぐに発見。一点だけ色がおかしい。ドット抜けでした。
ドット抜けを引いたときの気分は奈落の底に突き落とされた気分。
なぜならこれが保証対象外で我慢してずっと付き合わないといけないからです。忘れたくても画面ですから嫌でも目に入ります。
これを正常であるとしてドット抜けがない製品と同じ値段払わされているわけです。性能が異なるのに明らかにおかしいでしょう。
同じ値段ならドット抜けがないものがほしいと誰もが思います。
ドット抜けがあるくらいなら筐体に傷がある方がまだはるかにマシです。
ドット不良を当たり外れみたいにするのはやめてほしい。なぜ新品買うのにギャンブルさせられるのでしょうか。新品は同じ状態であるべきです。同じ値段を払っているのです。
我々消費者にとってドット抜けはかなりショックな事件。電源を入れるたびに見なくちゃいけない。
ドット抜けがあると買取査定に影響する
メーカーはこれは正常であるとして同じ値段で売りつける。しかし買取査定に出せばドット抜けで減額される。これはおかしいでしょう。
明らかに価値が違います。
価値が違うものを同じ値段で販売しているのはおかしい。
新品は同じ状態であるべきだし同じ価値であるべき。それが品質です。ドット抜けを引いた場合、損をしたことになります。
なぜ新品モニタを買うのに消費者はババ抜きゲームをさせられるのでしょうか。
新品に不良品を混ぜ込まないでほしい。これは訳あり品として安くして販売するべきです。買取時に減額されるんですから明らかに価値が違います。
ドット抜けを保証してくれるサービス
販売店によっては液晶モニタのドット抜け保証というものがあります。
※ドット抜けは大雑把に分けると輝点(常時点灯)と黒点(常時消灯)があります。
ただし販売店のドット抜け保証サービスは有料サービス。購入時に商品の5–10%程度を払うことになります。
ドット不良で交換というとこまではいいんですが、そもそもメーカーの不良品なのに、新品の不良品交換が消費者負担というのはおかしい。
こうなると消費者はドット抜け保証料金を含めたものを商品価格として考え、ここで高いか安いか判断して買い物を考えることになります。なお保証内容・条件は販売店によってかなり異なります。
デル製のデジタルハイエンド、プロフェッショナル、Alienware液晶モニターにはプレミアムパネル保証(標準で保証がついてくるので消費者は負担ゼロ)があり、ドット抜けが1つでもあれば無料交換( ※ただし輝点が対象で黒点は保証対象外 )してくれます。
それ以外のモニターに関しても、 一定数のドット抜けがあれば交換になる場合があります。
詳しくは
Dell製ディスプレイの不良ドットに関する対応ガイドライン(DELL)
EIZOは無輝点保証(※輝点が対象で黒点は保証対象外)があり購入後6ヶ月以内なら無償交換されます。
保証条件は下のリンクより。EIZO公式→サポート→製品保証→無輝点保証
https://www.eizo.co.jp/
本来どうあるべきか
液晶モニターとは目で見て作業するのが目的の道具です。
これに不良ドットがあるのは道具として差し支えるので不良品。
技術的にドット抜けをなくすのは困難などそういう事情は消費者には関係ありません。検査で弾けばいいだけの話。
見るための道具である以上、ドット抜けは道具としての目的を果たせない。
メーカーは梱包前にドット抜けが有るか検査して、ドット抜けがある物は訳あり商品として安く販売するべきです。
ドット抜けがない商品とドット抜けがある商品が同じ価格というのはどう考えても本当におかしい。
ある人はドット抜けなしでニッコリ、ある人はドット抜けありでガッカリ。
新品で同じ料金払ってこの不公平感はなんなんでしょうか?
中古ショップへ買い取りに出したときに不良品として減額されるんですよ。明らかに価値が違います。原因はメーカー側であり、買う側は何も悪くないのです。
以上。熱く語りました(´・ω・`)