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芽キャベツは凝縮された小さな栄養カプセル

野菜の王様と言えばブロッコリーがよく知られていますが、ブロッコリー以外にも素晴らしいマルチビタミン野菜があります。

それは芽キャベツです。

芽キャベツはキャベツの芽ではありません。芽キャベツという小さな球のような野菜です。

芽キャベツは近年では日本でも密かな人気がありますが、私が知る限りでは日本語版マッスル&フィットネスという雑誌の93年か94年頃の記事で芽キャベツの栄養について大きく取り上げてありました。

欧米では割と一般的に食べられていたようで、98年のスイス旅行時にもホテルの夕食で芽キャベツの付け合せが普通に出てきていました。

日本では90年代はまだ芽キャベツは無名の野菜でマスコミが取り上げることもなくスーパーなどで探しても見当たりませんでしたが現在は普通に店頭に並んでいます。通販でも気軽に買うことが出来ます。

ですがまだまだブロッコリーに押されて芽キャベツは目立たない存在。

この芽キャベツの栄養について書いていきます。

芽キャベツの栄養はブロッコリーと肩を並べる

芽キャベツはアブラナ科ですが、同じアブラナ科の野菜として、ブロッコリーが知られています。

ブロッコリーは様々なビタミンを含んだマルチビタミン野菜で、ブロッコリーを食べれば間違いないと言えるほどで、野菜の王様と言われています。

ですが芽キャベツも負けてはいません。

芽キャベツはブロッコリーと非常に似た栄養構成で、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンB1、B2、B6、C、E、K、パントテン酸(B5)、葉酸(B9)、その他ミネラル、食物繊維も多く含まれています。

特にビタミンC、ビタミンK、葉酸(ビタミンB9)は突出して多く含まれます。

ビタミンCはストレスの多い現代人に不足しがち。ビタミンKは動脈の石灰化抑制に役立つ。

また、厚労省は葉酸について、妊娠期の女性に不足しがちで、葉酸が先天性異常である神経管閉鎖障害のリスクを減らすので野菜を積極的に食べて葉酸の摂取を呼びかけています。

芽キャベツは野菜の中では間違いなくブロッコリーと並んでトップレベルで栄養が豊富に含まれています。

栄養成分の詳細な情報を知りたい場合はこちらから。

食品成分データベース|文部科学省

「めキャベツ」で検索すると出て来ます。「芽キャベツ」や「芽キャベツ」では出てきませんので注意。

カロリーSlism

栄養成分をグラフ付きで見ることが出来ます。1食あたりのグラム数(芽キャベツなら50g程度)を入力して表示することをオススメします。

「芽キャベツ」「メキャベツ」と検索すれば出てきますが、「めキャベツ」では出てきませんので注意。

芽キャベツはシュウ酸が多い

栄養を逃さないという意味では、茹でるよりも電子レンジや蒸すのが理想ですが、芽キャベツはブロッコリー同様にシュウ酸を多く含んでいます。

シュウ酸は結石の原因となります。

芽キャベツには100gあたり360mgのシュウ酸が含まれています。(※USDA Agriculture Handbook No. 8-11、Vegetables and Vegetable Products、1984 に掲載されたデータの数値)

これはホウレン草の半分ほど、ブロッコリーの約2倍の量です。

苦味や結石のリスクが気になる方は、下処理として2-3分ほど茹でてアク抜きをしたほうがいいと思います。

また、シュウ酸による結石のリスクを減らすにはカルシウムを同時に摂取すると、シュウ酸とカルシウムが結合して排泄されます。

食品中のシュウ酸についての記事も書いていますのでよかったら見てください。

食材としても美味しい

芽キャベツというと、私は栄養価をすぐにブロッコリーと比べてしまい、これはまあほぼ同等ですが、芽キャベツはブロッコリーより高い食材です。

栄養価はほぼ互角で値段は高い。じゃあブロッコリーのほうが良いと言われればそれまでですが、栄養目的ばかりになるのも寂しいじゃあないですか。

芽キャベツは芽キャベツにしか無い独特の食感と美味しさがあります。普段ブロッコリーの人でもたまには芽キャベツを食べてみるのもどうでしょうか?

大きさもちょうど一口サイズで食べやすい。

オーブンを使った芽キャベツの美味しい食べ方がユーチューブにありましたので貼っておきます。

冬野菜である芽キャベツ。普段の食事に数個添えるだけで普段不足しているビタミン類を十分補えると思います。

ただし、いつも言えることですが、○○が栄養あるからと知るや否や、そればかり毎日たくさん食べ、そしてすぐに飽きて一切食べなくなる。それではただのフードファディズムです。

芽キャベツだけで全栄養素を取るような勢いで食べまくる必要はないのです。何事も加減が大事です。食事はバランスと継続。

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