騒音、クレーム、トラブル、最近良く聞きます。
特に集合住宅はお隣さんとトラブルになりやすい。世の中どれだけストレスが溜まってるんだと。特に周辺住民とのつながりがないほどトラブルが多い気がします。私は住民同士での横のつながりがトラブルを減らすと考えています。
今日は騒音について考えていきましょう。
生活騒音のいろいろ
洗濯機を使う
集合住宅では深夜の洗濯機使用は控えたほうがいいです。
平日は残業で遅くなる人もいるでしょうから、夜遅くに洗濯の必要がどうしてもあるなら、そういう場合はコインランドリーがおすすめです。
掃除機をかける
これも集合住宅では深夜の使用は控えたほうがいいと思います。
あと休日の早朝も騒音が迷惑になる場合があります。掃除の音って結構響きます。平日遅くまで働いてる周りの住民は疲れが溜まっているので休日はゆっくり寝ています。
休日の早朝6時7時くらいから掃除機かけたり洗濯機回したりすると目が冷めたりしてゆっくり眠れません。 お隣さんの活動パターンなど考慮しながら行動するのが望ましいと思います。
掃除機はモーターの音というより、掃除機のノズル先端を転がしたり壁に当てるときに出る音。これがお隣さんや下の階などへ響くのです。
なので正しい掃除機のかけ方というものを身につけることで騒音はかなり減ります。壁にコンコン当てても壁が傷つくだけで綺麗にはなりませんから。
風呂・シャワーの音
夜中だと気になることも多いかと思います。
集合住宅では深夜の使用はなるだけ控えたほうがいいかもしれません。ですが残業で遅くなる人もいますからある程度は理解していただきたい感じもします。
干した布団を叩く
干した布団を定期的に思い切りパンパン叩いてもホコリが舞うだけで全く意味がないんです。むしろ生地を痛めてしまうだけで逆効果。
ただ、干した布団を室内にしまうときに、花粉などを払うという意味では効果あります。ただ、大きな音でパンパンやる必要はないです。軽く払ってあとは掃除機で吸い取って下さい。
部屋で騒ぐ
これ結構聞こえるんですよね。たとえ昼間でも友人など呼んだときは調子に乗りすぎて馬鹿騒ぎしないように要注意です。
ただ、赤ん坊の鳴き声は仕方がない部分もあります。
これは周りの居住者が理解していただきたい部分です。お隣さんと顔を合わせたときには、挨拶がてら、泣き声について「いつもすみません」と一言添えるだけで相手のストレスはかなり緩和されます。むしろ相手からいいアドバイスがもらえることもあります。
PCやテレビ、ゲームの音
深夜は音を控えめに。夜中まで存分に聞きたいならヘッドフォン推奨です。設置場所を工夫しましょう。
エアコン室外機
分かります。建物の構造や取り付け方法や場所によっては壁が共振することもあります。ただ、最近は夜間でも暑いですし、生命活動に影響が出るような気温での使用は仕方がないと思います。
車やバイクのエンジン
通勤で使う場合はある程度仕方ない部分もあります。
あまり長く暖気をしないですみやかに発進する。電気自動車や電気バイクはその点優れていますね。まあ通勤通学時のエンジン始動はそれほど文句言う人はいないと思います。ただ爆音マフラーなどにカスタムしている人は注意です。
犬の鳴き声
これはたしかに迷惑になりますね。集合住宅内でなくとも、数件先の家までにも音は響きます。これはきちんとしつければ解決できることです。
風鈴の音
これは騒音でしょうか?日本人でこれがストレスになるのはかなり重症だと思います。
ここまで来ると音量の問題ではなく、気になるかならないかという個人の捉え方の問題の気がします。
一度気になり始めるとどんどん気になりますからね。単に神経質になっているだけなら風鈴を取り外して解決です。
しかしクレームが「騒音」に対してではなく「隣人」に向けたものであるとすれば、風鈴を取り外しても今度は別の事でアラ探しをされ、なにかしらクレームを付けてくるでしょう。
音に厳しいスイスの決まり
かつてカウベルの音で睡眠障害になったとして訴訟があり、さらには教会の鐘の音まで訴えられ最高裁で争われたスイス。このスイスでは騒音関連の決まりが多くあります。
22:00-6:00の夜間から早朝にかけては騒音を立てることが出来ないのです。
この時間は休息タイムということです。集合住宅ではこの時間帯にシャワーや洗濯機や掃除機をアパートのルールとして禁止にしていたりします。中にはトイレを流すことまで禁止にしているところさえもあります。そして休日の芝刈りも禁止。子供がちょっと騒いでも通報。
騒音にからんだ隣人同士のトラブルや口論が多いスイス。音にはかなりナーバスなようです。
面識がない相手同士ほどトラブルになりやすい
お隣さんなどと普段会話やコミュニケーションがあるとトラブルはずっと減ります。
挨拶だけではダメで、普段からちょっとした会話や付き合いがあると違うということです。 たとえ同じ音を出したとしても相手のストレスはかなり変わりますし、喧嘩腰にならずに交渉もしやすくなります。
これが顔も合わせたことがない全くの他人同士の場合だと、どういう人間かさえも全くわからない状況であり、騒音でうるさいことがあると相手への悪いイメージばかりが膨らみます。それはストレスを加速させ、隣人同士でのトラブルや喧嘩へ発展することがあります。
大切なのはコミュニケーション
生活をしている以上ある程度の騒音は誰でも出ます。
特に最近は集合住宅で狭い空間に多くの人が暮らしています。
時間帯などいくら気を使っていても、どれだけ小さな音に抑えても、相手がその種の音をひとたび気になり始めると行動のすべてがストレスとなり、それは時間が立つほど敏感になり、そこにトラブルが発生します。
面識がない、どんな人かもわからない相手の部屋から漏れる音が気になり始めると、あなたが知るその隣人の情報は「騒音」のみです。
お隣さん=騒音=悪い人というイメージが出来上がれば、あなたはその人が出す音に対してさらに敏感になってしまいます。
もしもコミュニケーションがあり、相手がどのような生活スタイルでどのような人物か認識できていれば、その生活から漏れる音はそれほど気にならないものです。
ストレスやトラブルはかなり減ると私は考えます。
ここでいうコミュニケーションとは、挨拶だけ交わす関係ではなく、それに加え多少の会話などが必要だと思います。ただ単にセリフになっているような挨拶のみでは相手の性格も生活環境もなにもわかりません。
やはり気分良く生活したいよね
一軒家ならまだしも多くの人が密集して暮らす集合住宅は、周囲へ迷惑になっていないかという配慮は必要です。
隣人がクレームを出してきた、だからうるさい人だ、だからあまり関わらないでおこうというような決めつけ方をしないで欲しいです。
それはその人の一部でしかありません。面識がない人同士が最初に関わり合うきっかけがトラブルであれば、その人のすべてが悪く見えがちです。ですが、ちゃんと話すととてもいい人だということも多いです。
生活騒音問題は必ずしも音量の問題ではないのではないかというのが私の考え。音が小さければクレームやとトラブルがないわけでもない。ここで大切になるのがコミュニケーション。
コミュニケーションは大切!