健康サプリメント商品などでまずはお試しと派手に宣伝し、注文ページをよく見ると、そのお試しはちゃっかり定期購入契約の初回発送分のみの限定価格となっているケース。
記載内容をよく読めば定期購入とわかる場合が多いですが、定期購入の前にまずは試してみようと「キャチコピーだけを見て」ちゃんと確認せずに注文するとトラブルになります。
なかには定期購入との記載内容がなかったのに定期購入契約されてしまったというケースもあるようです。
これが単に購入者が申込内容を見落としていただけかもしれませんが、サイト名が書いてありませんでしたので真実はわかりません。
お試しなのに定期契約になっていたと気が付き解約しようとすると、解約すればお試し分の商品は定期購入契約が条件となっているので通常価格との差額分を支払ってもらうと言われるパターン。
また、解約は電話のみとなっていて、その電話は繋がらないトラブル。
お試し価格のトラブル
試しただけのつもりが定期購入というトラブルは国民生活センターで注意喚起しています。
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20191219_1.html
消費者庁は2020年1月21日に「顧客の意に反して通信販売に係る売買契約の申込みをさせようとする行為」にあたるとしてダイエットサプリメント通信販売業者の行政処分を行っています。
https://www.caa.go.jp/notice/entry/018692/
その他トラブルの多い商品サイトがあるのか検索したところ、出てきました。購入者からの評判はかなり悪いようです。
「まずはお試しください、実質無料」と書いてあるのに、申込み部分を見るとお試し分は定期購入契約をしないと試すことが出来ない。
ただ、同じ商品でも商品ページは複数あり、「お試し」の文字がないパターンなどもありました。なぜいくつも作っているのかは不明。
お試しの申し込み部分に定期購入ということを記載しているので、それをきちんと読まない購入者にも否があります。
しかしお試しと書いておきながら、試すことが出来ない。いきなり定期購入契約ということ自体、言葉が矛盾。
そして解約しようとすると、お試し分の商品は定期購入契約が条件となっているので通常価格との差額分を支払ってもらうことになりますという返答のケース。
これはお試しとは言いません。
定期購入の初回サービス品と表示するべきです。これがトラブルのもと。お試し品だけで購入出来ると思って申し込む購入者層を狙い、引っかけようとやっているのならば悪質です。
無料サンプル、無料サンプルと大きく宣伝しているので申し込むと、その後勧誘電話がしつこくかかってくるパターン。断っても何度もかかってくる。着信拒否すると電話番号変えてかかってくる。
一度断ったのに再び勧誘するのは特定商取引法第17条の再勧誘の禁止に違反します。
特定商品取引法ガイド 消費者庁
その他いろいろな商品サイトを見て回った感じでは、紛らわしさはピンきりではありますが、しっかり読めば定期購入と分かる感じのサイトが多かったです。
通信販売は特定商取引法上ではクーリングオフの対象ではありません。
インターネット通販はクーリングオフが出来ません
ので条件をしっかり確認して慎重に手続きしてください。
お試し価格には手を出さないのが賢い
30日分通常5,000円が
初回500円!!
まずはお試しを!!
この手のキャッチコピーには手を出さないのが懸命です。
すべてが怪しいというわけではありませんが、うまい話にはなにかあるかもしれないと思っていたほうがいいです。
お試しと宣伝しておきながら定期購入契約という流れは多いので、もし試すなら定期購入になっていないかしっかりと手続きの内容を確認してください。
「まずはお試しを!」と宣伝していても「初回」という言葉がついている場合はほぼ定期購入です。
しかしたとえ「定期縛りなし」とあっても、その後にしつこい勧誘の電話が来るリスクもあります。「初回解約可能」などあっても、解約の電話が繋がらない可能性というリスクもあります。
派手すぎる商品ページは警戒した方がいい
ちゃんとした会社の健康食品などの宣伝ページでも派手で大げさな表現を使う傾向はあります。
トラブルの多い会社の商品ページは、一般的に知られたメーカーの商品ページよりもさらにド派手なキャッチコピー、大きくて派手な色のフォントと装飾、大げさな表現、動いてアピールする購入ボタンなどを使っている傾向が強いです。
商品ページだけで決めつけることは出来ませんが、宣伝があまり派手すぎるところは警戒したほうがいいです。
残りわずかに惑わされるな!
残りわずか!
と大きな文字でド派手に宣伝している場合は、購入を急がせる手法である可能性が高いです。実際は在庫があるのに残りわずかと偽っているパターンは考えられます。
購入はじっくりと購入条件を確認してからにしてください。
専門機関がやった研究をあげて科学的証拠として宣伝するが
これはちゃんとした大手メーカーでも同様に言えます。商品ページに研究や論文、そして専門家の名前を並べてきますが、自社研究であったり、他の機関で研究されていても研究の出資者・スポンサーがその商品メーカーであることが殆どであり研究の透明性は低いです。
第三者機関が同じ条件で研究をやって同じ結果になったという再現性が証明されていないことがほとんどです。
もちろん研究の結果が正しい可能性もありますが、これらの科学的根拠はあまり鵜呑みにしないほうがいいです。
喜びの声に惑わされるな!会社が作った宣伝です
公式商品サイトの喜びの声は胡散臭くて私はまったくこの言葉は信用していません。
写真まで付いた喜びの声が、実際の消費者の声という証拠はありません。
それは消費者の声ではなく商品メーカーが宣伝のために作って用意したものである可能性が十分にあります。
大手メーカーでも喜びの声を載せている傾向は多いですが、正直喜びの声の内容は参考にしないほうがいいです。
嘘かどうか検証しました、というサイトについて
トラブルがありそうな予感のする通販サイト商品の噂を検索すると、「~の悪い口コミ・評判は本当?嘘?検証しました」などというサイトが上位に出てきます。
しかしページ構成や文体が似たりよったり。どうみても第三者が検証したサイトではないのは明らかで、案の定すべてが商品の宣伝サイトになっています。
トラブルが多そうな商品を色々と検索しましたが、このようなサイトがかなり多くてびっくりしました。
信頼おけるメーカーから購入するのが確実です
トラブルを避けるためにはよくわからないような会社が宣伝しているどう考えてもお得すぎる派手な割引きに安易に手を出さないことです。
全て悪いというわけではないが、紛らわしいでキャチコピーで消費者が勘違いすることを狙って定期契約へ誘導しているとしか思えないような商品ページも中にはあり、返品や解約には応じてくれないなどトラブルのリスクがあります。
そこが信頼できる会社か検索しても、その会社の関係者か業者が作ったような別サイトが上位に出てくることがあります。そういうサイトが出てくるところはまず避けたほうが無難です。
ダイエット・健康食品ではトラブルは多いです。商品サイトで宣伝している内容に振り回されないように。
確実を狙うなら、きちんとした大手有名メーカーから購入するのをオススメします。
インターネット通販はクーリングオフが出来ませんので慎重に!