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車のタイヤ摩耗カスはどこへ消えているのか?

ちょっとこれは書きたかった記事です。

現在環境問題としてプラスチックストローがどうだとか、マイクロプラスチックがどうだとか問題提起され、車に対しては排ガス規制が極めて厳しく行われています。

しかしふと疑問を感じたことがありませんか?車のタイヤ交換時、タイヤは摩耗して減っていますよね?

この減ったタイヤゴムはどこへ消えているんでしょうか?

いや消えるはずはありません。空気中か、路面に積もって雨で流れて河川へ向かうのか?いずれにせよ規制に縛られることなく存分に撒き散らしているわけですよね?これは環境汚染になるんではないでしょうか?

タイヤ摩耗ゴムは一体どれくらいの量が出ているのか

二輪車のタイヤ表面

日本、世界には何万台の車が走っているでしょうか。

年間どれだけの車がタイヤ交換をしているか。1台分のタイヤ摩耗カスでも相当な量です。これが法に縛られることなく撒き散らされているわけです。

乗用車のタイヤは新品時の溝の深さは約8mm。それが徐々に減っていき、残り溝1.6mmでウェアインジケーター(スリップサイン)が現れ、タイヤを交換しないといけません。

つまりその時点で交換した場合、6.4mmの厚み分のタイヤゴムが自然界へ投棄されてしまったことと同じになります。

ところで年間どれくらいの量が出ているのか・・まるっきりわかりません。調査が行われてないようです。つまり問題視していないということでしょうか?

わからないので大雑把に想定してみます。

タイヤの重さは軽から一般車で1本5-10kgほど。大型トラックだと1本50kgほど。

甘い計算にしますが日本の登録車のタイヤ平均重量を10kgと仮定します。

摩耗後のタイヤが9kgまで減ったとする。これが4本と仮定。

タイヤ交換インターバルを5年とした場合に全国で登録されている車の台数をかけます。

最新の自動車保有台数

(令和元年6月末現在:82,122,890台)

出典:一般財団法人 自動車検査登録情報協会

約8200万台ですね。

これは2輪車も合わせた数字ですが、タイヤが重くタイヤ本数も多いトラックも含まれますのでとりあえず使用後の摩耗量1kgの4本で計算してみます。

摩耗重量は1本あたり1kgとしましたが10kgのタイヤでウェアインジケーターまで摩耗させると体積計算では実際は1.5-1.7kgほど減ると思われる

。登録車全てが5年でタイヤ限界まで消耗するとは限らないので1kgと甘くしました。タイヤ使用後の摩耗量が1台当たり5年かけて4kgとすれば。1年あたりで0.8kg消耗。これに8200万台をかけると、

6万5,600トン

私個人のざっとした計算ですので責任は持てませんが、毎年これだけのタイヤのゴムが日本国内の道路に撒き散らされていると想定しました。

実際はこの半分かもしれませんし2倍かもしれません。しかしこれやばいですよね?生活している中では目には見えませんが、路面へ付着したり空気中に浮遊して家の屋根など

に積もったり、そして雨が降ると水と混ざって雨水管へ流れ込み、河川へ注がれる。毎年6万5,000トンですよ!10年で65万トン・・20年で130万トン・・・。そして摩耗粒子の回収量は年間ゼロ。現状捨て放題。

いままで問題化されたことがありますか?

車が走ればタイヤは摩耗する。

摩耗したタイヤのゴム粒子は路面へ積もる、それは車が通過すれば巻き上がり、または雨が降れば、水と混ざって側溝へ流れ込み、タイヤ微粒子を含んだ側溝の水はそのまま河川へ。

そのタイヤ微粒子は海へ流れたり、川底や海底に沈んだり。そして魚介類が飲み込んでしまう。その魚介類を人間が食べる。結局それは人間へ戻ってくるのです。

正直さ、問題になっていないことが不思議なんですよこれ。

ゴミ投棄と同じです。環境問題としてなぜ取り上げないんでしょうか?

現在法令で規制されていない項目である

タイヤは産業廃棄物です。

しかし走行中に出るタイヤの摩耗カスは産業廃棄物とは定義されてはいない。空気中や路面へゴムカスを撒き散らし放題であるというのが現状。法令での規制はなく、摩耗粉は捨て放題、回収も行われていない

これでいいのでしょうか?

タイヤゴムは環境に悪影響を与えるのか

タイヤが摩耗するトレッド部は天然ゴムあるいは合成ゴムカーボンブラックやシリカ鉱物油、これに何種類かの配合剤で作られています。つまりただのゴムではないのです。

その中で気になるのは合成ゴム。

原料はナフサ。鉱物油なども石油由来の原料。この粒子が水と混ざり河川へ流れ込み、川底や海底に堆積すればそれは環境にいいはずないです。タイヤまるごとならではなく粒子として浮遊したり積もることはかなり厄介だと思います。

正直、対策のしようがない気もする

タイヤの摩耗を止めることは出来ませんし、タイヤが摩耗する際に生じるゴムの粒子を回収する手立てはないように思います。回収・・やはり無理ですよね。目に見えないような微粒子の回収はほぼ無理と思います。

そこで環境に影響の少ない材料でタイヤを作るという対策がいいのかもしれません。

で、気になったのが天然資源比率の高いタイヤ。

化石資源を一切使用しない世界初※の100%石油外天然資源タイヤ「エナセーブ 100」を2013年に完成させたほか、バイオマス技術をさらに進化させた「高機能バイオマス材料」の開発を進めています。

出典:住友ゴム 環境対応タイヤ(1)「100%石油外天然資源タイヤ」

このタイヤだとどうでしょうか?

天然資源の粒子が川や海の底などに堆積した場合環境への影響は一般タイヤと比べてどうなのか、成分が微生物で分解などされるのか?詳しいことはわかりません。私はこういう取り組みは好きですし興味あるタイヤです。

やはり環境に影響すると思われる特定の材料を規制したりするのが理想かもしれません。

マスメディアはこの問題を取り上げてほしい

ネットで検索すると少数ではありますが、かなり前から同じ疑問を持つ方がいたようです。

ですが現在でも規制のキの字もありませんし、そういう空気も全くありません。影響力のある誰かが立ち上がって問題提起し、専門機関が調査して、解決に向けて皆で議論していかなければいけない気がします。

タイヤ摩耗カスは撒き散らし放題

これでいいの?

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