日本人の使用スマホは世界的に見てiPhone率が非常に高くスマホシェアのおおよそ4-5割と言われ、若者はさらにiPhone率がぐんと高い。アイフォン信者とも言われる。
日本でiPhoneが多い理由は、「皆が持っているから」「iPhoneというブランドだから」でしょう。日本人は「人が集まるところへ集まり」「皆が買う物が売れる」傾向がとても強い。つまりiPhoneだから売れるのである。
今はiPhone13が話題になっているが、一番安い iPhone13 mini(128GB)でも8万6,800円。一番高い iPhone13 Pro Max(1TBモデル)なんて19万4,800円だ。もはやノートPCより高くなってしまった。
こんな高価な物がバカスカ売れるのだから、メーカーにとっては金のなる木の御馳走だろう。
しかし冗談じゃない。一切パソコンを使わずスマホだけでやっている人やこだわりがある人は、スマホにお金をかけるのは意味があるかもしれない。しかしあくまでもパソコンがメインで、スマホはどうでもいいという場合は、スマホに10万も20万もかける元気はないです。
スマホにお金をかけたくない私はAndroidスマホ一択だ。OPPO A73 を使っている。価格.comで最安値を調べてSIMフリー端末を税込み1万6,460円で買った。中国製だがちゃんとしたメーカーであり、これが意外に使える。
実はこれ2021年7月に買っていたのだが、しばらく使ってからのインプレのほうがいいと思って購入3ヶ月後の今レビューします。
OPPO A73 の主なスペック
OPPO A73 SIMフリー端末
発売日 | 2020年11月20日 |
OS | ColorOS 7.2|Android10 |
プロセッサ | QualcommSM6115 Snapdragon 662 8コア、8スレッド、2.0GHz |
RAM | 4.00GB |
デバイスストレージ | 64.0GB |
画面 | 6.44インチ 2400×1080ドット アクティブマトリックス式有機EL |
静止画カメラ解像度 | メイン(広角) 1600万画素 超広角 800万画素 ポートレート 200万画素 モノクロ 200万画素 – フロントカメラ 1600万画素 |
動画カメラ | 1080P 30fps 720P 30fps |
手ブレ補正 | EIS 電子手ぶれ補正(動画) |
通信 | 4G・LTE(5G非対応) WiーFi5(IEEE802.11ac) Bluetooth 5.0 |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 磁気センサー 光センサー 近接センサー |
認証 | 指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ | 非対応 |
SIM (シングルスロット) | nanoSIM、eSIMのデュアルSIM |
外部メモリ | マイクロSDXC(最大256GB) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
充電ケーブル | USB Type-C |
サイズ | 72.9 x 159.8 x 7.45 mm |
重量 | 162g |
付属品 | 充電アダプター USB Type-Cケーブル スマホケース 保護シール(貼り付け済) イヤホン SIMスロットを出すピン |
ちなみに2021年10月18日現在ではOSはアップデートされて、ColerOS 11|Android 11となっている。
充電アダプターとUSBケーブルは最初から繋がっているが、ケーブルは外すことが出来るので、外せばPCなどとデータ転送で使える。
OPPO A73の主な特徴
まあ驚いたのは、1.6万円スマホとは思えない画面の解像度と発色。それとスピーカーからの音質もいい。ストレージは64GBしかなが、マイクロSDXCカードが使えるので、私は128GBのものを2,000円で購入して差している。合計192GBだ。
CPUの性能がそれほどよくないので最新のゲームをやるにはきつい。出来ないわけではないが。とりあえず、にゃんこ大戦争、DQMSL、ダイの大冒険は普通にできた。原神はやっていないがスペック的にはきつそうだ。
5GやWi-Fi6には対応していないけれど、4GとWiーFi5が使えるし、それで十分使える。
防水にも対応していないが、何かあっても所詮1.6万円程度であり、経済的リスクは少ない。水没して壊れたら買い換えればいいのだ。
おサイフケータイには非対応だが、私は別にそれでいい感じ。
OPPO A73 の外観
液晶は思っていたよりずっと綺麗。6.44インチサイズで解像度は2400×1080ドットと非常に緻密な描写。発色も色がしっかり乗っていて深みがある色(写真ではわかりにくいが)。ただ、やや黄色が強い(個体差はあるかもしれない)。
実売1.6万円とは言え、質感はいい。レザー風仕上げで傷が付きにくそうだ。安っぽさは微塵もない。
