メルカリやヤフオクでワコーズの小分け品を購入するリスク~ワコーズが公式で注意喚起

メルカリやヤフオクなどのサイトで見かけるワコーズの小分け品。

ワコーズのグリスや艶出し剤などのケミカル品が小分けした容器に詰め替えられて出品されている。こういった出品に対し、ワコーズは公式サイトで小分け販売について注意喚起と、事業者や個人に対し小分け販売を認めないと警告を出しています。

こういった小分け商品にはいったいどういうリスクが生じるのか。

詰め替えられた中身が偽物であるリスク

やはり一番のリスクはこれ。中身が偽物である。

無地の小さな容器に詰め替えられたグリス類や艶出し剤がワコーズの商品であるとは限らない。悪意を持った出品者が安いグリスや艶出し剤と入れ替えている可能性は十分にあります。

つまりそのワコーズが本物であるという保証はありません。

これは消費者が判別しようとしても目で見たり触った程度では確証することは難しいでしょう。成分分析などが必要になります。偽物であればワコーズの商品の性能は発揮できません。

たとえばワコーズのスーパーハードという未塗装樹脂の耐久コート剤は、とても耐久性が高いことで有名。しかしもしも詰め替えられた商品が偽物であれば、一般的なシリコン系艶出し保護剤のように1-2回の雨で流れたりする可能性がある。

ワコーズの商品は高価です。高いけど「ワコーズを買えば間違いない」と言われるほどどれもハズレがないことで有名。ワコーズは信頼おけるメーカー。故に偽物も出回りやすいのかもしれない。

ワコーズはエンジンオイルの小分け販売について、小分けした中身がワコーズのものではなかったとして2015年に損害賠償請求の裁判を起こしています。

ワコーズによるきちんとした成分分析で偽物であると確定したようです。偽物は実際に出回っていたということです。

品質劣化、異物混入のリスク

開封することで品質が変化することがあります。詰め替える際に埃や異物が混入する可能性があります。こういった品質上の保証はワコーズでは出来なくなるということです。

透明の容器に詰め替えて出品されているものを多く見かけますが、光による劣化も進行しますし、きちんと密閉できる容器とも限りません。例えばワコーズ スーパーハードの小分け品が密閉できない容器だと空気による乾燥や硬化もあるかもしれません。どういう保管状況かもわかりません。

小分けでなくても詰め替えのリスク

偽物は小分け品でなくても発生します。

例えば20リットルペール缶のエンジンオイル。これは注ぎ口の封印を解かずとも開封が出来、再び閉じることが可能です。中身を安いオイルなどと入れ替えて、未使用未開封新品としてオークションサイトなどで販売するようなパターンは十分考えられます。

ワコーズの20リットルペール缶が偽物だったと訴える動画です。この動画の信憑性はこれだけでは判断できませんが、ペール缶はこうやって封印を解かずに簡単に開封できます。

入れ替えられた得体の知れないオイルを入れた場合、それがなにかわかりませんし、廃油や天ぷらオイルで薄められているとも限りません。わけのわからないものを入れればエンジンがダメージを受けるおそれがあります。

悪意を持った出品者が絶えることがないメルカリやヤフオク、ラクマなどでの購入はリスクが高いです。やはり多少高くてもきちんとした販売店で購入するべきです。

メルカリやヤフオク、ラクマなどに出品されている新品未開封品や小分け品は、すべてが偽物であるというわけではありません。しかしこういったサイトはトラブルも多く、そこで購入することはそれなりのリスクがあるということを理解しなければなりません。

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