政府はマイナンバーカードの普及に必死だ。
マイナンバーカードは、全国民に割り当てられた12桁のマイナンバーを顔写真付きのカードにしたもの。ただし、これは各個人が任意で申請して作成しなければならない。
マイナンバーという12桁の番号は全員に自動で割り当てられているが、マイナンバーカードは自動では送られてこない。
マイナンバーカードは身分証明書であるが、このマイナンバーカードをわざわざ作るメリットが感じにくいということと、申請手続きが面倒、また5年の有効期限があり更新手続きまで必要という煩わしさもあってか、普及率はよくない。
その普及率をあげようと政府がマイナポイント付与をし、金融機関の口座との紐付けも狙っている。口座と紐付けられることができれば脱税対策にもなる。
マイナンバーカードは将来的に確かに便利なものとなるが、マイナンバーは全員に与えられているものだし、手続きなんて効率が悪い面倒なことは省略して申請不要で勝手に作って送ってくればいいのだ。
少なくとも運転免許証保持者には都道府県公安委員会に免許証の写真とデータがあるのだから、それでカードを勝手に作成してさっさとカードを送ってくればいい。マイナンバーカード更新も免許更新と兼ねてしまえばいい。別々に申請とか更新とか本当に面倒だ。
運転免許証を持っていない人は今まで通り申請してカードを作る方式で、持っている人に対してはもう勝手に地方公共団体がその免許証の写真で作成して送ってしまえばいい。というか免許証と分ける必要性すら感じない。
現在マイナンバーカードは健康保険証として使うことが出来(利用の申し込みが必要)、2024年度にはマイナンバーカードと運転免許証が一体化されるようだ。ちょっと遅いがこれはとても嬉しい。しかし本当の理想はカードレスだと思う。
つまりスマートフォンに暗号化データにして入れ込んでしまうこと。
スマホは多くの人がどこへ出かけるにも肌身離さず持ち歩いている。それに加え免許証とマイナンバーカードを持ち歩くくらいなら、そのカード情報をスマホに入れてしまえばいい。そのほうが紛失のリスクも減る。
もちろんスマホを持っていない人もいるわけで、これは持っている人を対象にすればいい。
現代の社会生活では運転免許証やマイナンバーカード、クレジットカード、銀行カードと財布があらゆるカードで溢れまくってパンパンになっているのが現状。ごちゃごちゃあるカードはもう全部スマホに入れてしまえばいいのだ。あれこれ全部個別のカードとか本当に面倒だし紛失のリスクが増えるだけだ。
ただし、スマホの紛失やセキュリティは万全にしないといけない。しかしそれを考えてもごちゃごちゃしたカードを廃止してスマホに統合するのが最終的な理想だと思う。
マイナンバーカードについて知りたい方はこちらのサイトで。