焼きそばペヤングで有名な「まるか食品」。近年は大盛り系、激辛系、奇抜系の新作を次々と出してきているメーカーです。
同時にペヤングを使った大食いチャレンジ動画配信も増え、失敗した配信者が食べ物を吐いたり捨てたりすることが目立つようになりました。
ペヤングを製造するまるか食品、及び大食いなどにチャレンジする消費者について注意喚起したいことがあるので記事にすることにしました。
ペヤングの大盛りが出たのは最初は2004年で「ペヤングソースやきそば超大盛」だったと思います。ここはまだ常識の範囲内でした。
2018年に「ペヤングソースやきそば超超超大盛GIGAMAX」、2020年には「ペヤング超超超超超超大盛やきそばペタマックス」、そして2021年には「ペヤング 超超超超超超大盛ペタマックス 辛味噌ラーメン」「ペヤング 超超超超超超大盛ペタマックス 醤油ラーメン」が発売。
もはや開発陣のリミッターが外れたというか、どんどん過激化しています。
一方で「食品ロスの削減の推進に関する法律」というのが2019年10月1日に施行。政府は食品ロス(フードロス)削減を積極的に呼びかけています。
このペヤングの大盛りや激辛シリーズは全国の動画配信者の配信ネタとして使われることが多く、配信者は新製品が出るたびにこれらに挑戦し、大盛りであるペタマックスシリーズに関しては多くの場合は失敗に終わっています(少なくともニコ生はそう)。
限界まで胃に詰め込んだ挙げ句トイレで吐いたり、あるいは食べきれなくて捨てる。
ユーチューブの方は大食いに特化した配信者の成功例が多いかもしれないが、ニコ生配信者は大食いではない普通の人がチャレンジすることがほとんど。
激辛系の方も、激辛大食いチャレンジ配信であまりの辛さで牛乳を1リットル2リットルとがぶ飲みし、お腹がパンパンに張って最後にトイレで吐いてしまうパターン。
「ペヤング超超超超超超大盛やきそばペタマックス」のパッケージには「※絶対に一人では食べないでください。」と建前上注意書きがある。「ペヤング獄激辛やきそば」にも「※辛さが非常に強いため、激辛が苦手な方の喫食や早食い、大食いなどの挑戦はご遠慮ください。」との注意書きがあります。
が、メーカーのコンセプトが話題性や有名配信者などのチャレンジによる広告効果を狙っているのは明らかで、ずらりとならんだラインナップを見ても食べ物で遊んでいるようにしか見えない。
失敗してトイレで全部吐いてしまった配信者の中には、「食べ物で遊んで申し訳ありませんでした。」と謝罪する人もいました。
食べきれる自信がないのにチャンレンジし、限界まで胃に詰め込んだ挙げ句、気持ち悪くなってトイレで全部吐いてしまう配信者は何人もいました。
食品ロス言われている時代に、こういう悪い見本を有名配信者がネット上で生放送で動画を流し、そしてそれを見た視聴者が真似をする。まるか食品の製品は売れるが食品ロスも増える。
まるか食品はこうなることはわかっていたはずです。近年のまるか食品は昔とはすっかり変わってしまい、路線が超大盛り系、超激辛系、奇抜系へ代わり、もはや食べ物で遊んでいるメーカーにしか見えなくなりました。
商品に注意書きさえすればいいというのも無責任だと感じます。2人前くらいの超大盛りくらいの商品ならばまだ分かりますが、最近は明らかにチャレンジ目的であろう常識から逸脱し悪ふざけしたような商品を立て続けに出しているからです。
大食いチャレンジをして吐いたり捨てたりする消費者も悪いが、私はメーカーにも責任があると思います。まるか食品の方向性と姿勢は食品ロス削減という時代と逆行しています。もっと食べ物を大切にしてください。