6月18日にNTT東日本、NTT西日本が、個人電話帳であるハローページを終了することを発表しました。
いつかこうなると思っていたがついに来たか、ちょっと寂しいかな、という感じですが、これも時代の流れでしょうね。
電話帳の需要が減った。個人情報の保護などが理由のようです。
振り込み詐欺へ悪用されるケースが多い
まずは電話帳が振り込め詐欺などの犯罪に悪用されるケースが多い。
電話帳は誰でも見ることが出来るリストです。最近は電話帳へ乗せない人が多いものの、高齢者は電話帳へ番号を乗せている場合が多く詐欺のターゲットになっているのです。
そのためハローページから掲載を削除するようにと警察が個人個人へ呼びかけたこともありました。
ただ、電子メールなどへデジタル化した現代もフィッシング詐欺などあります。電子メールのリストも漏洩したり横流しされれば、フィッシング詐欺などのターゲットとなる場合があります。
個人情報保護の流れ
ハローページには、個人名、電話番号、住所が記載されています。
個人情報がヤーヤー叫ばれる中、電話帳は肩身が狭い立場になったことは間違いないでしょう。
個人情報の観点から卒業アルバムへ住所・電話欄を載せないところが増えたのがもう随分昔。私は卒業アルバムに住所と電話が載っていましたが、卒業後に毎日のように英会話業者などから勧誘電話がかかってきていました。
だからいつかはハローページもそうなるのかなと思っていました。誰でも閲覧できるだけにリスクは高いです。
ただ現代でもPCからもスマホからも個人情報は盗まれます。
こちらは電話と住所くらいでは済みません。あらゆるパスワードやクレジットカード情報、マイナンバー、写真データなども盗まれますし、むしろデジタル化した現代のほうが個人情報流出は危険かも知れません。
固定電話が減っている
ハローページは固定電話を集めた電話帳です。
昔はほぼどの世帯にも固定電話がありましたが、携帯電話が普及するにつれ、最近は固定電話を持たない人が増えていて、電話帳としては完成度が低くなったのかも知れません。
ハローページの需要が減った
ハローページが固定電話横のインテリアと化している人は少なくないと思います。
現実、使っていない人がほとんどでしょう。
PCやスマホでのネットワークが発達した今、これらを活用している人にとってハローページは利用する機会が、たとえ固定電話を持っていても、もう殆どありません。
新聞とテレビ、固定電話という時代から、今やインターネット、PC、スマホという時代に変わりました。時代の流れです。
さようなら!ハローページ
これで一つの時代がまた過ぎた感じがします。
時代はいつまでも同じではありません。これは受け入れないといけません。
ハローページは昭和から平成の思い出として記憶に残ります。
次は何が消えていくのか。
新聞?年賀状文化?テレビ?1円玉?