デジタル機器で容量や速度を表すときに使われる単位でビットとバイトがありますが、Mbpsなどビットで表記されているのにバイトと勘違いしている人も少なからずいます。
そこでその違いと見分け方を記事にしました。
ビット(bit)とバイト(Bite)
ビット bit=binary digit
2進数で0と1の組み合わせ。
bitのbは小文字。
バイト Bite
8桁のbit(つまり256通り)からなる情報単位。
BiteのBは大文字。
ビットかバイトか見分け方
勘違いが起きやすい実例としてはインターネット回線速度やUSB転送速度でMbpsとかGbps、そしてストレージなどベンチマーク速度でMB/sやGB/sが使われるときではないでしょうか。
これがビットなのかバイトなのかどっちのこと言っているのかわからないという人もいるでしょう。
◯bpsと◯B/sってどういう意味?
bpsとB/sの違いはビットかバイトかの違い。
- bps は bits per second(bit/s) で秒間のビット数。
- B/s は bytes per second(Bps)で秒間のバイト数。
ビット(bit)バイト(Bite)の見分け方
ビット(bit)バイト(Bite)をどう見分けるかというと、小文字のbはビット、大文字のBならバイト。
1キロビットは1kb、1キロバイトは1kB(1KB)と表示される。
Mbpsはbが小文字なのでビット(bit)。MB/sはBが大文字なのでバイト(Bite)。
8ビット=1バイト、8倍も違う
ネットの回線速度の1Gbpsと、SSD速度の500MB/sを一緒くたに比べ、ネット回線速度のほうが速いなどと勘違いしないようにしたい。ビットとバイトでは8倍の差があり、8ビットで1バイトである。
ネット回線で1Gbpsならば125MB/sなのです。
つまりSSDの速度が500MB/sなら、4000Mbps(4Gbps)なのです。
HDDの速度が150MB/sだとしたら、それは1200Mbps(1.2Gbps)なのです。
昔はファミコンやスーパーファミコンのソフトでメーカーが◯メガビットの大容量などと謳っていることが多かった。24メガビットだったソフトはバイト換算で3メガバイトです。