「サービス復旧のお知らせ」という件名の詐欺メールに注意!2021年10月13日

煽られる側にも原因がある?いいえ原因はあなたの精神にあります

煽り運転について「煽られる側にも原因がある」というような記事を見かけます。メディアがこういう記事を書いているのが驚きです。

教習中にそういう考えで運転していたら免許は間違いなくとれないでしょう。

運転は自分基準で考えてはいけません。

相手にイライラするなら免許を返納したほうがいいです、イライラ運転は大変危険。

こういった妨害運転に至った行為を、きっかけとなった相手側に責任転嫁(むしろそちらに比重を置く)するような発言はメディアが書く記事としては不適切だと思います。

こういう考え方で運転している人がいる限り煽り運転(妨害運転)はなくならないでしょう。

道路は色んな人が乗っていることを理解しよう

公道はプロのレーサーが集まる場所ではありません。

運転に慣れた若い男性が運転する車ばかりではありません。

そこには初心者からベテラン、そしてタクシーなどプロの運転手、年齢も若い人から高齢者、女性だって運転します。運転技量はピンきりです。

公道では速く運転するほうが正義ではないということに注意してください。

自分と比べて自分基準で技量が下手な人は運転するな!という考えは禁物です。そういう自分基準でしか考えられないような人は免許を返納したほうがいい。

初心者は当然技量は少ない。だから慎重に運転する。それが安全運転です。初心者が熟練者のペースに無理に合わせるほうが危険なのです。

遅い車には理由がある場合も

遅い車には理由がある場合もあります。

ケーキなど壊れやすいものを配達する車。ガラスなど割れやすいものを運ぶ車。

何もかも自分と同じ条件で走っていると思ってはいけません。

割り込んだ車はワザととは限らない

運転中に割り込まれ、相手が嫌がらせしてきたと勘違いしてしまうドライバーがいますが、相手はわざとやったとは限りません。

ミラーの死角で見えてなかったり、確認不足だったりする場合がほとんどです。

これを喧嘩売られたと受け取ってキチガイのように怒り狂い復讐行為にでる人は運転適性がありません。今すぐ免許を返納しましょう。

イライラは事故の元

相手が遅い、譲らない、イライラ。そしてどんどん詰める。

遅く走る相手に原因があると言いたいのかもしれないが、イライラ運転は事故の元。

運転スケジュールにも、気持ちにも余裕を持ってください。

安全が第一です。

やられたからやり返すは極めて危険

ドライバーの中には「割り込んできたからやり返す!相手に原因がある!」という人もいます。

しかし相手はワザとではないかもしれません。故意にやったわけでもない相手に対し、やり返す行為は極めて危険な行為。

タイミング悪く割り込まれてヒヤッとしたなら、その一瞬だけのヒヤッとで終わりです。それで終わってよかったとするべきです。故意にやり返す行為は自分でワザと危険を誘発している行為であって、やり返しても仕方がないというような考えは道交法では一切認められていません。

100倍返しみたいに延々とつきまとって嫌がらせしたり、ワザとギリギリに割り込んで急ブレーキや、無理やり停止させて相手を引きずり下ろすなど、こういったレイジモンスターはもう免許を生涯なくしていいレベル。

遅いなら譲れ!という精神

まず最初に心得ておくべきことは、「邪魔だドケドケ精神」なんて交通教訓は運転教本のどこにも書いてありません。

よく言われる「高速道で追い越し車線を遅い車が延々と走るのは迷惑。」というのがあります。これは追い越し車線を走り続けるのは道路交通法違反です。これは最もな考えです。

追い越し車線を走り続ける車は多く、これは遅い速いに関係なく、追い越し車線を走り続ける行為は速かろうが遅かろうが通行帯違反になります。

メディアの「後ろの車に譲るということを教えない教習所が悪い。」という記述を見ました。

ですが、追いつかれた車両は後続車両に速やかに進路を譲るということは教習中に教本で見たことがあります。授業でも教わっていたかもしれませんがそこまで覚えてはいません。とりあえず私は教習所で学びました。

実際の場面でどうかというと、高速道の追い越し車線では守られている感じはしません。

ただ、追い越し中の車に対し、さらに後ろから制限速度を大きく超えて猛スピードで車が追いついてきて追い越し車線で煽られているようなケースも多い。

煽った側がその手前から制限速度を超えてぐんぐん詰めてきているパターンは多く、速度違反するために譲れというのならば、この場合譲る義務は発生しませんが、追い越し車線を走り続けるのも違反ですので注意してください。

追い越しが終わったらすみやかに走行車線へ戻ります。もちろん十分に前に出て車間をぐっと広げてから戻ります。そうしないと後ろがブレーキを踏むことになります。

以下、道路交通法の第27条です。

(他の車両に追いつかれた車両の義務)
車両(道路運送法第九条第一項に規定する一般乗合旅客自動車運送事業者による同法第五条第一項第三号に規定する路線定期運行又は同法第三条第二号に掲げる特定旅客自動車運送事業の用に供する自動車(以下「乗合自動車」という。)及びトロリーバスを除く。)は、第二十二条第一項の規定に基づく政令で定める最高速度(以下この条において「最高速度」という。)が高い車両に追いつかれたときは、その追いついた車両が当該車両の追越しを終わるまで速度を増してはならない。最高速度が同じであるか又は低い車両に追いつかれ、かつ、その追いついた車両の速度よりもおそい速度で引き続き進行しようとするときも、同様とする。

出典:道路交通法第27条

道路交通法の記述はちょっと見にくいですが、政令で定める最高速度が高い車両に追いつかれた場合についてという点を見逃さないでください。

わかりにくいですか?

