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タバコへデポジット制を導入すればポイ捨ては全国から完全消滅する

タバコのポイ捨ては昔からの深刻な社会問題です。

タバコポイ捨ては立派な犯罪であるが、しかしポイ捨ては早々逮捕される事例もなく、まかり通っているのが現状。一部地域では条例で路上喫煙そのものを禁止にしているが、法律で公共の場である路上喫煙を禁止する動きはありません。

通勤中の歩きタバコ男性のパターンだと、いつも同じ人が同じ場所から吸い始め、そして同じ場所へ捨てる。そのため特定の位置周辺が吸い殻で散乱する。また信号のある横断歩道の手前は吸い殻が多く落ちていることが多い。

自宅前の道路の側溝付近に毎日捨てられると、家の前の道路をいつも綺麗に掃いている住民は溜まったものではありません。

そこでこのタバコポイ捨てを無くす方法はないかと考えた。

タバコポイ捨てを防ぐのは難しい

路上へのタバコポイ捨てはもちろん違法行為だが彼らは息を吐くように平然とやってのけます。

よくある対策としては

口頭注意
こういった注意は逆ギレされて度々傷害事件へと発展するので危険。

注意の張り紙
まるっきり効果なし。

監視カメラ
これも効果なし。

市環境局や警察に相談
灰皿ごと毎日捨て続けるなど、よほど悪質性がないと相手にしてくれない(逮捕事例はある)。ただし一本だけ捨てるのを仮に注意しても翌日また捨て始める。

ほとんどの対策はお手上げというのが現実。

ではどうすれば効果的に防止できるか。

仮に法で路上喫煙そのものを禁止にしても罰則がなかったり取り締まりがなければ現状は変わらないでしょう。そもそもポイ捨て自体が犯罪であるが、どんどんとポイ捨てされている。

イギリスの例

イギリスではアンケート投票式のゴミ箱が設置されています。2つの選択のどちらかにタバコを入れ、その量でアンケート結果が分かる仕組み。

これはまるでダンボールに入るネコの現象のような効果があるそうです。人間の心理を利用したもの。日本でもこれに影響されたのか渋谷センター街に「投票型」喫煙所が設置された。こういったものはポイ捨てが多い交差点の横断歩道手前に設置すると効果的。

この方法はとてもいいと思います。

問題点はこれを設置していないところでは効果がないということ。また、投票するために新たな路上喫煙を生む。さらに投票箱に入れる前によく消火させないと、投票箱の中で燃える火災事故もあるかもしれません。

画期的なのはデポジット制の導入

ポイ捨てを壊滅させる方法はあります。デポジット制の導入です。つまり吸い殻に価値をつける。こうなると吸い殻はもはやゴミではないのです。

例えば買うときにデポジットとして1箱120円(1本5円、外箱20円)加算。吸い終わって吸い殻と外箱を返却すれば120円が戻る仕組み。

また購入者以外が吸い殻を拾って持ってきてもお金を得ることが出来るようにする。これによって、返却金目当てで路上に落ちた吸い殻拾いをする人が出てくると、吸い殻の奪い合いとなりあらゆる路上から吸い殻は消えます。

路上喫煙者は携帯用灰皿を持参するようになり、一石二鳥。

そのためには吸い殻一本あたりの価値を最低5円から最大10円あたりの設定にする必要があります。

だた問題点は多い。

返却システムをどう確立するかです。基本的にスーパーや駅に返却機を設置し、返却機に入れると自動的に精算され、その場で現金が出るかキャッシュレスにチャージされる、あるいはレシートを発行して精算機で現金化するなどが望ましい。

しかし、返却機が吸い殻と認識できる必要があり、異物や吸い殻と似たような紙くずをカウントしないようにしなければならない。また異物によって機械がつまらないように何らかの工夫も必要。たとえば拾ってきた吸い殻を手で一本一本入れさせるのは衛生面でも問題があります。

返却機や集めた吸い殻処分の財源はタバコ税にすると良いです。足りないならタバコ税を上げればいいです。

返却の確認を人の手でやると、返却場所であるスーパーなどの従業員を増やす必要が出てくる上、店内に灰が舞い上がる可能性があります。

最後に

タバコは食べ物ではなく薬物。覚醒剤や大麻などと並ぶ薬物です。それが法で認められているか否かの違い。タバコは百害あって一利なし。世の中で害を撒き散らしています。

タバコはタバコ税が高く財源になっていると言われるが、そもそも喫煙や副流煙で喫煙者や周囲の人が病気となり医療費を大きく圧迫してしまうのでトントンである。

こんなものはさっさと違法薬物にして法律で禁止にしてしまうことが手っ取り早いが、そういう動きは当分ないでしょう。100年後にはタバコが違法になっていそうな気はしますが。

そうでなくとも法律で路上喫煙や公園など屋外の公共の場を禁煙にするべきです。つまり歩きタバコを出来なくする。違反すれば1.5万円ほどの高額な罰金を科せばいい。しかしそういう動きもない。一部の限られた地域で条例で路上喫煙が禁止されている程度。過料も少ない。

歩きタバコをする人は高確率でポイ捨てをします。100%と言ってもいい。

歩きタバコが許される場所では吸い殻があらゆる場所に落ちているのが日常。特に側溝や横断歩道手前に多い。ポイ捨てすることが習慣となっている人達へモラルを求めても時間の無駄です。

なんとかデポジット制を導入して路上からタバコの吸い殻が消滅できないものか。しかし歩きタバコそのものを無くす事はできない。今のままではタバコの害がない世の中になる日は遠いでしょう。

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