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気温32.6℃、アスファルト路面温度はどうなっているのか測ってみた。

近年は沖縄が避暑地になったのかと思えるほど本州や北海道が暑い。

北海道が38度を超えて最高気温ランキング入りするなど異常事態。その他、名古屋、京都、福岡なども熱中症の極めて危険というマークは見慣れた風景になってしまった。

外を歩けばコンクリートに当たる。というくらい、日本はコンクリートやアスファルトで覆われ、学校のグラウンドは草を抜いて地面丸出し状態で暑い。

航空写真で見れば一目瞭然だが、日本の都市部は一面べったりとした灰色だ。欧州の都市のように緑が混ざっていない。

アスファルトやコンクリから湧き出る熱、照り返しはつらいものがある。

そこで非接触温度計を使い、アスファルトやコンクリートなどがどれくらい熱いのか実際に測定してみました。

アスファルトなどの温度が写っている画像は写真ACに素材としてアップしています。測定した数値データも必要であれば自由に使ってください。

使用した温度計

使用した温度計はオプテックスの非接触温度計QT-2。

-33℃から220度までで測定できます。

対象物に向け、離れたままボタンを押せば0.5秒で温度が表示される便利なもの。測定誤差は±2℃。

これは昔バイクのタイヤやマフラーなどの温度などを測るために買ったもの。バイクを乗ったあとのマフラーの温度は200℃を超え、バイクカバーをかぶせると生地が溶けるので、マフラーが冷えてカバーを掛けられる温度になったのを確かめるためなどに使っていました。

このQT-2を使って測ってみます。

気温32.6℃の中で測定

測定環境ですが、測定時の気温は32.6℃(気象庁の発表する1時間毎の気温)。天気は晴れ。

土の地面は37.8℃

気温32.6℃に対し、土の地面の表面は37.8℃となった。

37.8℃だと熱を持って温かい感じ。気温より5℃高いです。

もっと色が茶色っぽい土だと温度はさらに高いかもしれません。

学校のグラウンドも同じ類の土なので似たような温度だと思います。しかし芝生化すればかなり温度は抑えられて熱中症のリスクは大きく下がるでしょう。

コンクリは44.3℃

コンクリ表面では44.3℃が表示された。

これはそこそこ熱い温度。気温より12℃も高い。

ただ、もうちょっと熱いかなと思ってた。

コンクリートにも色々あるのでこれは一つの参考程度に。

屋根瓦の温度は60℃超え

屋根瓦の温度は60.5℃と、とんでもない温度だった。

60.5度は触るとかなり熱い。やけどするように熱い。たぶん裸足で屋根の上は歩けない。

ちなみにバイクのレギュレーターなんかも夏場はこれくらい熱くなる。

アスファルトは56.8℃

アスファルト道路の温度ですが、56.8℃でした。

かなり熱い温度です。

私達は普段この上を歩くわけですからそりゃ熱気ムンムンです。もちろん裸足じゃなく靴は履きますが、ここから立ち上がってくる熱気はすごいです。

日中の犬の散歩は注意しないといけません。早朝か夕方以降にするべきでしょう。

身長が低い子供もアスファルトに近いですから厳しいでしょう。

まとめ

今回は気温32.6度でしたが、毎年これより遥かに高い日がありますので今回の温度はまだ甘いほうかもしれません。

気温がもっともっと高いときに、いろいろ測ってみたいところです。日向と日陰の違い、芝生の温度、鉄のマンホール蓋の温度、自転車のサドルの温度など色々計測してみたい。

数年前の猛暑時にバイクの黒いシートで同じ温度計で88℃あたり(手で触れなかった)を見た気がするのでこれも測り直してみたい。

気温32.6℃で日向のアスファルトは56.8℃となりました。これが気温36℃以上となると表面温度は60℃超えてくるでしょう。

外出時の熱中症には十分気をつけないといけません。

マンホール蓋はそれより遥かに熱いかもしれません。間違っても裸足で歩かないように。

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