僕の生まれは福岡市で福岡市住み。熊本や北海道に住んだこともありますが、福岡市に長く住んでいるとやっぱり福岡市に住んでいてよかったと感じることが多くあります。
福岡市は日本の首都である東京都からずっと離れた遠いところにある都市で、多くの人は関東へ集まりたがります。だけど、ニュースや東京近辺のライブ配信者の風景などを見ていてもやっぱり福岡市が住みやすい都市だと感じることが度々あります。
この記事では福岡市で生活する魅力を紹介します。
福岡市の概要
九州北部、博多湾に面した160万人の都市、福岡市。博多湾には能古島があり、大きな河川としては室見川がある。
毎年5月3,4日には博多どんたく祭りが開催、7月には博多祇園山笠、11月には大相撲九州場所が開催。
福岡市は福岡県県庁所在地であり、九州の心臓となる大きな都市。有名なものでは漢委奴国王印（純金製の金印）。金印は福岡市の志賀島で発見された。
福岡市は1927年の東亜勧業博覧会で大濠公園が作られ、1989年アジア太平洋博覧会（よかトピア）で全面ガラス張りの福岡タワーが建設。
福岡空港は米軍が使っていた板付飛行場を改築して1951年から民間便も運行開始。その後板付飛行場が日本へ移管され、1972年から福岡空港となった。
福岡市の魅力
空港が近い
福岡市の空港の近さは異常です。なんせ博多の真横にあります。空港の地下鉄駅から博多駅までたったの5分！福岡空港から天神まで11分！
大きな都市でここまで便利なとこは全国探してもないと思います。
人が多すぎない
東京は大人気ですが人が集まりすぎる弊害で凄まじい過密状態です。福岡市は大都市でありながら東京みたいに人が多すぎないのでちょうどいいバランスです。かと言って田舎過ぎない。通勤の地下鉄も東京のように過密ではありません。交通渋滞も東京よりずっと少ない。
家賃が安い
福岡市は家賃は安いです。中央区や早良区など便利な場所でも一人暮らしなら家賃4万5万でもお洒落な鉄筋マンションがいっぱいあります。築年数にこだわらなければ3万円台やそれ以下も豊富です。
都市の割に物価が安い
福岡市の物価は大都市にしてはかなり安いほうです。物価が安いということが福岡市のメリットとしてあげられることは多いです。
総務省統計局の「消費者物価地域差指数－小売物価統計調査（構造編）2021年（令和3年）結果－」によると、福岡県でも福岡市でも物価水準がかなり低く、全国平均をぐっと下回っています。
しかし厚生労働省の「地域別最低賃金の全国一覧（令和４年度地域別最低賃金改定状況）」を見ると福岡県の最低賃金は全国平均より低いです。
で、実際の賃金はどうかというと福岡県の平均年収は全国平均を下回っています。これらを考えると物価が安くても結局同じじゃないかという気はしますが職種の偏りでもあるんでしょうかね。
これに関してはちゃんと稼げていれば物価の安さのメリットがあると考えるべきかもしれません。
大きな災害が少ない
まず、福岡市には大津波が来ません。過去に大津波が来た歴史はないです。陸地や海底の構造的に見ても大津波は来ないです。
福岡市は2005年に福岡県西方沖で大きな地震がありましたが、基本的に地震はないです。2年に1回程度くらい（記憶的な感覚だと）震度2か3がある程度です。
大雨にも強いです。室見川は氾濫に強く、1953年の昭和28年西日本水害以来一度も氾濫していません。その後1960年頃に作られた大きな河川堤防と定期的な浚渫工事で何度も耐え抜いてきました。室見川の下流の水位が大きく上がるたびに福岡市では問題提起され、対策が強化されていきます。
福岡市は関東などの人から見れば、台風が多いと不安になるかもしれませんが、福岡市は関東などに比べ台風の防御力が強く、台風は日常であり関東のように大騒ぎにはなりませんし、大したマイナス要素にはなっていないのが現状です。
台風が来ると図書館や市民体育館などは休館となります。意味なく外を歩く人は殆どいません。そして台風が去れば何事もなく元の生活に戻ります。電柱や建物の被害は関東などに比べ圧倒的に少ないと思います。停電があっても復旧は極めて早いです。
ゴミ回収が深夜
福岡市のゴミ回収は深夜です。日没から深夜0時までに出すことになっています。区にもよるかもしれませんが、実際回収に来る時間は、燃えるゴミは深夜2時ごろ。燃えないゴミはちょっと早く、ちょうど深夜0時頃。
その御蔭でカラスに荒らされるリスクは少ないですし、交通量が少ないため収集車が効率よく回収できるようです。一人暮らしで日中働いている人も、帰宅後にゴミ出しが出来ます。夜間に出すということは何よりゴミが目立たないので景観を乱しません。
夜間収集がうるさいと思うでしょ？目立つ音が聞こえるのは15秒から20秒くらいですね。あっという間に去っていって全く聞こえなくなります。睡眠の妨害になることはないです。
観光の拠点になる
福岡市に住んでいると九州など色々観光を回りやすいです。日帰りなら南は熊本阿蘇や長崎、北は山口県、一泊すれば九州全域、北の方角は広島あたりまでいけます。
食べ物が旨い
福岡は食べ物が旨い。そう言われることが多いです。
個人的には全然そういうことはわからなかったし、やはりこれは好みもあるでしょう。個人的には福岡のがめ煮も雑煮も苦手で、モツ鍋とかはほとんど食べることがないし、魚介類に関しては他県産も美味しいと思うのでよくわからんです。
まあ福岡が美味しいと評価されているので美味しいのでしょう。
もちろんマイナス面もある
警固断層
福岡市は中心部を警固断層が走っています。政府の地震本部によるとこの地震が来れば最悪の場合福岡市を最大震度6から7が襲います。30年以内の発生確率は0.3-6％と低いので今生きている人は一生来ない確率が高いですが備えはする必要があります。
ガソリンが意外に高い
福岡市のガソリンは周辺の県や都市に比べ割と高いです。熊本などのほうが安いです。
福岡市の住むのはおすすめ
福岡市は非常にバランスが取れた都市です。便利でモノも豊富で家賃も安く、人は多すぎず、大きな災害も少ない。福岡市はとにかく生活しやすい。
特に僕の場合はランニングするので、1周2kmの大濠公園ランニングコースや室見川河川敷ランニングコースはランニング環境として魅力的です。大濠公園近くには平和台陸上競技場もあり、本格的な練習も可能。
最近は歩道も広く整備されてきて、安全で暮らしやすい都市にどんどん変化しています。
多くの人は関東へ集まりますが、あえて福岡市にする価値は十分にあると思います。
