特殊ドライバーセット「AC-6088A」のレビューです。
この精密ドライバー、2021年2月にAmazonで税込み925円で購入していたが、ここまで使ってきてのレビューをします。
そもそもこれを買ったのは、ハードディスクを分解しプラッタを破壊してプライバシーが漏れないように安全に捨てるため。ハードディスクなどは特殊ネジが使われていて、一般の精密プラスドライバーでは開けられません。
スマホや、一部のパソコンマウスなども特殊なトルクスネジが使われています。マウスに特殊ネジ使う意味がわかりませんが、私が使っているエレコムのマウスはトルクスネジです。昔のニンテンドーDSにはY型ネジが使われていました。
なんだかんだでネジが回せないと始まらないのだ。
じゃあどのドライバーをセットを買えばいいのか迷うところだが、私が使っているAC-6088Aを紹介します。
AC-6088Aの仕様
特殊ドライバーセット「AC-6088A」の仕様です。自分が必要とするビットの形状とサイズがあるかどうか確認しましょう。なかったら買った意味がありませんから。
ビットの種類 36種類
T3 | T9 | H1.5 | H4.5 | M5.0 | Y2.0 |
T4 | T10* | H2.0 | -1.5 | +1.0 | ★0.8 |
T5 | T15 | H2.5 | -2.5 | +2.0 | ★1.2 |
T6 | T20* | H3.0 | -3.5 | +3.0 | U2.6 |
T7 | H0.9 | H3.5 | M3.0 | ▲2.0 | PZ1.5 |
T8* | H1.3 | H4.0 | M4.0 | ▲2.3 | SQ1.0 |
素材(金属部分) CRV(クロムバナジウム鋼)
付属品 延長バー60mm、グリップ
メーカー アカウント株式会社
製造 中国
インプレ
OPENと書いた部分をスライドさせるとフタが跳ね上がり、倒れていたビットが立ち上がる。ビットが取りやすく、これは使いやすい。1,000円以内でこのクオリティは素晴らしい。
さらに底面にはスポンジが付いていて、テーブルに傷がつかないようになっている。置いたときに静かだ。こういう細かい気配りは1,000円とは思えない。
気になったのは、ビットにはサビ防止のためか、全体に油が薄く塗ってあった。直接手で触る人は注意。
ビットにはちゃんと種類とサイズが刻印してあるので確認しよう。
ビットとドライバーは磁石でくっつく。差し込むだけ。磁石だがかっちりと固定され、不安はまったくない。下の写真が装着した所。
グリップはゴムでつかみやすく滑りにくい。ある程度の太さがあるので回しやすい。
ハードディスク分解もネジ山はピッタリ。舐める心配や不安もまったくなくサクッと緩めることが出来た。サイズが多いのでサイズさえ間違わなければ山はピッタリ合うしビットの精度はいい。
エレコムのマウスもらくらく回せた。普通はマウスはプラスネジだが、この無線マウス、プラスネジじゃなくて特殊ネジなのよね。ネジが奥まっていればエクステンションバーで6cm延長できる。
感想
AC-6088Aは私が買ったときはAmazonで税込み925円だったが、2021年10月10日時点でもAmazonで税込み980円。1,000円以内でこの商品が買えることが嬉しい。
ビットは36種類もあって、一生使わないビットも多くあると思うが、これがあればかなり幅広く特殊精密ネジをカバー出来ます。1,000円以内でこのツールが買えるわけで、使わないビットがあろうが関係ない。かなりお得。
これだけ安いのにしっかりした作りだと思った。ドライバーでグリップ部はゴムで回しやすく、ジョイント部もビット頭もグラつきはないし精度はいい。サイズ間違って回さない限りは壊すことはほぼ無いと思う。
中国製で値段も1,000円もしないということもあって品質が心配だったが、全くそんなことはなかった。
ただ、AmazonではAC-6088Aに瓜二つで、JK6088Aという少し安い製品があるが、それは中身が同じかはわかりません。私が買ったのはアカウント株式会社のAC-6088Aという商品です。私が買った商品リンクを貼っておきます。
この手の特殊精密ドライバーセットは色々あって迷いますが、私はこのAC-6088Aを買ってよかったと思います。ドライバーセットで迷ったらとりあえずこれで間違いない気がします。安くてもちゃんとした製品でした。
ダイソーの220円のセットは使えるのか?
ダイソーでも税込み220円で30個のビットの精密ドライバーセットがあるようです。ただし同じ種類のビットが複数入っているので種類的には20種類です。
ダイソーの場合、トルクスのサイズがT7からしか無いので、あまり小さなネジは回せません。ちなみに私のハードディスクは2.5インチタイプ2台は蓋はT5ネジでヘッドアーム部はT6のネジ、3.5インチハードディスクがT8のネジでした。
ハードディスクを廃棄のために分解しようとしている人は特殊ネジのサイズを確認しておいたほうがいいです。記事で紹介したAC-6088Aだと、トルクスはT3からT20サイズまでありますのでハードディスクの分解なら問題ないと思います。
やはり幅広いサイズをカバーしているAC-6088Aがおすすめです。ドライバーは一度買ったら10年20年とずっと使えるわけで、1000円を220円に節約するメリットはほとんどないと思います。