では、自動車の卒業検定試験の採点項目に次のようなものがあります。

追いつかれ義務違反
2 車両通行帯が設けられていない道路の中央(一方通行となっているときは道路の右側端)との間に追いついた車両が通行するのに十分な余地がない場合に、できるだけ道路の左側端に寄ってこれに進路を譲らないとき。ただし、追いついた車両が明らかにその道路の最高速度より速い速度の場合には適用しない。

出典:運転免許技能試験に係る採点基準の運用の標準【 減点適用基準】 警察庁

追いついた車両が明らかにその道路の最高速度より速い速度の場合には適用しない。ということです。

つまり一般道の片側一車線しかない50km/h制限の道路で50km/hで走行中、後ろから70km/hくらいで追いついてきた車がいたとしたら、譲る義務は発生しません。

ただし、一般的には交通の流れをスムーズにするために、左側の走行レーンへ戻れる状態であれば速やかに戻るべきです。

繰り返しますが、高速道路で追い越し車線を延々と走り続ける行為は違反ですので注意してください。

また90km/hで走る車へ100km/hの車が追いつき、100m手前から100km/hで追い越しを始め、100m引き離して戻った場合、追い越し完了までに約72秒かかります。

ここを110km/hで追いついた車が追い越せば36秒で追い越せます。130km/hで追いついた車なら18秒で追い越せる。ただし法定速度を守れば追い越しというのは時間がかかる。

ここへ後ろから130km/h140km/h、あるいは160km/h以上で追い越し車線を走り続けるイキった車が追いついて煽り続けている場面はよく見ます。

たとえば軽自動車やトラックなどは追い越しに時間がかかります。トラックは普通に追い越しをやっても、イキったドライバーからはずっと追い越し車線をもたもた走り続けているように見えることがあります。

トラックは仕事ですので、特に長距離トラックは少しでも速度差があれば追い越しにかからないと到着が遅れてしまいます。

それと、追い越し車線は法定速度を超えていい車線ではありません。140km/hや160km/hで追い越し車線を走り続ける車へ譲る車線でもない。

交通の流れに乗るのが安全?

交通の流れに乗るのは速度差が緩やかなため接触事故のリスクが少ないという面では安全です。

しかし運転技量は人それぞれであり、車種や運んでいる貨物によってもペースは異なります。なので全てに当てはまるものではありません。

流れと言っても国道のバイパスでは90km/hくらいで流れていることもあります。これは速度違反です。合わせてはいけません。

制限速度内でも、慣れたドライバーの流れに初心者が無理に合わせることは危険です。自分の技量に合わせたペースで運転するべきです。無理に合わせるとカーブを曲がりきれなかったり事故の原因となります。

検定試験でそれが出来ますか?

運転教本で、遅い車がいたら煽る、割り込んだ車がいたらクラクションを鳴らす、というような行為を養護するような教え方は一切ありません。

安全運転が基本です。

運転技量で相手を攻めるのは見当違いです。下手な人がいたら、上手い人がうまくタイミングなど調整することで事故を防止できます。自分の技量を相手に求めること(または強要するような考え)がそもそもの間違いです。

遅い車を煽る行為は危険運転です。技量が足りないでモタついたりする場合はあるでしょう。それにイライラして故意に煽る行為は悪質です。

煽ることで相手を焦らせて事故を誘発することになります。

もしも検定中にやろうものなら免許は永久に取れないでしょう。教習車がどういう運転をしているか思い出すべきです。あれが見本です。

まずは免許を取り直し、安全運転の基礎から学んだほうがいいと思います。

最後に

世間で問題となっている煽り運転というのは単に車間が狭い車間距離不足のことではなく、妨害を目的とした妨害行為のこと。

割り込みやクラクションなど、「煽られる側が何らかの発端となっている」場合がほとんどだが、妨害運転に至った理由に「煽られる側にも原因がある」という言い方や考え方はおかしい。

すれ違いにたまたま肩がちょっとぶつかった。だから問答無用で相手を思い切り殴った。ぶつかった方にも原因がある。と言っているのと何ら変わらない。

割り込みやクラクションでムっとすることはあっても、ほとんどの人は妨害運転に至らない。頭に血が登ってレイジモンスターとなり妨害行為に至ったのはその本人の精神的な問題です。

全国のドライバーすべてが完璧な運転というのは無理な話。周囲が自分が理想とする運転に沿わないからと、いちいちイライラしていたらキリがありません。

公道は安全が第一です。時間にも気持ちにも余裕を持った運転を心がけるべきです。

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