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青切符は生ぬるい!一発免停にするべき悪質な交通違反

福岡の海の中道の事故をきっかけに飲酒運転が厳罰化。

誰一人として止まらなかった信号機のない横断歩道は社会問題となって改善。

違反がまかり通りすぎていて社会問題化するべき交通違反はまだまだ多くあるが、その中でも極めて悪質で危険な違反、これだけは今すぐ道路交通法を改正し、厳罰化するべき危険な違反が一つある。

それは、黄色信号でわざと加速し、赤信号の交差点に飛び込むように突っ込んで殊更ことさらに信号無視する危険行為。この違反は6点の免許停止が妥当。この違反がたった2点の青切符はおかしい。

毎日日常のように見る違反だが、この一つの違反の危険性と悪質性を訴えるためだけの記事です。

なぜそこまで危険で悪質かを語っていきます。

赤信号を殊更に無視

これが典型的なパターン。黄色になると加速した車が交差点を突っ切ります。最後に赤信号の交差点にかなりの速度で突っ込んでくる乗用車。

不注意による信号無視ではなく、信号が赤とわかっていて、あえてアクセルを踏み込んで赤信号の交差点に急いで突っ込んでくる車。

動画は北海道札幌市ですが、僕が住んでいる福岡市でもかなり多い。ほぼ毎回見ます。歩行者側で待っていると、歩行者信号が緑に変わった瞬間、赤信号を無視した直進車がエンジンを唸らせながら猛スピードで横切っていく場面もよくあります。

赤信号を殊更に無視する車が危険な理由

スピードを上げて赤信号を殊更に無視する車は、検挙で一発で免許停止にしたほうがいいという理由です。故意にスピードを上げて赤信号を突破する行為はそれほど危険行為です。免許を事前に返納したほうがいいレベル。

  1. 右折車と衝突するリスク。
  2. 交差点出口で横断する自転車や歩行者と衝突するリスク。
  3. 加速して信号無視する車は頑なに突っ込んでくる。
  4. 青信号で通過する車よりもスピードを出している。
  5. 駆け込み信号無視は常習性がある。

また、黄・赤信号で加速して前車に詰めていく行為は、黄・赤色信号で停止しようとする前車に衝突する可能性があるため危険。

危険運転致傷罪となった判例

赤信号を殊更に無視したものでは、平成25年(う)第1744号危険運転致死傷被告事件の東京高等裁判所第1刑事部判決があります。

トラックが制限速度を20km/hも越えた60km/hで赤色信号を無視し、交差点出口で青信号の横断歩道を渡っていた小学生2名と衝突し死傷させた裁判。これは赤信号を殊更に無視したとして危険運転致死傷罪が成立し懲役6年の判決が出ています。

ドライバーの主張では50m手前で黄色信号を認識しアクセルを一旦離したが、赤で止まれないと判断したので再びアクセルを踏んで60km/hで赤信号状態の交差点へ進入。その先の横断歩道(停止線から46m先の交差点出口の横断歩道)で死傷事故を起こしたもの。

信号機というのは赤になって2秒後に交差する信号が青に変わります。60km/hは約16.7m/sなので、46m進むのに2.75秒。小学生が青信号を渡って衝突する位置まで進んでいたということは、トラックは赤に変わって2-3秒後に停止線を通過したと言えます。

いろんな言い分はあるかもしれないが、そもそもすぐに停止できないトラックであるなら交差点を通過するときは黄色(約3秒点灯)に変わっても停止位置で止まれる速度で走るべきである。それが制限を20km/hも越えていたということは普段から安全意識が全く足りてないということ。

これと同じような違反が毎日の当たり前のように日本全国で繰り返されているのです。

加速して信号無視する車は一発免停が妥当

黄色は止まれなのに、駆け込みで交差点を通過しようと加速し、赤信号の交差点へ猛スピードで突っ込んでいく。中には指定速度50km/hの道路を80km/hくらいで赤信号突破していく車もいる。

これは右折車とヒヤリハットする場面が多く、横断を始めた自転車や歩行者へ猛スピードの違反車が衝突すれば死亡事故となるでしょう。

危険な違反を故意にやっているのです。分かりますか?たとえ事故を起こさなくても相当悪質な違反です。猛スピードで歩行者がいる歩道へ突っ込んでいく暴走車と変わらないレベル。

例えばドイツでは赤に変わって1秒以内の信号無視(危険行為を伴わない場合)は軽微な違反ですが、1秒を越えた信号無視は、1回の違反で1ヶ月の免許停止となります。赤に変わって1秒以内であっても危険行為を伴う場合は、1回の違反で1ヶ月の免許停止です。同じ信号無視でも色々と分けてあるのです。

そもそも日本でも信号無視は検定中にやれば一発で試験中止です。本来それくらい危険で重い違反。それが免許を取ったあとでは3回信号無視してやっと6点となり免許停止。

同じ信号無視でも加速して赤信号を殊更に無視する行為は特に悪質です。この行為は1回の違反で6点の免許停止にするべきです。またドイツ同様に赤に変わって1秒を越えた信号無視も免許取り消しが妥当でしょう。危ないドライバーは公道から排除していくべきです。

海外のように赤信号カメラ(Red light camera)を交差点に設置(一応日本でも一箇所だけあるらしいが)するべきだと思います。アジアや欧州やアメリカではこの赤信号カメラが導入されています。

日本の機器はどうかわかりませんが、海外のものは車両速度や信号が赤になってからの経過時間、またビデオクリップも記録されるものもあるということで、速度超過、赤になってからの経過時間などに応じて6点の免許停止または12点の免許取り消しの重いペナルティを科せばよいです。

ペナルティを厳しくすれば解決するのか?いや、この違反は常習性が強いので、危険なドライバーを公道から排除するという目的で行なうべきでしょう。

とにかく、赤に変わってからもわざとアクセルを踏み込んで猛スピードで信号無視する車があまりに多すぎます。このまま対策強化もなく放置はダメです。

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