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不快という理由でマスク着用へ踏み切れない接客業は、何をすべきかわかっていない

インフルエンザ流行、そして2019新型コロナウイルス(2019-nCoV)が今問題となっています。

こういう中でホテル、銀行、ショップ、観光業など接客をする側がマスク着用へ踏み切れてないというニュースがあります。

まだ世間一般では新型コロナウイルスというものが甘く見られている感じでしょうか?厚生労働省の「過度な心配は不要です」という言葉の影響もあるかもしれません。

のんびり構えていていいものか。広がっていない今の状況でしっかり対策をすることこそがウイルス撲滅のチャンスではないでしょうか?ひとたび全国へ広がってしまうともう手がつけられなくなる可能性だってあります。

不快な印象を与えるから着用しない

マスクをためらう理由は「不快な印象を与えるから」ということだそうですが、もう何言ってるのかわかりません。

マスクが不快な印象になるでしょうか?私はそうは思いません。マスクしていると衛生管理をきちんと行っている感じに見えます。むしろマスクしていない方が不安になります。

マスクがない状態で咳などされたらかなり不安になりますよ。咳エチケットの問題が発生し、そっちのほうが不快です。そもそも不快な印象などそんなこと言っている状況ではないと思います。変なこだわりは捨てるべきです。

経営者は危機感がなさすぎではないでしょうか?接客業は多くの人と接客するのです。一般人よりも感染のリスクは高い。その従業員に対してマスク着用をためらう。こういう楽観視した呑気な思考が後に痛い目を見ることになることはよくあるパターンです。

そしていよいよ日本全国で新型コロナが流行して窮地になったら会社は着用を命令するのでしょうか。しかしそれでは遅いのです。それではいつもの日本の後手後手対策と同じ。

広げないためには感染が広がっていない今しっかりと対策するべきです。広がってからやったって遅い。

対策はいつも後手後手という歴史の日本

日本はいつも確率の低いリスクに対しては、実際起きるまで思い切った対策をすぐにしようとしない。徹底した対策をしようとしない。そして、いざ災害や事件、事故が起こってからやっと本気で対策を始める。

地震でブロック塀が倒れ死者が出た、じゃあ対策。

ガソリンで放火され死者が出た、じゃあ対策。

飲酒運転で悲惨な事故が起き死者が出た、じゃあ対策。

あおり運転で悲惨な事故が起き死者が出た、じゃあ対策。

高齢者の運転する自動車が歩道へ突っ込み死者が出た、じゃあ対策。

多くは起きる前から危険性は予測できたことであり、もともと危ないとわかっていたのに十分な対策をしなかった。そしていよいよ大きな災害や事故や事件が起きて被害者が出てから徹底的に対策をする。こういうパターンが多すぎるのです。

いつもいつも後手後手。後の祭り。だから危機感がないと言われるのです。

不快だからとマスクをためらう接客業も同様です。

マスクは効果ない?いいえ効果あります

昔のマスクは隙間だらけでした。顔との間に少しでも隙間があると空気はすべてそこから出入りします。しかし最近は隙間を作らない密着型のマスクが増えてきました。

サイズのあったものを選ぶ。耳掛けが緩いせいで抑え込みが不十分にならないよう。密着性のいいものを選びましょう。

小さなウイルスをマスクのフィルタで捉えられるのかという問題については、大気中を漂うウイルスは大きさが0.1µm(ちなみにPM2.5が2.5µm)と極めて小さくマスクを楽に通過するでしょう。

だから意味ないと訴える人がいます。

しかし喉などの粘膜で増殖したウイルスが咳やくしゃみによって飛び散る場合は飛沫の唾液粒子に含まれた状態で飛びますので大きさが5µm以上程もあります。この大きさならマスクで捕集出来ます。

マスクは自分が咳をする場合は周囲にウイルスをばら撒かない効果がありますし、健康な人がマスクをすれば、付近で咳をする人のウイルスを吸い込まないように抑止する効果があります。

よって人混みや人と接触するような場面ではマスクが推奨されます。

しかし使い捨てマスクの使い回しはよくありません。使い捨てタイプならば一度使ったら捨てる。見た目汚れていなくてもウイルスや菌が多く付着しています。

マスクで100%防ぐことは出来ませんが、飛沫感染予防には十分に効果はあります。マスクは着用するべきです。

私はいいたい

見た目や印象よりも安全優先です。マスク着用させてあげてください。無意味なこだわりや意地はなくして何をするべきかよく考えてください。

2019新型コロナウイルス感染がまだ拡大していない今が効率的にウイルス撲滅出来る最大のチャンスなのです。これを逃すとややこしくなるかもしれません。

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