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皆迷う!合流時にはウインカーを左右どっちに出すのかの謎

一方通行の側道から本線への合流で、ウインカーは左右どちらへ出すのかという疑問。

本線と垂直に交わる交差点ならすぐに左ウインカーとわかりますが、並走する形で斜め方向から合流する場合、ウインカーは左右どちらかということを迷う人は多いです。

ポイントは進路変更なのか左折なのか

ポイントは進路変更なのか左折なのか。

右に進路変更であれば3秒前にウインカー、左折であれば30m手前からウインカー。

進路変更

同一方向に進行しながら進路を右方に変えるとき。

その行為をしようとする時の三秒前のとき。

出典:道路交通法施行令第21条(合図の時期及び方法)

左折

左折するとき。

その行為をしようとする地点(交差点においてその行為をする場合にあつては、当該交差点の手前の側端)から三十メートル手前の地点に達したとき。

出典:道路交通法施行令第21条(合図の時期及び方法)

条文を見ればわかるが、進路変更は同一方向に進行している状況が前提である。

交差点なら左、付加車線なら右ウインカー

交通規制基準では停止標識は交差点またはその手前の直前に設置することとなっており、つまり停止標識があれば交差点となるため、左側道からの合流は左ウインカー。

左側にある付加車線であれば並走した状態で右に車線変更する形となるため、右ウインカー。

下が付加車線で右ウインカーの例

下は交差点で左ウインカーの例

付加車線とは

付加車線は本線に付加される形で隣り合って並行して走る車線のこと。本線のおまけみたいな感じでくっついてる車線。これが工作物で分離されて単独の道路となっている部分(物理的に進路変更が出来ない部分)だと付加車線ではない。

国土交通省の下のポストの画像の通り。

わかっていても迷いが生じる微妙な合流がある

まあ普通に聞くと簡単じゃんと思うかもしれません。しかし中にはこういう合流も。首都高の南池袋PA出口である。

一時停止義務がある合流。だから交差点か?しかし付加車線らしきものもある。付加車線であれば右ウインカーであるが・・・。

じゃあ代々木PA出口はというと一時停止はない。こちらも付加車線らしき形で上と変わらない。

どちらも付加車線らしきものだが、加速車線と言うにはどちらもあまりに短く、付加車線と言える部分からはすでに幅が狭まっており、車が通行できる幅はないため、ここを通行すれば自動的に右側にはみ出てしまう。しかし一応本線に並行してすりつけてあるため2枚とも付加車線と言えるのではないか。

しかし交通規制基準では停止標識の設置基準は「交差点又はその手前の直近」となっているので停止標識があれば交差点ということになる。

問題は、高速道路の付加車線であれば加速車線ということで加速しながら進路変更して合流する必要があるが、交差点という扱いにして左折となれば、道路交通法第34条第1項により徐行義務が発生してしまう。また、交通整理の行なわれていない交差点に入ろうとする場合において、交差道路が優先道路であるときは徐行しなければならない(道路交通法第36条第3項)。

1枚目の場所である南池袋PA出口の場合は交差点ということになるので、付加車線?がある交差点というなんとも不可思議な場所だと思うが、交差点である以上左ウインカーとなる。左折であるため徐行して左折したあと一気に加速する流れ。

しかしこれでは安全に合流できない。それは最高速度を守らない車、合流ありの標識に見向きもしない車が多い為です。

合流が進路変更であれば右ウインカー。
右への進路変更は「同一方向に進行しながら進路を右方に変えるとき。(道路交通法施行令第21条)」である。

2枚目の場所である代々木PA出口は右ウインカーとなる。

つまり下のイラストのような感じ。左の図が代々木PA出口で、右の図が南池袋PA出口。

ただし、一時停止標識がないからと言って交差点ではないということではないので注意。

交通整理が行われていない交差点で、一時停止標識がない交差点なんていくらでもあります。なので付加車線の有無(並行してすりつけてあって、同じ道路からの車線変更となる形であるかどうか)を見ること。

わかりやすい道路環境が欲しい

ウインカーを左に出すべきところ右へ出して合流してしまったため検挙されるということは無いと思われます。

いちばん大切なことは事故を起こさないこと。

合流時の事故は多いため、合図だけでなくしっかり確認をして十分に気をつけて合流したい。

また要望として、運転手に迷いが生じないような道路環境を整えて欲しい。

紛らわしい合流であればもういっそのこと、「左ウインカー点滅」というような表示板を立ててもいいのではないかと思います。そのほうが運転手が迷わない。

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