車やバイクを自分でエンジンオイル交換する人が最も悩むのが廃油をどう処分するか。これが嫌でショップにオイル交換を任せる人もいます。
エンジンオイルの廃油を収集しない自治体は全国で多い。じゃあどうすればいいのか?販売店などへご相談くださいというパターンが多い。
自治体で回収してくれないとなると、自動車用品店やバイク用品店、ガソリンスタンド、あるいは業者などで引き取りをお願いすることになります。ただ、どこのショップやスタンドが引き取ってくれるのか、無料なのか有料なのか、と言うのはネットで調べてもなかなか出てこない。
エンジンオイルを市が燃えるゴミなどで収集しないといっても、疑問が湧く。市販の廃油処理パックにオイルを入れてもダメなのだろうか?
例えば福岡市はエンジンオイルの廃油は市が収集しないとなっています。しかし福岡市のホームセンターにはエンジンオイル用の廃油処理パックが普通に売っています。
燃えるゴミで出せないのに売っているのは変じゃないか?
たとえばオイル交換時にオイルをこぼしてしまえば、ウエスなどで拭き取って燃えるゴミで捨てる。これはいいのか?これがいいなら廃油処理パックも同じ原理ではないのか?
ということで福岡市 環境局 循環型社会推進部 ごみ減量推進課 へ問い合わせてみた。
問い合わせた内容は、福岡市はエンジンオイルの廃油は市で収集しないとなっているが「廃油処理パックに染み込ませたエンジンオイルの廃油は市は収集するのか?」
すると意外な答えだった。福岡市は廃油パックに染み込ませたエンジンオイルは燃えるゴミで出していいとのこと。
その理由は、廃油が液体の状態だと回収時にゴミ収集車の圧迫で破裂し、機材や路面等が汚損するのでダメ!しかし廃油パックなどに染み込ませた状態であれば燃えるゴミで出していいということらしい。
なんだ!以外にいいじゃないか!
つまり福岡市の場合は缶やボトルに入れた液状のままでは燃えるゴミでも燃えないゴミでも出せない。
しかしこういったオイルパックに染み込ませれば燃えるゴミで出すことが可能。
と福岡市はこのような感じです。他の自治体に住んでいる人も、ゴミ分別表でオイルを市が収集しないと書いてあってもオイルパックでならOKの場合もあるので一応問い合わせてみるといいと思います。
オイルを無料で引き取ってくれるショップもあります。オイル処理箱も数百円と安くはなく、ショップへオイルを持っていくためのガソリン代や時間という手間との天秤で考えながら決めるといいかもしれません。自作処理箱というのもありますが、オイルが漏れ出ないようにしっかりと作る必要があります。