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東京五輪男子マラソンでの給水ボトルなぎ倒しは故意ではない!それを解説します

東京五輪の男子マラソンで給水所で、フランスのモルアド・アムドゥニ(Morhad Amdouni)選手がボトルをなぎ倒したことが、なんだか海外メディアやSNSの間で大きな問題となっているようだ。

しかしマラソン終わって、なんだかニュースなどで取り上げられている。ツイッターでも散々叩かれている。ただ、彼はルール上は失格にはなっていない。

私もネットのライブ配信中にその様子は見ましたが、こういったケースは過去にもよくあることだし生放送中は何も問題視していませんでした。

私は彼は故意ではないと思います。

なぜこう騒がれるのかというとおそらくオリンピックで普段マラソンを見ない人が見ていたせいではないかと思います。繰り返しますがマラソンのレースではボトルが倒れるのは日常です。

ちなみに私は元陸上部。1500m、5000mをやっていました。ただフルマラソンはレース経験はない。ハーフは一度経験あって給水の経験はある。マラソン中継観戦も趣味で瀬古、イカンガー選手の時代から給水の様々なアクシデントは数多く見てきています。この私の視点から考察していきます。

故意ではないと思う理由

ニューヨーク・ポストでのニュースがユーチューブ上にあります。

きちんとスローで見ればわかるが、モルアド・アムドゥニ選手は給水取るのに2回失敗して3回目に成功している。

テーブル一番手前で一回目失敗。中央で2回目失敗。テーブル端でやっと成功。これはどう見ても故意ではない。1回目でちゃんと取る意思があったことを意味しています。

なぜ失敗したかというと、

  • 集団で横に選手がいてテーブルに十分に寄れず、体を傾け無理に手を伸ばして取ろうとした。
  • 濡れたボトルが汗で滑った。
  • 冷やした物を並べているので結露で濡れて滑りやすい。
  • 熱いレースで疲労で上手く体がコントロールできなかった。

動画で確認する場合、動画は高解像度のものでよく見てください。

選手や手が重なっているので間違わないように見てください。

エリートランナーの給水所は戦場

また、こういったアクシデントは箱根予選会でも別に珍しいことではない。日常です。

動画を見てもらえれば給水所が如何に凄まじいかわかると思います。スピードが速いので給水テーブルは戦場です。

テーブル内に密集して置かれたコップやボトルは、倒さずにピンポイントで取ることは難しい。自分専用に用意した給水ボトルは大きな輪っかなどで取りやすくしてありますが、自由に取れるテーブルの給水はキャッチが難しい。

市民ランナーのマラソンのペースくらいだとまだいけるが、トップクラスの速度になると、ピンポイントでキャッチするのはなかなか難しい。選手は給水をキャッチするために減速なんてしません。

だから狙いが定まっていないときなどはバタバタと手があたって倒れていくことはある。特に集団で走っている中からのキャッチは自由なポジションから狙えないのでなりやすい。

根本的な問題ですが、そもそも給水テーブルが小さすぎます。小さなテーブルに密集して並べすぎているのです。だから集団が過ぎ去ればボトルがいくつも倒れるのは日常です。

モルアド・アムドゥニについては、そもそも妨害目的なら集団の先頭に出てやらないと意味ない。彼が倒したときはすでに集団前方は給水をとっていた。

それにボトルはもう1列あってそれは無事。仮に故意に1列倒したとしてもスタッフの早業ですぐに並べられるので意味ない。

まとめ

モルアド・アムドゥニ 選手が故意ではないという理由です。

  • 妨害目的なら集団の先頭でやるはず。
  • 動画を見る限りボトルを取る仕草を3回確認できる。2回失敗して3回目に成功した。
  • 横に選手がいてテーブルに十分近づけず、無理な体勢から取ろうとした。
  • ボトルがなぎ倒れるのはよくあること。そもそも密に置きすぎも原因。
  • レースではスピードが速いため倒さずにきれいに1つのみ取ることは難しい。

もう一度高解像度でスローで確認してください。

ボトルを取ろうとして滑って弾けてボーリングのピンのように弾けて倒れています。

それが3回目でやっと成功してキャッチ出来ているのです。手で倒そうとする仕草は確認できません。彼は故意ではないです。

本気で走ったことある人ならわかると思いますが、選手には故意になぎ倒すような余裕はありません。暑いレースでは頭が回りません。無駄な体力を使って余計苦しくなります。

倒れてしまったことは残念ですが、彼を責めないでほしい。これはどの選手にでも起こりえることです。

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