ネットでよくある疑問、ホームページとウェブサイトって何が違うのか?
同じようなものを指しているのになぜ呼び名が2つあるの?と感じる人も多いはず。
この記事での「ホームページ」は、記事のタイトル「ホームページとウェブサイト」が論点であるため、ブラウザ起動時のスタートページではなく、日本で多くの人が感じるウェブサイトとの違いについて。
つまりウェブ上のページの集合体をホームページと話していることを前提に書いていきます。
ホームページとウェブサイトの違い
結論を先に書きます。
ホームページ
ホームページとはウェブサイトの正面にあるメインページのこと。
これはつまりフロントページ、インデックスページのことである。例えばこの記事のウェブサイトのホームページは https://kanmegu.com/ の単一ページのことです。サイト全体の事ではありません。
ドメイン上のウェブページ全体のことをホームページと呼ばれることがあるが、これはウェブサイトのこと。
ここではウェブ上のホームページについて記したが、ブラウザを起動した時の初期ページもホームページと呼ぶ。これはスタートページとも言われます。
ウェブサイト
ウェブサイトはつまり誤用された意味でのホームページのこと。
ウェブサイトとウェブログ(ブログ)が分けて考えられることが多いが、ブログもウェブサイトである。ブログはweb·logの略称であり、ウェブの記録、つまりウェブサイトを日記化したもの。
ツイッターなどはマイクロブログというカテゴリであってこれもブログの一つでありウェブサイトです。
なぜ2つ言い方ができたのか
ここからは個人的な意見となります。
Windows Me時代はウェブサイト全体のことをひっくるめてホームページという言い方をしていました。あのころは個人ホームページブームでホームページビルダーというソフトが売れていた。
この頃は雑誌などで盛んにホームページを言う言葉が使われていた。おそらくそれに流されて世間一般でもホームページと呼ぶようになったのではないでしょうか?
Windows XP時代くらいからブログブームが来て、そしてWindows Vista時代になるとツイッターなどのマイクロブログブーム。
気がつけば、ホームページという言葉は影を潜め、ウェブサイトという言い方が広まっていた。
今でもウェブサイトのことをホームページという場面はわずかにあります。特に各省庁のウェブサイトではサイト全体のことをホームページという呼び名で今も使われています。
つまり流れ的に見れば、昔は一般的にウェブサイト(特にパーソナルウェブページ)のことがホームページと誤用されていた。現在はウェブサイトと正しい名前で呼ぶことが多くなっている。
いい時代の流れではないでしょうか?