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PM2.5のAQI値とµg /m³値を混同しないように

PM2.5の情報はあらゆるウェブサイトで見ることが出来ます。

ただ海外サイトでPM2.5を見るときは、ちょっと注意が必要かもしれません。サイトで表されている数値はµg /m³ではなく、空気質指数(AQI)だったりします。

このAQIの数値をPM2.5のµg /m³の数値と勘違いする人は結構います。

PM2.5情報サイト

そらまめ君ー環境省大気汚染物質広域監視システム

世界の大気汚染(世界大気質指数プロジェクト)

Air quality in the world (IQ Air)

PM2.5の指標を表す数値

日本では使われないが、海外ではAQIを使うことがあります。

AQI = Air Quality Index = 空気質指数

世界大気質指数プロジェクトで使われているAQIは、US EPA標準。

大気汚染レベル(US EPA標準)

分類AQI指数PM2.5
24時間平均
良い0–500.0–12.0 µg /m³
適度51–10012.1–35.4 µg /m³
デリケートなグループにとって不健康101–15035.5–55.4 µg /m³
不健康151–20055.5–150.4 µg /m³
非常に不健康201–300150.5–250.4 µg /m³
危険301–500250.5–500 µg /m³

海外サイトは数値が違う?

そらまめ君でチェックしたら日本はPM2.5が30くらいなのに、世界大気質指数プロジェクトのマップでみると中国はPM2.5が180もある。

中国の大気は今でも相当汚れているな。

と比べないように。その30は30µg /m³ですが、180の方はAQIなのです。

また、

A市がそらまめ君ではPM2.5が42なのに、世界大気質指数プロジェクトでA市を見たら117だった、おかしい!

どっちがあっているのか?

などと勘違いしないようにしましょう。表示している単位が違います。

そらまめ君ではA市が42µg /m³でも、世界大気質指数プロジェクトのマップで見えているA市の117の数字はAQIなのです。この117はµg /m³ではありません。

世界大気質指数プロジェクトでは各汚染物質ごとに数値をAQIで表示しています。なのでPM2.5が117となっていれば、それはAQIが117なのです。

ちなみに世界大気質指数プロジェクトの日本のPM2.5データは日本のそらまめ君を利用しています。

PM2.5を調べるときはAQIなのかµg /m³なのか、数値を混同しないように単位の確認を。

最近は噴煙のPM2.5が

2020年も8月になりましたが、八丈島の噴煙の影響もあって最近はPM2.5の数値が高い状態です。

外に出て遠くが霞んでいる、いつも見える山が見えないなど異常を感じたら、すぐにネットで大気汚染状況を調べた方がいいと思います。

最近は新型コロナの影響で屋外でもマスクをしている人がほとんどです。しかしジョギングをする人などもいますし、日常的に屋外でスポーツをやる人は特に情報を確認したほうがいいです。

また噴煙の影響で霞んでいる場合は噴出物の微粒子である火山灰が含まれていると、あれは鋭利なガラス粒子ですので、目の角膜も傷つけます。この場合ゴーグル推奨です。

もしいつか火山で大きな災害が起きればすぐにゴーグルが売り切れ買い占めて転売という状態になるでしょうから、とりあえず今のうちに一人一つはゴーグルを自宅に備えておいたほうがいいです。日本全国どこであろうと。

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