危険な煽り運転が社会問題化して随分経ちますがいまだになくなることがありません。
これだけ危険だと騒がれているのに煽り運転をする人。その心理はどうなってるんだ?と思う人は多い。心理学者の記事では、クルマに乗ると気が大きくなるとか、自己愛とか書いてありますが、本当の理由は違うと思います。
彼らは車でなくても、歩道で歩いていてもきっと同じ行動を起こします。肩がぶつかっても、弱そうな相手には因縁をつけてくるでしょう。
やってはダメだと自分でわかっているのです。しかし逆上すると自分を止めることが出来ないのです。分かっているが怒りを制御できない人。彼らの心理を考察します。
煽り運転とは
マスコミは煽り運転という表現をしますが、違反種別は妨害運転です。
妨害すること目的とした意図的な危険運転行為が社会問題となっているのです。
それは単に車間を詰めるというだけではなく、追い回してクラクションを鳴らし続けたり、追い越して幅寄せしながらギリギリで割り込んでからの急ブレーキや、蛇行しながら相手をブロックして走行車線で無理やり停止させたり、停止させてから詰め寄ってドアを叩いたり相手を殴ったり。
こういった正気の沙汰とは思えない、これでよく免許が取れたのかなあと不思議に思えるような交通ルール無視の非常識でメチャクチャで暴走的な行動に至る人のこと。
煽られる側に原因があっても普通はやり返さない
煽り・妨害運転が始まる原因として、向こうが割り込んできた、トロトロ運転している、クラクションを鳴らされたから、というようなものがあります。
しかし殆どのドライバーはそれらが原因で執拗な妨害運転へ発展することはありません。
ほとんどの人はイラッとして車の中でブツブツひとり言を言うことはあってもそれだけで終わります。
相手はたまたまだったことが殆どで、嫌がらせ目的でやったわけではありません。
にもかかわらず
中にはやり返してやろうと、しつこく追い回し、蛇行してブロックしたり、割り込んで急ブレーキをかけたり、横に並んで幅寄せしたり、走行レーンに停車させて相手を殴ったり、こういう危険を顧みず正気ではない幼稚な行動を気が済むまでやり続ける人もいます。
妨害運転に至らない人とやってしまう人、この違いはどこから来るのでしょうか?
自分で衝動が止められない・制御できない
腹がたったドライバーに対して妨害運転に至らない人とやってしまう人の違いは、生まれついての性質の違いではないかと私は考えます。
やってはいけないことと自分でわかっていても、理性で衝動を抑えることが出来ない人たち。
専門家の中には、車に乗ると気が大きくなる人が云々・・という分析をする人もいるようですが私はそうは思いません。
妨害運転で逮捕された人は多くいますがテレビなどの動画で彼らの様子を見た限りでは、身なりや表情、歩き方、振る舞いなどを見ても、見るからにいかにも素行の悪い者にしか見えないです。
普段おとなしい人が車に乗って気が大きくなり・・ではなく、普段から気が短く些細なきっかけですぐに攻撃的な振る舞いを衝動的に起こしているような人が、公道の場面でも言動の制御が効かずにすぐにキレて暴走しているようにしか見えません。
人間性の問題です。
わかっていても言動に制御が効かない。つまりこの性質はどれだけ反省しても再び出てしまうでしょう。その人間の性質の問題です。
どのような治療を行っても、どれだけ厳罰化が進んでも、この性質は一生治らないと思います。彼らに運転適性はありません。
だから
一度でも妨害運転をやれば、免許は生涯取り消し(再習得不可)にしたほうがいい
と思います。
なぜこういう危険な人が免許を習得できるのか、免許習得制度で運転適性試験導入など見直しが必要ではないでしょうか?
だれでも免許が取れてしまう事が恐ろしいです。