デスクトップ型HDDは据え置き型HDDともいわれ、アダプターと繋いだHDDをUSBでPCと接続して使用します。
ポータブル型HDDもUSBでPCと接続して使用。ただデスクトップ型よりもずっとコンパクト。そしてアダプターを必要とせずUSBからの電源供給で動く。
この2タイプの外付けHDDの違いはなんなのか?HDDが大きかったらどう違うの?買う時にどちらを選べばいいのか。それを書いていこうと思います。
デスクトップ型とポータブル型の特徴
デスクトップ型
デスクトップ型は、机の上に据え置くタイプのこと。
- サイズはポータブル型より大きく、外部電源が必要。
- ワンドライブで2–14TBあたりの大容量タイプが主流。
- 1GBあたりの単価は安い。
- 速度もポータブル型より有利で速い。
外付けHDDは小さくてアダプターも不要なポータブル型でいいじゃん、デスクトップ型に意味はあるの?と一見思いがちですがデスクトップ型にもメリットがいっぱいあるということです。
ポータブル型
ポータブル型とは持ち運びができるタイプのこと。
- コンパクトサイズで外部電源を必要とせず、USBからの電源供給で動く。
- 容量はデスクトップ型に比べ少なめで1–5TBが主流。
- 1GBあたりの単価はデスクトップ型よりやや高い。
- 耐衝撃構造であるjことが多い。
特徴はなんと言ってもコンパクト、持ち運びに便利でアダプター不要。利便性です。
接続機器が増えるたびに電源コードが増えコンセント周りがごちゃごちゃになって嫌だ、もうこれ以上電源増やしたくない!という人にとって、USBバスパワーはありがたい。
それぞれの特徴を表にする
簡単な表です。
デスクトップ (据え置き型) | ポータブル | |
---|---|---|
プラッタ | 3.5インチ | 2.5インチ |
筐体 | 大きい | 小さい |
電源 | 外部電源 | USB供給 |
容量 | 2-14TB | 1-5TB |
速度 | 速い | 遅い |
値段 | 安い | 高い |
※プラッタはHDDに使われる記録円盤で、その直径サイズの比較です。容量は大体の目安です。速度と値段は互いに比べて速いか遅いか、高いか安いかという判別です。
どちらが壊れにくいのか
デスクトップ型(据え置き型)とポータブル型のHDDはどちらが壊れにくいのか。
これはなんとも言えないと思います。
デスクトップ型HDDは排熱を考えられたケースであったりしてポータブル型HDDより熱問題の面で有利と思ってしまいますが、デスクトップ型はポータブル型より高速回転のものもあり、そうなると発熱は大きいと思います。
振動に強いというとポータブル型HDD。しかしデスクトップ型は自宅内で据え置いて使うものであるため、振動が起こる場面がほとんどないから、特に問題はない。地震で棚から落っこちたりしない限り。
デスクトップ型とポータブル型、どちらが壊れにくいというものは私はないような気がします。
壊れるときは壊れる。壊れないときは壊れない。メーカーの品質や運による影響のほうが遥かに大きいのではないでしょうか?
で、どっちを買えばいいの?
デスクトップ型(据え置き型)とポータブル型のどっちを買えばいいのか。ポータブル型のほうが可愛いから、おしゃれだから、という理由で買うのも別に悪くはないですが、きちんと特徴を知っておくほうが賢いと思います。
持ち運ぶ用途をしないならば、デスクトップ型一択。大容量モデルが揃っているし、容量あたりも安い。大量に動画ファイルがたまったりして容量に困っているならこれしかありません。
持ち運んで使うならポータブル型。軽量コンパクトでアダプタも不要。利便性は高いですがあまり大容量のものはありません。
ただ、通販で買う場合は梱包に仕方に問題がある場合もありますので注意してください。衝撃に弱いHDDはできれば店頭で購入したほうが無難です。けれどPC専門ショップの通販ならしっかりした梱包であることが多いです。
購入後はすぐにCrystalDiskInfo(無料ソフト)などでドライブの健康状態を確認してください。
CrystalDiskInfoの公式ダウンロードサイト
https://crystalmark.info/ja/software/crystaldiskinfo/
故障しても保証期間内なら保証で直せるし・・と安心してはいけません。保証を使ってもデータが戻ってくるとは限りません。バックアップは2つ以上作ることをオススメします。