接続部は、USB Type-C外部接続端子(ここから充電)、3.5mmイヤホンマイク端子。3つ並んだ穴はスピーカー。
SIMスロットには、nanoSIMが1枚とマイクロSDXCカードが1枚装着できる。私は2,000円で買ったサムスンの128GBのマイクロSDXCカードと、楽天モバイルのnanoSIMを装着している。
OPPO A73 カメラ性能
スマホを買うに当たって多くの人が気にするのはカメラ性能。カメラ性能の紹介と感想。
4眼カメラ
OPPO A73にレンズは4つある。レンスごとに専用のセンサーがあるようだ。つまり4つのカメラ。
- 通常レンズ(広角)+センサー
- 超広角レンズ+センサー
- ポートレートレンズ+センサー
- モノクロレンズ+センサー
ちょっとこのカメラ構成が理解できない。通常(広角)カメラと超広角はわかる。しかし「ポートレート」と「モノクロ」はなんだ?それは画像エンジンやソフトウェアで処理すればいい問題ではないのか。
ポートレートは200万画素でドットピッチが広いからノイズが少ないということなのか、モノクロセンサーはダイナミックレンジはカラーよりも広いということなのか。いやいやそんなものソフトウェアで処理すればいい。
ちなみにポートレートカメラのボケはソフトウェア処理で行っているようだ。
もし4つ搭載するなら、
- 広角(28mm相当くらい)
- 超広角(あるいはフィッシュアイ)
- 標準か中望遠(50mmか85mm相当くらい)
- マクロ(2-3cmくらいまで寄れるもの)
が理想だと思う。
中望遠は物撮りや人物撮影に重宝(正しい形で撮影できる・背景がボケやすい)だが、OPPO A73は広角カメラをトリミングすることで望遠としている。ゆえに画質の劣化がモロに来る。
ただ、1.6万円スマホでこれを求めるのは厳しい話だw。いやそうじゃなく、私がいいたいのはA73は4眼カメラもあって無駄なカメラが2つもあるということだ。
最短撮影距離は?
最短撮影距離はスペック表には書いてないが計測した所、通常カメラで約6cm、超広角カメラで約5cm、ポートレートカメラで約5cmまで寄ることが出来た。つまりマクロ撮影はポートレートで撮るのがベスト。
サンプル
↓OPPO A73のカメラで撮影(通常カメラ)。
↓参考にデジイチのキヤノンEOS KISS デジタルX(JPEGモード、カスタム設定済み)
OPPOの写真だけで見ればまあまあ撮れているかなと思いきや、そうでもなかった。やはりスマホクオリティか。
撮影時に肉眼で見た目感じではシダの葉などは黄緑色でデジイチのほうが色が近い。OPPOのほうはハイライトの白飛びが激しく感じる。KISSデジタルXの方は葉っぱの質感がしっかりと再現されている。
やはりスマホの小さなセンサーでの1600万画素はダイナミックレンジはかなりシビアである。ちなみにEOS KISSデジタルX はAPS-Cサイズの大きなセンサーでたった1000万画素、つまり1画素あたりのサイズが大きく明暗差の撮影には強い。
スマホをデジイチと比べるべきではないかもしれない。スマホのカメラの良さは、いつでも携帯しているので外出時など撮りたくなったときにすぐ撮影できること。そしてすぐにツイッターなどにツイートできる。
OPPO A73ではほとんど撮影していないので、カメラの画質については後でまた追記するかも。
OPPO A73を使ってみた感想
OPPO A73 を3ヶ月使ってみた感想は、ゲーム以外はほぼ満足。ゲームをガッツリやるのでなければこれはありだと思う。おサイフケータイは非対応だが、正直いらないし。
これは1.6万円とは思えないほどかなりよく出来たお買い得スマホだと思う。
不満点は、アプリの起動にやや待たされること。これはiPhoneなど他のスマホより遅い。と言っても数秒だが。サイトの読み込みは速いし、ユーチューブとかは普通に見れるし不自由は感じない。
それと、バッテリーの持ちがもう少し長いと嬉しい。とはいうものの充電時間は125分でフル充電。
残りが少ないと充電ペースが速く、90%超えてくるくらいからかなり緩やかな充電になる。最新のOSでは、最適化された夜間充電という、充電速度を整序して過充電されないようにする機能がある(オンオフ切り替え可)。
これだけ使えてさらに付属品として保護シールが最初から貼ってあり、スマホカバーもついて、イヤホンもついて、もちろん充電アダプターもUSBケーブルもついて、これで1万6,460円で買えた。もうね、わけわからんくらい安い。
私はこれで楽天モバイルを利用しているので経済性パフォーマンスがやばすぎる。通信はほぼWi-Fiだからまあキャリア回線は全然使いませんw。毎月0円です。
2021年10月18日現時点での価格.comの最安値価格は1万5,000円であり、この1.5万円で殆どの機能を備え、重いゲームをしない限りはほぼ不自由しない。
Androidの良さも悪さも知った上であえてiPhoneという人はともかく、何も考えずに条件反射的に高価なiPhoneを買い続けている人は、一度OPPO A73を試してみるといいかもしれない。