4月の日中に室温が23度以上あるのにまだ暖房をつける。10月の日中に室温が25度以下になるのにまだ冷房をつける。こんな人が実際にいます。
部屋に入ると冬場はムッと来るほどガンガン暖房を効かせていて半袖にならないと暑い、いや肺に入る空気そのものが生ぬるくて気持ち悪いレベルだ。夏場は上着がいるほど冷房を効かせ、風邪を引くほど寒くしている。
この記事では冷暖房の無駄遣いについて書いていきます。
冷暖房を使い始める温度は?
一般的に暖房をつけ始める室温は20度未満から。
冷房をつけ始める室温は28度以上からと言われている。
私の場合(痩せ型体型)は暖房稼働は室温18度を切るくらいから(室温15-16度でも暖房はつけないこともある)で、冷房をつけ始めるのは30-32度くらいから。あまりに過敏に使用すると光熱費がかかるので多少の温度差は衣服や窓の開け閉めで調整します。
やせ我慢はしていません。ただ、人間はそもそも恒温動物ですしあまり過敏になる必要はないかということで、ある程度(ただし無理がない程度)の暑さ寒さからつけ始める感じです。
体感温度は条件で変わる
人間は同じ室温でも条件次第で感じ方が変わる気がします。
例えば食事の後(常温の料理を食べた場合でも)は30分ほど寒さが感じにくくなる。寒い冬に外出して帰宅すると、帰宅から30分ほどは部屋が暖かく感じやすい(外で運動して温まっていたわけでもない)。
また、同じ室温でもお腹が空いている時は寒く感じやすい。
食事後に体が寒く感じにくいのは、消化でカロリーを使い発熱するからだろうか。熱い料理を食べたから温まるというわけでもなく、常温の料理を食べても温まる。
消化には内蔵が活動するため多くのカロリーを消費しているそうだ。カロリーは熱量であり、カロリーを使うと熱が発生する。これが体温を上げているのかもしれない。
こういったボーナスタイム中では私は冷暖房は使用しません。帰宅して寒くもないのに条件反射的にすぐに暖房をつけるのではなく、寒く感じ始めてから使用している。光熱費がもったいない。
惰性でエアコンを使い続ける心理
上で書いたような同じ室温でも感じ方は環境で変わる。しかし体感で寒くも暑くもないのに冷暖房を点けてしまう人がいる。
春の季節・・・実はもう寒くないのに惰性で暖房をつける。
秋の季節・・・実はもう暑くないのに惰性で冷房をつける。
こういった人は実際にいます。
体が暑い寒いというより条件反射的にエアコン類を点けてしまう癖がついている人のパターンです。使うのを止めるタイミングがわからなくなっている感じです。
冬場から春にかけて何もしなくても昼間は暖かくなります。日中に室温が23度台に上がっても惰性的にすぐ暖房をつけてしまう。暖房により室温は26度を超え、むっとして暑いレベルだ。
暑い夏から秋になる。何もしないと36度にもなった部屋が秋になり日中25度以下にまで下がってきているのにも関わらず、惰性で冷房をつけてしまう。室温は何度まで下がっているのかわからないが長袖がないと寒いレベルだ。
そういった人の場合、設定温度も極端です。これは一人暮らしなら本人の勝手ではあるが、デメリットもあります。
エコになろう
過剰な冷暖房は健康にも悪いし、冷暖房の無駄遣いは光熱費も馬鹿になりません。また、脱炭素の面からもよくありません。
そこで本当に冷暖房を付ける必要があるのかよく考えるべきです。もちろん我慢しすぎて脱水症などになるのは危険ですが、この記事では本来冷暖房が必要でない環境において惰性的に過剰に冷暖房を点けてしまう人について焦点を当てています。
日本人の場合はおおよそ気温24-25度(直射日光を浴びない場合で)が半袖に代わるタイミングです。4月となり福岡では日差しがある昼間は室温がそれくらいになるようになりました。感じ方には個人差はあるものの、すぐに冷暖房を点けるのではなく、まずはその室温に応じた衣服の調整をしているのか見直すべきだと思います。
やはり冬場に暖房をガンガン焚いて室温が26度以上にも達し、長袖では汗ばんでくるような使い方は非常にもったいないですし、夏場に冷房をガンガン回して室温が20度にまで下がり、半袖では肌寒く、上着を羽織るなんてどう考えても非効率です。
快適になるな!少しは我慢しろ!と言っているのではなく、すでに快適にも関わらず惰性でとりあえず冷暖房を使うのが癖になっているというのはもったいないということを言いたかったのです。