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危険なコンビニワープが社会問題になっているので対策を考えた

写真はイメージです。

最近何かと話題になっているコンビニワープ(またはコンビニショートカット)。

交差点で信号が赤になると、交差点角にあるコンビニへ左折してさっと入り、その敷地内をショートカットして左折していく。事実上交差点を左折出来ちゃうという裏技で、赤信号を待ちきれないドライバーがよくやる技。

コンビニ敷地内を車道と勘違いしたかのように通過していく車もいて、その危険性が問題となっています。

このコンビニワープ防止にに有効な対策はないのか考えました。

コンビニワープとは

コンビニワープとは交差点角にあるコンビニの駐車場を使ったショートカットのこと。交差点にコンビニが多いせいでこの呼名になったのでしょう。しかしこれはコンビニに限ったことではありません。交差点角に駐車場を持つ店舗ではこのような後継はよくあります。

交差点が赤信号のときにコンビニの駐車場へ入り、そのままショートカットして左折などをしていく。彼らの目的は赤信号待ちの時間短縮。

コンビニワープの何が危険?

コンビニワープの危険性は、本来車道ではないところを通行することによる事故の発生リスク。

コンビニワープをする人は交差点での信号の待ち時間を短縮したいドライバーなので、急ぎがちであること。そのため、歩道をまたぐときに一時停止をせずに結構な勢いでコンビニ敷地へ飛び込み、コンビニ敷地内を車道のように走り、出口でも歩道手前で一時停止をせずノンストップで飛び出していく傾向が強い。

このような車が増えていくとコンビニ内はワープする車がビュンビュン通過する危険地帯となってしまいます。また出入り口の幅をいっぱいいっぱい使って斜めに入って直線的にショートカットしていく車も多い。

ただ、これはコンビニ利用の車に関しても、歩道をまたぐ時に一時停止をしないで一気に歩道に飛び出すドライバーは多く、歩行者や自転車と追突事故のリスクが高いのです。

コンビニ側が工夫すれば対策は可能

ではコンビニワープの対策を考えます。下の図は現状のコンビニワープ出来る環境です。

コンビニワープ対策は2つアイデアが浮かびました。

  • 方法1、敷地を二分割に区切り、通り抜け不能にする。
  • 方法2、出入り口に開閉ゲートを作る。

ただしデメリットもあります。

敷地内を2分割にして通り抜け不能にする

コンビニの敷地内を壁やガードで2分割して物理的に通り抜けを出来なくする。

デメリットはどっちか片方の駐車スペースが埋まってしまった場合。自分側の駐車スペースが空いていないと、開いている方の入り口から入らないといけないこと。

これは入ってくる方向によっては面倒。例えば上の画像の上の入口から入り駐車エリアがいっぱいだと、一旦出て左折左折左折を繰り返しグルっと回って右入り口から入り直す。あるいは上の出口から右折して出て交差点を右折、そしてもう一回右折して入る(こっちはかなり面倒)。

ただ、この方法は最も確実で手っ取り早い。

駐車場ゲート設置

出入り口にセンサー式の駐車場ゲートを作ることで入るときと出るときに2回の停止の時間ロスを生じさせ、ワープのメリットを減らす。完全無料でいいので自動開閉のゲートを作る。

ノンストップでショートカットしたい(ワープのメリットを最大に活かしたい)ドライバーにとっては一時停止を余儀なくされ、大きな障害となるはずです。簡単にさっとワープしたいドライバーにとっては明らかにめんどくさくなります。

問題は、ゲートを設置するにはそれなりの費用がかかること。またゲートを設置するスペースを確保する必要があること。そのため駐車できる台数が少し減ることになります。

コンビニは対策に消極的か

やはり手っ取り早いのは敷地を二分割に区切り、通り抜け不能にすることです。

結局はコンビニ側にやる気があるかどうかだと思います。そもそもコンビニがなぜ交差点角を狙って店を出すかというと、出入り口を2箇所設けられ、車の出入りがやりやすいため。

コンビニワープによってコンビニ店側に実害が出ているのかというと、それほど頻繁に通り抜けを見ることはないので、店としての損失はあまりないのではないかと思います。そのためワープ防止対策には消極的なのかもしれません。対策をすることは利便性を削ぐことになり、店としてはやりたくないかもしれません。

コンビニワープは法律上は建造物侵入罪に当たる可能性が高いですが、店側に実害がない以上、訴えられる可能性は殆ど無いでしょう。ドライバーの方も、「コンビニで買い物をするつもりだったが、駐車場がいっぱいだったのでそのまま出た。」とか、「買い物するつもりで入ったが急用を思い出してそのまま出た。」と言われてしまうとそれまでかもしれません。

ただ、ショートカットしてワープする車は、コンビニ敷地内では飛ばす傾向が強く歩道をまたぐときににも一時停止しないことがほとんど。歩道をまたぐときに歩行者が近づいていてもかなり強引に飛び出してきます。まさにノンストップで駆け抜けていくことが多い。

歩行者や自転車はとても危険な状態です。もう法改正して交差点角の駐車場は物理的に通り抜けできない分割構造を義務化するしかないかもしれません。

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