まず最初に褒め言葉から。最近の食品スーパーマーケットのクォリティは高い。パンなども専門的なこだわりパンが置いてあったり、農家直送野菜があったり、弁当惣菜も美味しそうなものが安い値段で中身もしっかり詰まっている。
営業時間も、昔に比べ結構速い時間帯から遅くまでやっている。陳列も綺麗。清掃も行き届いている。やけにお洒落な店内のスーパーもある。
努力しているのはわかります。しかし客にストレスになっているが一向に改善されない部分もあります。客視点から見たスーパーへのストレスを書きます。
通路が狭い店はストレスしかない
スーパーはコンビニと違いカートを使う人も多いです。
カート使った人がいたり、客が2人程度並んだくらいで通路が完全にふさがりほとんど通れないような状況はまともに移動できなくてストレスしかありません、最悪です。
こういう店は店内移動で渋滞してサクサク買い物ができません。
通路が狭いスーパーは近所にありますが、店の奥の方になかなか移動できなくて、それ以来私は一切利用していません。棚を一段上げるとか工夫して、通路は広めに取るほうがはるかにストレスが少なく便利です。
通路が狭すぎてまともに移動できないスーパーは行きたくないです。
スムーズに移動出来ないということは客一人あたりの単価も減ります。つまり店側も売り上げが出にくくなります。通路がふさがりやすいということは客同士での喧嘩などトラブルも起きやすくなります。
レジがいつも行列で捌けない店
いつ行ってもレジが大行列でちっとも進まない。こういうスーパーはストレスたまります。
スーパーで行ったときの最大のストレスがレジ待ち。
ちょっとした買い物なら値段が高くてもレジで待ち時間が少ないコンビニを利用したほうがマシです。時は金なり。
レジで長時間待たされるのはストレスだし時間の無駄。見ていると支払いの時間ではなく商品スキャンに時間がかかっています。スーパーでは客一人あたりの商品点数が多くスキャンに時間がかかっています。
もうカゴごと一気にスキャンできるシステムでも導入してほしい。
あとセルフレジは効率化には役立っていません。セルフレジは店員がスキャンするより数倍は遅い。
セルフレジは台数のわりには列が全然進みません。客は皆マイペースでのんびりとスキャンしていますから。これが現場の現実です。
ですが、そもそもセルフレジの導入目的は人手不足解消らしいので、効率化は違うんでしょうけどね。ただ、セルフレジ10台置くくらいなら、通常のレジを2台置いて店員が精算していったほうが速いし、レジ待ちは減りますよ。
ちなみにスイスでは店員がレジで1個スキャンするたびに、客はその場で同時進行でバッグに商品をどんどん詰め込んでいきます。
日本では全部スキャンし終わるまで客はじっと待ったままで何もしません。もったいない時間ですね。これは店のせいではありませんが実に効率悪い。日本では多くは精算が終わった後に袋詰めをやる感じです。たぶん文化の違いでしょうか。
さらにスイスのCoopではレジ前はベルトコンベアーになっていて、客がカゴから自分で商品を取り出してベルトコンベアーに乗せます。そして仕切板があってそれを自分で置いて区切ります。
まあ、ですがこれも空港の手荷物検査のようにカゴまるごとスキャン出来たほうが遥かに速いですが。
あと、商品を手に持ってカゴに入れていないような商品点数の少ない客がすぐ精算できる専用レジみたいなものがあったら便利。
ジュース1個買うのにレジでかなり待たされるのがスーパー。いくら安いといってもさすがに利用したくない。高くても自販機やコンビニで買ったほうがマシです。なにかいいアイディアを作ってください。
客を騙したような価格表示をする店は印象悪いです
108円(税込み116円)
消費税8%込みのように見せかけて実は違うという、こういう引っ掛け表示は嫌いですね。
税抜のみやたら巨大な数字で表示して、横に小さな字で税込みを添える。まるで騙しているようにしか見えません。違法ではなくてもやり方が好ましくないです。
もっと嫌いなのが
108円(税抜) 108+税円
ツイッターなどでこれを訴えていた人もいますが、これは悪意さえ感じます。
完全な引っ掛けです。ちなみにこれも違法ではありません、今は。
ただし総額表示義務の特例(税抜きと分かるようにされていれば総額表示を要しない)は2021年3月31日までです。その後は総額表示を添えないといけません。
食品の消費税が8%ということを利用してあたかも税込みと錯覚させるような108円強調表示(かつ税抜きを小さな文字で目立たないように表示)は、心理的な引っ掛けであり、税込みと間違えて買う人が必ず出てきます。
税込みと勘違いしても単品だと精算時に気が付きますが、複数の商品を精算すると、もう客は気づくことがないです。こういう表示は客を騙しているのと同じです。
そもそも税抜き価格なんて客には全く関係のない数字です。
レジで払う金額を提示してください。税抜き価格を知ったところで何の意味もないです。それを払うわけじゃないんです。払う額だけを表示してください。
税抜表示は安く錯覚させようと騙しているだけです。スイスだとありえない。スイスは日本同様に総額表示ですが税抜き表示は一切見ることがありません。税込み価格だけを表示しています。
小売店での税抜き表示を法律で禁止にしてほしいくらいです。
雨の日に店の床が滑る
雨の日は床が濡れていたりして滑りやすくなることがあります。これは結構あります。床の材質などにもかなり影響します。はっきり行って危険です。
私の近所のあるスーパーだけやたら滑りやすく、私は一度すっ転んだことがあります。
床面は磨き込まれたようにピカピカで油断していました。店に入ってピカピカ床への一歩目の着地で一瞬でグリップを失ってあっという間に転倒。怪我はしませんでしたが恥ずかしかったです。
ちなみに滑りやすい状態を対策しないで放置していると、転倒して怪我した場合に製造物責任法(PL法)で管理側が責任を追うことになります。
実際に損害賠償請求で争うケースも少なくなく、支払い命令が出ています。
「滑りやすいので注意」という表示のみだけにとどまり、物理的な滑り止め対策を行っていないと、転倒した場合に管理者は責任を追うことになる可能性が高くなります。
こういう判決例を他人事だと思っているといつか自分の身に降りかかります。事故は前もって対策しないと起きてからでは遅いのです。安全対策は万が一のためにやるものです。
商品補充や整理を忙しそうにやっていて、買い物しにくい店
例えばドリンクを買いたいのにドリンクコーナーでスタッフが補充や整理という作業を黙々と行っている。客が近づいて真横から覗き込むように商品を見に来ても場所を開けずに必死で作業を続けている。
さらにカゴやダンボールを通路に一杯積み上げて邪魔で近づけなかったりと買い物しにくい。
また、パンコーナーでパンを見ていると店員が来て真横でパン整理を始める、邪魔だからどいてと言わんばかりに整理に必死でゆっくり見ることさえ出来ない。
こういう店は確実に損していると思います。
まとめると客は快適に買い物がしたい
私たち客からすれば、快適に買い物したいのです。
つまり、通路が狭い、レジで待たされるというのは客にとってストレスであり、大きなマイナスポイントです。
いくら美味しいものや品ぞろえが豊富でも、いくら安くても、この2つがあるスーパーはあまり利用したくない。私ならなるだけ通路が広くレジも捌けている別のスーパーへ移ります。気持ちよくサクサクと買い物したいですからね。
税込みと錯覚するような紛らわしい価格表示をするスーパーや、商品補充優先で客が買い物しにくいスーパーというのはイメージが悪いです。
とにかく気持ちよく買い物がしたい。
それだけ。