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JR九州の無人駅で不正乗車が横行しているらしい

写真は有人駅の改札機。

数年前から駅の無人化を進めているJR九州。簡易型自動改札機のある駅で、ゲートがないことをいいことに何もせずそのまま通過する不正利用客が目立ってきているらしい。

外国へ目を向ければ、改札口がないと言えばスイス。スイスでは一部の登山鉄道などを除いては基本的に改札口がありません。

そのスイスでは不正乗車はどうなっているか、不正乗車問題を合わせて考えていきましょう。

スイスでは改札口がないが罰金は高額

スイスではゴルナーグラート鉄道など一部の登山鉄道を除いては改札口も改札機も基本的にありません。チューリヒやベルン駅でもないです。

車内は大体検札が来ます。スイス国鉄では不正乗車が発覚すると正規運賃+90CHF(約1万円)の罰金を取られます。検札のときに切符を購入することもできません(昔はできたが改正後できなくなりました)。

スイスでも不正乗車は深刻な問題となっています。

ゴルナーグラート登山鉄道の終点であるゴルナーグラート駅の改札機。黄色い部分へICチップ入りの切符を当てるとゲートが回る。

スイスで議論される公共交通機関無料化の案

スイスでは公共交通機関を無料化しないかという案が議論されています。

無料化する代わりに財源は税金で補おうというのです。

無料化することで公共交通機関の利用者が増え、CO2問題など環境面での効果が期待できるということです。

ただこの案には反発も多く、実現化は現実的ではない気がします。

不正乗車対策で結局一番いい方法は何か

スイスのように検札する方法は大都市の通勤電車で現実的ではないですが、無人駅がある路線はどんどん検札やっていいと思います。

常時検札が現実的ではないなら、ゲリラ的に検札を行うだけでも、「この路線は検札が来ることがあるので不正はリスキーだ」と思われるのでかなりの抑止効果はあると思います。

また、改札口やホームなどがカメラで監視できているのなら、車内にもカメラを設置し、オペレーションセンターで監視をします。そして列車には不正乗車を取り締まる鉄道員を乗せておくのです。

通常は検札をすればいいです。

オペレーションセンターで、無人駅で切符などを簡易型自動改札機に通さず通過した乗客を監視。

そしてその利用客が無人駅で下りたら車内にいる鉄道員に連絡し、一緒に降りて追いかけて確保する案です。有人駅で降りれば、その駅へ連絡して改札口で確保する案。

スイス国鉄では列車内にカメラが設置されていることがあり、車内の様子がオペレーションセンターで監視されています。車内で喧嘩などなにか問題が起こるとオペレーションセンターから、鉄道警察へ連絡が入り出動します。

ただ不正乗車は色々ありますのですべてを取り締まることは困難です。やはり不正乗車のペナルティ強化と、検札を積極的にやっていくべきかも知れません。

不正乗車は日本では正規運賃+2倍以内の金額を払うことになっていますが、正規運賃+8,000円(再犯で加算していく)のほうがいい感じもします。理由は短距離区間の不正だと金額的なペナルティとしては甘いからです。

鉄道会社にとって不正乗車は大きな損害なので不正乗車の客からはペナルティ料金をどんどんとっていくべきだと思います。

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