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歩きタバコなどの路上喫煙は大迷惑だからやめて!

社会問題となっている路上喫煙。

路上喫煙禁止の条例がない私の住むところでは路上喫煙を毎日見かけます。

その後どうなるかと言うと殆どはポイ捨てです。路上では吸い殻を多く見かけます。周囲を人が歩いていても迷惑など一切気にすることなく吸っている人たち。

例えば自分の前を歩いている人がタバコを吸い始めると、後ろを歩く人はずっと副流煙を吸うことになります。

電子タバコ、加熱式タバコについては専門家でも意見がまとまってないこともあり、ここでは喫煙全般についてではなく、燃焼式タバコの路上喫煙について考えていきます。

路上喫煙の問題点

屋外であっても周囲に人がいれば受動喫煙となり迷惑

非喫煙者も行き交う路上では喫煙は迷惑になることが多いです。

煙が臭い、服に臭いが染み付くということもありますが、なによりタバコの煙は体によくありません。

タバコの煙はPM2.5の塊です。有害物質もガスも多く含まれています。その副流煙を非喫煙者も吸い込むわけです。子供だっています。アレルギー性気管支炎や喘息の人もいるかも知れません。

そういう中で周囲に気を配らず喫煙することは良くないと思います。タバコの煙はかなり広範囲に広がります

そういう理由から、いろんな人が行き交う公共の場では、指定された場所以外での喫煙はマナー違反だと思います。

タバコを持った手が子供の顔や車椅子、ベビーカーに

火がついたタバコの先端は非常に高温となっています。

駅構内で喫煙者のタバコを持った手が子供のまぶたに当たってやけどを負う事故が過去にありました。人が大勢行き交う中でなりふり構わずタバコを吸う行為は場合によっては人に危害を与えることもあるのです。

路上喫煙者はポイ捨て率が極めて高い

路上喫煙者のポイ捨て率は本当に高いと思います。

大体見ていると吸い終わったらその場で路上へ落として捨てていきます

タバコ火災は毎年多く発生していて、東京消防庁のデータによれば公園や道路のタバコ火災は東京消防庁管内だけで毎年数十件起き続けているようです。

出火に至った理由のデータを見ると、無造作に投げ捨てたが圧倒的に多いです。つまりポイ捨てです。

路上喫煙で手に持ったタバコが人と接触した例

  • 1994年01月09日、千葉県JR船橋駅校内で歩いていた女児に、前を歩いていた男性のタバコがまぶたに接触し救急車で運ばれた。船橋駅事件と言われる。眼球に異常はなかったもののあわや失明という報道がされた。
  • 2013年、タレントの菜々緒さんのモデル仲間が、路上喫煙者による歩きタバコで膝にやけどを負う被害に遭う。
  • 2013年、元AKB48の仁藤萌乃さんが歩きタバコの被害に遭い、腕にやけど。

ここでは3例しか上げていませんが、路上喫煙者タバコの接触による被害件数はかなり多くあるようです。これらは過失傷害罪となる場合があります

路上喫煙対策

各地方公共団体で路上喫煙防止の条例を定めているところは、現在ここに上げきれないほどかなり多いです。路上喫煙に対して過料を定めるところも増えてきました。今後も増えていく気がします。

国では受動喫煙対策としては学校や病院など各施設内を禁煙にするなど屋内空間では積極的に進めていますが、路上喫煙対策に関しては、喫煙を行う場合は周囲の状況に配慮という程度でとどまっています。

つまり法律上は公園や路上などの屋外での喫煙は特に規制はないようです。

海外の例(公共の場所や路上など)

  • アメリカ

多くの州では公共施設内は禁煙となっている。路上喫煙はできるところもあるが、条例で禁止されている地域もある。

  • カナダ

公共施設内では禁止。路上喫煙は基本的に可能だが、建物付近は禁煙になっている地域もある。

  • ブラジル

公共施設内は禁止。路上喫煙は可。

  • ロシア

公共の施設内、交通機関内では禁止。屋外は建物出入口付近、公園、ビーチなど禁煙となっているところはあるが、それ以外は可。

  • イギリス

公共施設内は禁止。路上喫煙は可。

  • ドイツ

連邦施設、公的施設、交通機関内では禁止。屋外は特に規制はない。

  • フランス

公共施設内では禁止。路上喫煙は可。

  • スイス

公共施設の閉ざされた空間では禁止。2019年から鉄道駅も原則禁煙となった。路上喫煙は特に規制はない。

  • 韓国

公共の施設内では禁止。路上喫煙はできるところが多いが、条例で禁止になっている地域もある。

  • 中国

公共の施設内では禁止にしている地域もあるが全国で一律禁止というわけではない。

  • シンガポール

公共の施設内では禁止。屋外では建物付近やバス停は禁止。路上喫煙自体は基本禁止ではないが、オーチャードロード一体は屋外でも禁止。

  • オーストラリア

法律により公共の施設内と交通機関内では禁止。屋外は州によって細かく違うが人が、集まる場所では禁止指定場所になっているところが多い。

公共の場所での喫煙規制は基本的にどの国でも年々厳しくなり、禁煙範囲も拡大傾向なので今後次々と変わる可能性がありますが、現段階では日本は路上喫煙に関しては結構厳しい方だと思います。

欧州は路上喫煙に関しては甘いところが多いです。スイスでさえも日本よりはるかに歩きタバコは多いしポイ捨ても多い。それに比べれば日本は幾分マシかも知れません。

ただ、日本の場合は禁止となっている場所で違反しても罰則がなかったり、あってもゆるい気がします。

そして禁止区域でも吸う人が結構いるらしいです。取り締まって過料を課しても踏み倒している人が多く、こういうとこでもマナーの悪さが出ています

最低限決められたことくらいは守ってください。

私が望むこと

とりあえず人がいる場所では歩きタバコは極力やめてほしいです。周囲に1人でもいたら、吸わないでほしい。

他人に迷惑をかけないようにするのがマナーです。

特に通勤時間帯に人が多い歩道で何も考えずに毎日タバコに火をつけて歩き始めるなんて本当に迷惑この上ない行為なのでやめてほしいです。

仮に周りに人が全くいない状況であっても誰が来るかもわからないし路上喫煙は極力控えてほしいです。

1本のタバコの煙でさえかなり広範囲まで届いています。喘息持ちや気管支炎の人だっているかもしれません。路上喫煙者は周りに迷惑になっていないかちゃんと考えて行動してください。

マナー悪い喫煙者が目立つせいで喫煙者全体が悪いイメージになってきているのです。

国や地方公共団体は屋外であっても建物出入り口付近やバス停、公園やビーチ、通学路など人が多く行き交うエリアは喫煙を禁止にしてほしいと思います。

完全分煙できないのであれば喫煙コーナーも作るべきではありません。煙はどんどん広がりますので不完全分煙は意味ないです。

望まない受動喫煙をなくす。

人に迷惑をかける行為をしない。

これが大切です。

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