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古いノートの内蔵Wi-Fiカードを交換して高速化するぞ!

2011年製 NECノート LS550/E の内蔵Wi-Fiカードを交換して高速化します。

このノートパソコンにはWi-Fi4(11n)のカードが内蔵されています。

これをAmazonで購入したWi-Fi5(11ac)のカードに差し替えてWi-Fi通信の高速化を狙います。簡単にできるのでオススメのカスタムです。

準備

購入したものは Intel® Dual Band Wireless-AC 7260。Amazonで2,580円(税込)で購入。

静電気防止袋に入っていた。ネジ2つが付属していたが、パソコンに取り付けてあるネジを再び使うので付属ネジは不要。

商品リンクも貼っておきます。

※これはLenovo、HP製ノートパソコンには対応していないので注意。

※公式ウェブサイトによればインテル7260シリーズには3つあって
Intel® Dual Band Wireless-AC 7260
Intel® Dual Band Wireless-N 7260
Intel® Wireless-N 7260

と似たような型番があるので間違えないように注意。商品リンクはIntel® Dual Band Wireless-AC 7260で私が購入したもの。

ACの型番は11acでつまりWi-Fi5、Nの型番は11nでWi-Fi4になります。

本当はインテル Wi-Fi 6 AX200にしたかったが、カードのインターフェイスが変わるので変換カードがないと装着できない。そのアダプタは私のPCにはスペース的に入らないので購入は断念。

Intel® Dual Band Wireless-AC 7260の大きさはSDカードとほぼ同じ。

※MACアドレスはモザイクかけてます。

Intel® Dual Band Wireless-AC 7260のスペック
(2016年10月で製造終了しています。)

Wi-Fi5(11ac)規格。

最大速度は5GHzで866Mbps、2.4GHzで300Mbps。

送信2ストリーム、受信2ストリーム。

5GHzと2.4GHzのデュアルバンド。

MU-MIMOは非対応。

暗号化は WPA2でWPA3は非対応。

内蔵 Bluetooth 4.0。

やはりちょっと古いので仕方ない部分もありますが、これは私の古いノートのインターフェイスに装着できる最後のカードです。

ちなみにノートにもとから入っていた古いカードは

intel® Centrino® Wireless-N 1000 (112BNHMW) 。

Wi-Fi4(11n)規格。

最大速度は300Mbps。

送信1ストリーム、受信2ストリーム。

2.4GHzのシングルバンド。

暗号化はWPA2。

まあこれでもスピード測定では下りが30-58Mbpsほど出ていたし、別に困ることはなかったですけどね。

ただ、最近Wi-Fiがよく途切れてパソコンを再起動すると直っていたので内蔵Wi-Fiカード(もう10年ほど使っているし)が寿命になっていたのかもしれないと感じて交換した。

Intel® Dual Band Wireless-AC 7260はすでに製造が終了しているので、現在使用中の内蔵Wi-Fiが壊れる前に、在庫が残っているうちに買っておいたほうがいいかもしれません。

交換作業

まずはバッテリーを取り外します。そして裏蓋のネジ5箇所を外して裏蓋を開けます。

蓋を外すとすぐにWi-Fiカードを発見。交換は簡単。

赤い四角内のアンテナ端子を細いプライヤーなどでつまんで引っ張って外す。そのあと赤丸のネジを精密ドライバーで外します。

※先にプラスネジを外すとカードが少し起き上がるのでアンテナ端子を外すのにやりにくくなります。

外したら、新しいカードをインターフェイスに指して逆の手順で取り付けます。

アンテナ端子はゴマ粒みたいに小さいのでちゃんとズレないように水平に押します。ズレたまま押して壊さないように注意です。

取り付け完了です。あとは蓋を締めて、バッテリーを取り付け交換完了。

このカードはBluetoothが内蔵されていて、古いパソコンではMini PCI-eがUSB結線されていない可能性があるので51pinをセロハンなどでマスクすると認識するということらしい。

しかしBluetoothは使わないので(たぶん)、何もせずに取り付けました。NEC LS550/Eでは取り付け後不明なデバイスが出たのでBluetoothが認識されたようです。

ドライバのアップデート

取り付け後、パソコンを起動してデバイスマネージャーを見るとIntel(R) Dual Band Wireless-AC 7260と表示があった。不明なデバイスも一個あった。

タスクバーのインターネットアクセスを見るとWi-Fiの電波を拾っていたので暗号化キーを入力すると繋がった。

このままでも使えましたが公式サイトで一応最新ドライバをインストールします。

インテル® Dual Band Wireless-AC 7260 最新ドライバーとソフトウェア

ドライバは2つありましたが2つともインストールしました。

インストール後にデバイスマネージャを見るとBluetoothがありました。

スピード比較

では速度を測ります。

ルーターは1階。パソコンは2階で、直線距離は7mほど。木造。

インターネット回線はBBIQの1ギガ。Wi-Fiルーター(親機)はNECのスタンダードモデルであるWG1200HS4(11acの5GHzで最大867Mbps)。

その前に、交換前に測定した古いカードintel® Centrino® Wireless-N 1000の方を交換直前に測定していたので紹介。

インターネット回線の速度テスト | Fast.comで測定。

Wi-Fi4の11nではこんなもんです。速いときでは58Mbps出るときもあった。ただ、下りでこれくらいの速度であればはっきり言って十分。ユーチューブ動画もHDやFHDモードで普通に見れるし、GYAOで映画も問題なく見れる。

そして今回交換したカード、Intel® Dual Band Wireless-AC 7260での測定。

インターネット回線の速度テスト | Fast.comで測定。

ちょっと離れているから11acの5GHzではどうかなと思ったが、下りで150Mbpsも出た。まあ1つの端末で150Mbpsというのは十分すぎる速度。

ついでに違うサイトでも測定してみた。

https://www.speedtest.net/jaで測定。

下り160Mbpsで上り88Mmps。十分速い。

とは言っても、私の使用環境では速度アップは体感的な変化は感じないし、ほとんどメリットなし。そもそも以前のWi-Fi4(11n)で何も困っていなかったからね。4K動画も見ないしなあ。そもそも4Kモニタがないし。

ただ11acの5GHzで通信できるようになったことで、2.4GHz帯である電子レンジなどの電化製品の影響を受けなくなった。エレコムによると近所の電子レンジが影響することもあるらしい。電子レンジの飛距離すごすぎ。

5GHz帯というのはいい面ばかりではなく、気象レーダーなどの電波から影響が出て途切れることがあるらしい。その場合はチャンネル固定で対処すると安定することがあるということ。

またルーターを窓際に置くと、気象レーダーなどの電波を感知しやすくなり、ルーターの電波も窓から外へ逃げてしまい通信状態が悪くなりますので窓際へはルーターを置かない方がいいです。

最後に

いかがでしたか?古いノートパソコンを快適にする方法として、ノートパソコンの内蔵Wi-Fiの強化。たった2,500円程度の出費で通信速度が何倍にも上がりました。

簡単に交換出来ますのでおすすめです。ただし自分のパソコンで交換可能なのか、インターフェイスなどの確認も十分に。

先程も書きましたが、Intel® Dual Band Wireless-AC 7260は2016年10月で製造が終わっています。10年も使ったような古いノートパソコンの内蔵Wi-Fiカードが壊れる前に高速化を兼ねて交換するのもありかも知れません。

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